ツイッターが急拡大した2010年に続き、2011年は、フェースブックが急拡大しています。3月初旬時点で450万人といわれる日本人ユーザの80%弱が実名で利用し(ツイッターは3.2%が実名)、アクティブユーザ率も極めて高いリアルタイム志向のソーシャルメディアとして、広告・マーケティング分野で高い注目を浴びています。特に、無料で商用に使えるFacebookページ(旧称ファンページ)は、「第二のホームページ」と言われるほど表現力、自由度が高く、ソーシャルストリーム機能(リアルタイムの書き込み、コメント、評(「いいね!」)、写真、リンクが流れる)と質の高い情報のストック機能とがうまくバランスしたマーケティング媒体として期待を集めています。
しかし、書き込みやすさ故に隆盛したソーシャルメディアの常として、失言(公開を意識せずにうっかり書いた個人情報等を含む)、嫌がらせ的な書き込み、他サービスへの強引な誘導、無関係なショップや風俗従事者の写真やリンクなども急拡大しつつあります。企業ページへのアクセスが一定量を超えたら自動で書き込むサービスなども作られやすく、問題点も急拡大、深刻化の様相を呈しています。
書き込みが数時間から1週間で流れ去るツイッターと違って、フェースブックはストックメディアを兼ねています。このため、問題書き込みやスパム的な投稿を迅速に削除する必要性が認識されつつあります。実名でファンになってくれている参加者が、自社ブランドのページを信頼して、うっかり怪しげなページやサイトに誘導され、時間消費、金銭消費の被害を受けてしまう。そんなことがないよう、参加者を守る仕組み作りが急務といえます。
■内容
『FaceSafe99』は、2010年9月の提供開始以来、大企業のツイッターキャンペーン向けに数10本提供してご好評いただいている『TwitSafe99』と同様、文章の内容を意味解析して、うっかり書き込まれた個人情報や有害情報を検出する『有害情報99』を中核に備えています。『FaceSafe99』のサーバが本家FacebookのAPIを数分間隔で呼び出し、ソーシャルストリーム・データベース(以下SSDB)に格納。その内容を、内蔵の有害情報99(テキスト意味解析エンジン)のAPIにかけて、重度、軽度、問題無し、のNG判定他の意味解析を行い、判定結果を書き込み本文、そのメタデータ(ID,アカウント名,書き込み日時等)とともにSSDBに格納します。
ユーザ企業がキャンペーン用に用意した様々なWeb部品、例えば、ツイッター同様のタイムライン表示ウィジェット(上図右側)で、本家FacebookのAPIを呼ぶ代わりに、SSDBにキャッシュされた内容を出力するSafe99 APIを呼び出します(そのために1行だけスクリプトを書き換えます)。こうして、通常は、問題書き込みをフィルタで除外した結果のみをキャンペーンページに流すことができます。
さらに、本家Facebookページに書き戻したり(上図左側)、問題記事のオリジナルを自動で削除、または、管理画面上で確認の上、削除することができます。この場合でも、SSDB上には、削除前の記事が元のまま保存されるため、改訂版を書き戻したり紛争に備えるなど、事後処理に十分な対策を準備することができます。
『FaceSafe99』は、オプションで、カレンダーGUIで予約投稿したり、承認フローを備えた投稿管理画面や、ツイッター他とSSDB上で統合管理する機能を提供します。また、ネガティブな書き込みだけでなく、素敵な書き込みを自動、手動でピックアップした結果を、Facebookページ上に長く滞留させるための仕組みも提供しています。
また、グローバル展開のソーシャル・マーケティングを支援するため、『FaceSafe99』では、日本語以外の言語でも、簡易的な自動監視の提供を準備中です(2011年5月提供予定)。
基本サービスで月額数万円~。有人サービスは、業界最大手、最高品質のピットクルー株式会社による365日24時間対応にて、『FaceSafe99』『TwitSafe99』のオプションに限り、基本サービスと同様の低廉なコストで提供します。
『FaceSafe99』は、既に富士急ハイランド様のFacebookページ (リンク ») にて導入いただいており、他の企業様におかれましても、ただちに提供開始いたします。『FaceSafe99』は、向こう1年間で代理店経由で150社への導入をめざします。
■初期代理店様一覧
イーブリッドリレーションズ(株) (株) リモデルパートナーズ (株)エスアイアソシエイツ
(リンク ») (リンク ») (リンク »)
株式会社ハロ ピットクルー(株)
(リンク ») (リンク »)
用語解説
■ピットクルー株式会社について
ピットクルー株式会社は、2000年1月に設立以来、一貫して、インターネット利用環境の健全育成をサポートする事業を行ってまいりました。種々のコンテンツに含まれる違法有害情報、不正利用の検出に関する10年の経験、ノウハウの蓄積を活かすとともに、テキスト意味解析や画像理解エンジンを導入して、新しいリアルタイム系のソーシャルメディアに対応できる仕組み、体制を確立しつつあります。
■メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、セマンティック技術の応用ソフトウェア会社として設立。適合型自然言語解析エンジン『メタパーザ』を駆使した意味解析技術により、個人情報の自動匿名化や、有害情報フィルタ、対話支援ソフトウェアなど、SaaS、クラウド向けアプリケーションを開発してまいりました。これにより、顧客企業様のソーシャル活用、CRM局面での情報セーフティネットの構築を行っています。
本件に関するお問い合わせ先
メタデータ株式会社
pressrel@metadata.co.jp
TEL:03-3813-5447
FAX:03-3813-5447
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。