人型ロボット開発の世界的リーダー、アルデバラン・ロボティクス社がインテル・キャピタルを筆頭に約1,300万ドルを調達

在日フランス大使館 貿易投資庁

2011-06-08 00:00

半導体革新の世界的リーダー、インテル社はロボット工学の分野に興味を示し、人間型ロボットの世界的トップ企業であるアルデバラン・ロボティクス社に投資を行いました。
フランス、パリ – 世界的な人間型ロボット開発企業であるアルデバラン・ロボティクスは新規のベンチャー基金で、1,300万ドルの資金調達を発表しました。シリーズCラウンドは、インテル・キャピタル、そして現在の投資グループとしてCDC Innovation、iSourceおよび CAPEも加わり主導されました。

アルデバラン・ロボティクスは現在、個人向けサービス、ヘルスケア、そして自閉症の子供たちへのサポートを通じて人間のよりよい暮らしへの貢献を目標として、高度でプログラム可能な人間型ロボットの製造および販売を手掛けています。その製品には、様々な顔および音声認識技術、位置情報把握能力、そしてアプリケーション開発においては柔軟なプラットフォームを提供するというサポートが組み合わされています。

今回の資金調達は、健康・社会医療といった新しい産業部門に提供できる製品の開発を可能にするという重要な役目を果たします。投資はアルデバランが生産操業を合理化し、研究・開発能力を増強する助けともなります。

「インテル・キャピタル社との協力体制は、アルデバランが現在のビジネスを推進し、これまでに開発してきた技術を最大限に高める助けとなるステップです。わが社の製品には、様々な用途にわたってソリューションを提供できるという柔軟性があり、今回の投資は操業効率を推進し、そしてビジネスを新規市場へと拡大していくための更なる研究の大いなる助けとなるでしょう。インテル社製品はロボット工学が必要とする要求を処理していくのに最も適しています。今回のインテル・キャピタル社による投資により、アルデバランはこれから発生していく産業のキープレイヤーとなるでしょう」アルデバラン・ロボティクス社の創設者のブルーノ・メゾニエCEOは、「常に革新をよしとし、世界的なコンピュータ市場のトップに躍り出てきた企業の目に留まり、そして信頼という素晴らしい証をいただけたことは、我々にとってもっとも重要なことです」と述べています。

インテル・キャピタル社の西ヨーロッパおよびイスラエル担当マネージングディレクターのマルコス・バティスティ氏は次のようにコメントしています。「ロボット工学部門は、インテル・キャピタルが長らく興味を抱いていた分野です。アルデバランによる、音声によるやり取りや映像解析などの分野における成果は、知覚コンピューティングによる進歩に、間違いなく光をあてました。そして様々な分野にわたり、革新的な製品そしてソリューションを提供できる可能性を秘めています。」

アルデバラン・ロボティクス(Aldebaran Robotics SA)について
Bruno Maisonnierにより2005年に創立。フランス、中国、日本、そしてアメリカにオフィスを持つ。アルデバラン・ロボティクスは、人間のよりよい暮らしへの貢献を目的として多くの人間型ロボットを設計、製造、そして商品化しています。今日、世界の35カ国の研究現場および教育現場にて1,500体のNAOが用いられています。アルデバラン・ロボティクスには、45人の技術者および博士号取得者を含む120人が所属しており、ロボット開発および製造に携わっています。詳細は、www.aldebaran-robotics.com/enをご覧ください。

インテル・キャピタル(Intel Capital)について
インテル社の世界規模の投資部門であるインテル・キャピタル社は、革新的な技術を持つ企業やスタートアップ企業に対して世界的に公正な投資を行っています。インテル・キャピタル社は、企業、家庭、携帯、健康、消費者用インターネット、半導体製造およびクリーン技術に向けたハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを提供する多岐にわたる企業に向けて投資を行っています。1991年以来、インテル・キャピタル社は49カ国、1140社以上に対して100億ドル以上を投資してきました。その中で、191の投資先企業が世界中の様々な市場に上場し、268社は買収または合併対象となっています。2010年、インテル・キャピタル社は119の投資先に対して3億2700万ドルを投資し、そのうちの約44%はアメリカ・カナダ以外の地域で行っています。インテル・キャピタル社とその差別化された優位性に関する詳細はwww.intelcapital.comをご覧ください。

iSourceについて
iSourceはフランスのベンチャーキャピタル企業で、国または民間研究から派生した、情報通信技術の初期段階の会社に投資することに注力しています。過去10年において70を超える投資を行っており、10のファンドおよび1億8500万ユーロを運用しています。同社では、コーポレート・ソフトウェアおよびインターネット・インフラストラクチャ、マルチメディア・コンテンツおよび技術、コミュニケーション・システム、マネージドサービス、組み込み型システム、環境技術および関連サービスなどを専門としています。同社はIT部門の技術、研究開発、マーケティング、ビジネス開発、販売および管理に豊富な経験を持つ、高度に専門的な投資家のチームが管理しています。
iSourceは、2004年にAmerican Greetingsに買収されたK-Mobile、2005年にBMC Softwareに買収されたCalendra、2006年にTDFに買収されたSmartJog、2007年にNYSE Alternextに上場したNotreFamille、2007年にThe Mathworksに買収されたPolyspace Technologies、2007年にMicrosoftに買収されたScreenTonic、2008年にGlobecastに買収されたNetia、2010年にAlcatel-Lucentに買収されたOpenPlug、2011年にNYSEに上場したSequans Communicationsなどの企業に対して初期段階にて投資を行いました。お問い合わせは、press@isourcegestion.fr まで。www.isourcevc.com

CDC Innovationについて
1996年設立のCDC Innovation(本社:パリ)は、世界的なベンチャーキャピタルであり、シリコンバレーおよびスイスに拠点を設置しています。現在4億1500万ユーロを運用しており、ITおよび生命科学の分野に対して、初期および後期段階のベンチャー投資を行っています。世界レベルの技術を素晴らしいビジネスへと変えていくために必要なリソース、経験およびネットワークを才能ある企業家に提供することにより価値を創造することを目的としています。www.cdcinnovation.com 

CAPEについて
CAPE(Crédit Agricole Private Equity)はCrédit Agricoleグループの非公式株式部門です。95人の専門家からなるチームが、相互信頼および緊密さを基にした長期にわたる関係で、スタートアップから営業に至るまで企業の成長および拡大のあらゆる段階をサポートします。
フランス国内におけるトップ出資者として、Crédit Agricole Private Equityは180のビジネスおよびインフラプロジェクトを日々支えています。
Crédit Agricole Private Equityの強みは、複数の専門家を使用したモデルの多様性、SME内の位置づけ、取引の流れの品質、そしてポートフォリオの堅実性とサポートするビジネスオーナーへの無条件の取り組みがあります。Crédit AgricoleグループはCrédit Agricole Private Equityの発展に対して資金援助を行っています。www.ca-privateequity.com/en
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