この度、NRIセキュアが発売する「SecureCube / Message Crawler」は、こうした問題を解決するために、通信メッセージログを収集し電子メールに変換して、社員の電子メールアカウントにひも付け、電子メール形式で一元管理することを可能にしました。また、既に電子メールの記録保管や監査の対策のためのシステムを導入している場合は、既存システムを修正することなくそのまま活用できるため、メッセージログの取得・管理の効率化と通信メッセージログをそれぞれ管理していた運用負荷の軽減を実現します。
■「SecureCube / Message Crawler」の主な機能
・下記の通信メッセージログを各管理システムから自動的に収集
・収集したログを電子メール形式に変換
・通信メッセージベンダーが提供するサービスのアカウントを、それぞれ社員の電子メールのアカウントにひも付けし、統合
・収集した通信メッセージログの取得元情報を、変換した電子メール内に記録
・電子メールに変換したメッセージを、既存の電子メール記録保管システムや監査システムへ転送し、ファイル出力も可能
■「SecureCube / Message Crawler」が対応している通信メッセージ(2009年9月時点)
・金融情報ベンダーが提供するメッセージサービス
・NRIセキュアが提供するセキュアなファイル送受信サービス「クリプト便」
「SecureCube / Message Crawler」は、みずほ証券株式会社に2009年8月に先行導入されました。それまで、みずほ証券では、電子メールと金融情報ベンダーが提供するメッセージサービスのログを収集し、監査を実施していましたが、金融情報ベンダーが提供するメッセージサービスのログは、収集方法、書式、アカウントなどが電子メールと異なるため、個別にログ収集や監査を行う必要があり、運用に負荷がかかっていました。「SecureCube / Message Crawler」を導入することで、既存の電子メール収集、監査システムを活用し、すべてのログを一元管理することが可能になり、ログ監査業務の効率化と作業負荷の軽減が実現しました。
NRIセキュアでは、今後「SecureCube / Message Crawler」が対応できる通信メッセージログの種類を順次拡充していく予定です。
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