参加を確認したAPEC首脳は、オーストラリアのケビン・ラッド首相、チリのミシェル・バチェレ大統領、韓国の李明博大統領、ニュージーランドのジョン・キー首相、ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相、タイのアピシット・ウェーチャチーワ首相、ベトナムのグエン・ミン・チェット大統領です。さらに、米国のバラック・オバマ大統領、中国の胡錦濤国家主席、マレーシアのナジブ・ラザク首相、カナダのスティーブン・ハーパー首相、日本の鳩山由紀夫首相が今回の名誉あるサミットにて講演を行う予定です。
世界が経済回復へと向かう中、企業のトップも政府首脳陣と共に、総合的主題である「世界経済の再建:危機と機会(Rebuilding the Global Economy: Crisis and Opportunity)」に関する2日間にわたる討論へ参加し、全力を挙げて取り組みます。
プライスウォーターハウスクーパースのグローバル・チェアマンであるデニス・マクナリー氏、リー&フォングループのグループ・チェアマンであるビクター・フォン博士、ブルネイ経済開発委員会の会長であるティモシー・オン氏が、「最悪のグローバル危機は終息したのか?(Is the worst of the global crisis over?)」という主題について討論する予定です。また、パキスタンのショウカト・アジーズ前首相、シェブロンのジョン・ワトソン副会長、米国弁護士会コーポレート・ガバナンス委員会のキャロル・ハンセル会長、韓国投資公社の漁允大会長が、危機後の世界経済における規制について議論します。
HSBCホールディングスのスティーブン・グリーン会長がグローバル金融危機と将来の展望について講演するほか、中国工商銀行の姜建清会長、DHLグローバルフォワーディングのヘルマン・ウーデCEO、エスケル・グループのマジョリ・ヤン会長が、グローバル金融危機に対する中国の反応について討論します。また、コペンハーゲン・コンセンサス・センターのディレクターであるビヨルン・ロンボルグ氏とコペンハーゲン気候評議会の会長であるティム・フランネリー教授が、思想リーダーとして「グローバル温暖化に関する経済的意味と無意味(Economic Sense and Nonsense about Global Warming)」について語ります。
マイクロソフトのチーフ・リサーチ・ストラテジー・オフィサーであるクレイグ・マンディ氏、楽天の三木谷浩史CEO、プロクター・アンド・ギャンブルのアジア担当グループ・プレジデントであるデボラ・ヘンレッタ氏が「次なる大変化(the next Big Thing)」について討論を行うほか、シンガポール政府投資公社のトニー・タン副会長、ノルウェー銀行投資部門のイングヴェ・スリングスタッドCEO、クウェート投資庁のマネージング・ディレクターであるバドル・ムハンマド・アル=サアド氏がグローバル経済再建における国家運用基金や国際機関の役割について語ります。
エクソンモービルのレックス・ティラーソン会長兼CEO、シーメンスのペーター・レッシャー会長兼CEO、マヒンドラ&マヒンドラのアナンド・マヒンドラ副会長、モルガン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長がキショール・マブバ二教授主催のセッションでグローバル経済における「次代の潮流(shape of things to come)」について討論します。
「グローバル危機がどのように世界を変えるのか?(How will the global crisis change the world?)」というセッションでは、シンガポールのリー・クアンユー顧問相がグローバル金融危機のインプリケーションについて説明します。
今回シンガポールで初めて開催されるこの特別国際フォーラムは、太平洋の超大国からリーダーの集うAPEC首脳会議と並行し、超満員で開催されます。
APEC CEOサミット2009の組織委員会会長であるチョンシャク・チン氏は、次のように述べています。「今年のAPEC CEOサミットは、政府や国際ビジネスにおいて非常に影響力の高い方々を集め、アジア太平洋地域の直面する深刻な社会経済問題やビジネス上の懸念について、幅広く討論してもらうことになります。」
チョンシャク・チン氏は、さらに次のように付け加えています。「今回のサミットは、来年のグローバル経済の様相を占う上でも、不可欠な役割を果たすでしょう。今まさに、持続可能な新しいビジネス・モデルを生み出す必要性がありますが、今回のサミットは、このプロセスを促進するためのものです。グローバル経済の将来に関する考えを全参加者に問うというのは初めてのことで、サミットに先立ち、APEC首脳陣と共有されます。さらに、サミットの結論は、首脳陣の帰国前に検討事項として提出されます。」
基調講演やパネル討論に加え、「ダイン・アラウンド・シンガポール」特別プログラムが第1日目の夜に開催され、参加者間の交流と対話を促進します。シンガポールの代表的アトラクションにおいて、6つの夕食会も催されます。
ウォーターフロント・レストラン「One Degree 15」では、エクソンモービルのレックス・ティラーソン会長兼CEOがグローバルなエネルギー課題について基調講演を行います。マウント・フェーバーの「Jewel Box」では、コペンハーゲン気候評議会の会長であるティム・フランネリー教授が持続可能な開発という課題について講演し、シェブロンのジョン・ワトソン副会長、シーメンスのバーバラ・カックスCSOとパネル討論を行います。
