九州大学の学内システム認証強化にWisePointマトリックスパスワード方式を導入

~大学間連携を視野に入れた認証基盤構築~

ファルコンシステムコンサルティング株式会社

2010-05-16 11:10

ワンタイムパスワード認証システムWisePointを販売するファルコンシステムコンサルティング株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:高橋正廸、以下ファルコンSC)は、2010年3月、国立大学法人九州大学(本部:福岡県福岡市 総長:有川節夫 以下 九州大学) 学内システム認証においてセキュリティ向上のためWisePoint認証システムのマトリックスパスワード方式が採用されました。
九州大学は、「教育、研究、学術及び文化の拠点大学」として今後発展していくためには情報基盤の整備、充実は不可欠との見解により、「高度に情報化された九州大学 e-University」の実現を将来の目標と定め、2006年にその達成のための「中期的情報政策」を策定していました。その中で、10項目の基盤システム整備を目標として掲げ、そのひとつとして「電子認証システム」が、さらにその細目として「シングルサインオン」の実現が掲げられていました。
職員や学生に便利にシステムを利用してもらうためには、シングルサインオンは不可欠ですが、IDとパスワードがわかれば何でもできてしまうという課題も浮上しました。そこで、各システムを「利便性重視のシステム(メールやe-ラーニング等)」と「セキュリティ重視のシステム(学務関連システムや財務関連システム等)」に選別し、後者にWisePointマトリックスパスワード方式を導入することとなりました。

今回、九州大学がWisePointのマトリックスパスワードを評価し、採用した理由は以下の3つです。
1.強固なセキュリティが安価に構築できる点(オンラインバンキングの振込操作と同式)
2.シンプルで導入が容易な点(余計な機能がなく、認証に特化したシンプルパッケージ)
3.複数の大学で利用されている実績が豊富だった点

さらに、九州大学では電子認証システム実現の中で、シングルサインオンに加えて「全学共通ICカードシステム」を同時に進行していました。そのシステムが完成し、2009年4月にICカードの職員証を発行するにあたり、先に認証のためのマトリックスコードを印刷しておりましたが、今回のシステム導入にあたり、既存のマトリックス表にあわせてWisePointの機能を調整するなど柔軟な対応姿勢もご評価いただきました。
 
 2008年に全学共通ID統合が実現し、今回のWisePoint導入によりセキュリティを強化した学務関連システムが本年6月から本格稼働するための最終調整を行っております。現時点でのWisePointのユーザは職員のみですが、その数は1万人にのぼります。セキュリティの確保により学外からも学内と同様にアクセスできることで、教職員の業務効率の向上や教育と研究の活力向上につながるのでは、と九州大学から期待が寄せられ、今後もさまざまなシステムへ適用していただく予定です。

 今後、WisePointは、九州大学も注目している全国の大学や研究機関の共通基盤であるシボレスシングルサインオンへの対応を年内に実現し、各大学のサービス利用向上へ貢献していく所存です。
 

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