EADS PHENIXプログラムおよび新たに設置されたPLM Harmonization Centerの責任者であるジャン-イヴ・モンドン(Jean-Yves Mondon)氏は「モジュール化エンタープライズPLMプラットフォームをEADSグループに対して提供することにより、PHENIXプログラムチームとしての責務を遂行できたことを、チームを代表して喜ばしく思います。これは即時および将来における価値をグループ全体にもたらすものであり、EADSが主導する企業グループ全体の取り組みに合致するものです」と述べています。
PHENIXは、EADSの執行委員会が全面的に支援する、EADSの全グループ企業でのエンタープライズPLMの手法、プロセス、ツールを協調させることを目指したプログラムで、2007年にグループ全体の戦略的な取り組みとして開始されました。
EADS PHENIXチームとPTCは、PTCのPLMテクノロジーにより、EADSの業務プロセスを革新的な方法でPLMモジュールに組み込むという作業を共同で進めてきました。その成果が「PHENIXCHANGE」であり、これはモジュール化されたテクノロジー・プラットフォームをベースにして、グループ全体の業務の協調をとることに加えて、各事業部門向けの商用オフ・ザ・シェルフ(COTS: Commercial-off-the-Shelf)PLMソリューションの効率性と柔軟性を、同時に実現するものです。PHENIX統合委員会の責任者であるジム・ブロウトン(Jim Broughton)氏は「人間性と革新性という点から、非常に得難い経験をすることができました」と述べています。
「PHENIXCHANGE」は、納期の短縮と製品の総合的な品質向上を目指し、事業部門間のPLMの協調と連携の維持およびサポートを提供するプラットフォームです。
PTC社長兼最高執行責任者(COO)のジェームス・E・へプルマン(James E. Heppelmann)は「PTCのエンタープライズPLM領域におけるテクノロジー・リーダーシップ、遂行能力、およびパートナーシップ精神を実証できたことを非常に喜ばしく思います。過去1年間で、PHENIXプログラムは本格的なEADSとPTCのパートナーシップへと成長し、今後長期にわたってEADSに広範囲な価値が提供されるよう期待通り進行しています」と述べています。
【EADSについて】
EADSは航空宇宙、防衛、および関連サービス分野におけるグローバルリーダーです。エアバス、ユーロコプター、EADSアストリウム、EADSディフェンス&セキュリティから構成されるEADSグループの2009年度の売上高は428億ユーロ、従業員数は119,000名です。
【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。PTCのPLMおよびCADソリューションを活用することにより、産業用機器、ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、リテール・コンシューマー製品、医療機器などの産業分野における関連企業は、事業目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。
【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシット・モデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」、製品分析ソフトウェア「InSight」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。
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* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductView、InSightなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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