「ダイン・アラウンド・シンガポール」特別プログラムには、他の講演として、アジア文明博物館での「変化をもたらすCSRパートナーシップ(CSR partnerships that make a difference)」、「One on the Bund」での「人材プールが縮小する中での人材を巡る競争(Competing for talent in a shrinking talent pool)」などが用意されています。
参加者を対象とした魅力的な観光オプションも取り揃えており、新旧シンガポールのテイストを提供します。古風なエスニック居留地や、シンガポールの最新モールでのショッピングなど現代的なハイライトに加え、シンガポール・フライヤーなど見晴らしの良い建物や自然景色へのツアーが準備されています。
アジアにおけるビジネス・スペースの有力プロバイダー、アセンダスの社長兼CEOでもあるチン氏は、次のように述べています。「2009年のサミットを成功裏に収め、記憶に残るものとするため、努力を惜しみません。シンガポールのためにも、この重要なイベントに世界のビジネス共同体を温かく迎え入れたいと思います。」
CEOサミットを組織するのは、APECビジネス諮問委員会(ABAC)とシンガポール事業連盟(SBF)です。ABACは、APEC首脳会議のオフィシャル・アジェンダに掲載された唯一の非政府組織です。毎年、ABACはAPEC首脳にレポートを提出しており、アジア太平洋地域のビジネス・投資環境の改善方法を提案し、優先的な地域問題に関してビジネス上の見解を説明しています。今年のABACの焦点は、地域的経済統合の加速、能力構築と接続の強化、成長支援へ向けた持続可能な開発モデルの必要性保護の3点です。
APEC CEOサミット2009について
APEC CEOサミットは、アジア太平洋地域における主たるビジネス・イベントです。ビジネスや政府における世界最高の知見を一堂に会することで、現在の経済環境における機会を模索し、未来のトレンド方向性を確認すると共に、協力可能な分野を評価します。APECや世界各国が今年直面するグローバルな経済問題を鑑みて、APEC CEOサミットは「世界経済の再建:危機と機会(Rebuilding the Global Economy: Crisis and Opportunity)」という主題を選択しました。シンガポールでの開催が初めてとなるこのイベントは、アジア太平洋地域のトップCEOにとって、現在の経済危機への対処法や危機後へ向けた金融・経済構造の強化法に関して、APEC首脳や国際的な思想リーダー、ビジネス・リーダーから意見を聞く上で、この上ないプラットフォームとなります。詳細については、 (リンク ») をご覧ください。
APECビジネス諮問委員会(ABAC)について
APECビジネス諮問委員会(ABAC)は、ボゴール目標やビジネス・セクターにおける優先的課題の達成法についてAPEC首脳に対して提言を行ったり、特定の協調分野においてビジネス側からの見解を伝えたりする目的で、APEC首脳により1995年11月に設立されました。毎年、ABACはAPEC首脳にレポートを提出しており、アジア太平洋地域のビジネス・投資環境の改善方法を提案し、優先的な地域問題に関してビジネス上の見解を説明しています。また、ABACは、APEC首脳会議のオフィシャル・アジェンダに掲載された唯一の非政府組織です。
各エコノミーがプライベート・セクターから最大3名のABACメンバーを指名します。このビジネス・リーダーは、広範な産業セクターを代表しています。シンガポールを代表するのは、シンガポール事業連盟(SBF)のテン・テンダーCEO、アセンダスのチョン・シャクチン社長兼CEO、セムコープ・インダストリーズのタン・キンフェイ社長兼CEOです。
ABACの国際事務局はフィリピンのマニラにあります。APECの在シンガポール商工会議所でもあるシンガポール事業連盟は、ABACシンガポールの国内事務局に指定されています。
APECについて
アジア太平洋経済協力(APEC)は、アジア太平洋地域における経済成長、協力、貿易、投資を促進する最重要のフォーラムです。APECには21の「参加エコノミー」があり、世界人口の約40.5%、世界GDPの約54.2%、世界貿易の約43.7%を占めています。APECは、法的拘束力のないコミットメント、オープンなダイアログ、全参加者の見解に対する平等な尊重という基礎の上で運営されている国際グループです。WTOなどの多国間貿易機関とは異なり、APECは参加エコノミーに対して何ら条約上義務を課してはいません。APECでの決定は満場一致でなされ、コミットメントは自発的に履行されます。APECの21の参加エコノミーは、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、米国、ベトナムとなっています。詳細については、 www.apec.org をご覧ください。
Contact:
Adeline Goh / Andrew Wong
ICON International Communications
Tel: +65 6220 2623 +65 6220 2623 / +65 6220 2623 +65 6220 2623
Email: agoh@iconinternational.com.sg / awong@iconinternational.com.sg
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。