BIMコンセプトを採用したAutodesk Robot Structural Analysis Professionalをオートデスクより販売開始

オートデスク株式会社

2011-07-20 00:00

~高度な構造モデリング/解析機能を提供、効率的で正確な構造設計を実現~
オートデスク株式会社は、BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)のコンセプトを採用した、建築構造設計と土木構造設計の構造解析ソフトウェア「Autodesk(R) Robot(TM) Structural Analysis Professional 2012」(オートデスク ロボット ストラクチュラル アナリシス プロフェッショナル 2012)を発表しました。旧Robobat社の買収により、オートデスク製品として2008年より販売を開始しました。今年から日本国内でも新たに販売を開始いたします。同製品により、構造設計者は様々な構造物の包括的な解析をより迅速に行うことができます。

Autodesk Robot Structural Analysis Professionalは、構造設計者を対象に大規模で複雑な建築構造物向けの高度な構造モデリング機能と解析機能を提供するだけでなく、構造モデルの作成から解析実行、解析結果の確認までを単一ソフトウェアで完結させます。構造エンジニアリングのBIMソフトウェアであるAutodesk Revit(R) Structureで作成したモデルとも双方向で連携でき、構造解析と構造モデルとの間でシームレスな作業を可能とし、より効率的かつ正確な構造設計を支援します。加えて、2012バージョンでは、鋼材接合部や鉄筋コンクリート構造の設計を容易にする、新しいツールや機能強化されたツールを搭載しています。

オートデスクの構造エンジニアリング ソリューションは、構造分野のエンジニア、設計者、製図者の一般的な作図、設計図書作成、詳細解析、加工など、幅広い作業を支援するとともに、BIM ワークフローに対応します。オートデスク ソリューションは、広範なチームの整合性を図りながら、効率的な作業を支援します。

Autodesk Robot Structural Analysis Professionalの主な機能、ならびに2012バージョンに追加された新機能は以下の通りです。

<Autodesk Robot Structural Analysis Professionalの主な機能>
・オープンで柔軟な API: Microsoft COM (コンポーネント オブジェクト モデル)技術を使用し、オープンで柔軟な API が利用可能

・グローバル市場向け言語サポート:多数の言語を使用する多国籍な設計チームに対応するため、ある言語で構造解析を行って、別の言語で出力したり、1 つの構造モデル内でフィート/インチ法とメートル法の単位を併用することが可能

・最先端の解析ソルバ:最先端の高速なダイナミック ソルバにより、あらゆる規模の構造物の構造動的解析を実施、要求の厳しい構造物の正確な結果を数分単位のスピードで計算することが可能

・鉄筋コンクリートと鉄骨向け統合設計ソリューション:40 以上の国際鉄骨規格と 30 以上の鉄筋コンクリート規格に準拠した、鉄筋コンクリート設計モジュールと鉄骨設計モジュールを搭載、設計プロセスを簡素化し、構造要素の選択や検証を支援

・幅広い解析機能:多種多様な構造物の線形および非線形モデルの解析が可能で、P-デルタ解析、引張材/圧縮材、支持、ケーブル、塑性ヒンジなど、多種にわたる非線形特性の簡単かつ効率的な解析を実現

・材料と設計基準のサポート:世界中の 60 カ国以上の断面と材料のデータベースに加え、70 の各種設計基準が搭載されており、1 つの統合モデル内で、各国の断面形状、フィート/インチ法またはメートル法の単位、各国の建築基準を使用可能

・Revit Structure との双方向リンク:双方向リンクにより、BIMで実施設計図書の整合性が図られるため、精度の高い構造解析や設計の結果をモデル全体に反映することが可能

<Autodesk Robot Structural Analysis Professional 2012に追加された新機能>
・荷重組み合わせの強化:計算モジュールおよび鉄骨や鉄筋コンクリートの設計での荷重の範囲と組み合わせに、ユーロコード規格を追加で実装

・解析・計算機能の強化:一般的なフレーム解析や地震・時刻歴応答解析などの動解析に加え、開口部のある壁、段差のある床スラブなど、実際の構造を忠実に表すことのできるモデルでのFEM構造計算が可能

・設計コード・材料データベースの拡張:S造・RC造においては米国、英国など30カ国以上の設計コードに基づいた最適設計が可能で、また日本を含む60カ国以上の部材断面定義および材料のデータベースを搭載

・鋼材接合部の設計機能の強化:柱脚アンカーの垂直/水平方向の間隔を任意に指定できるほか、全てのColumn Base (柱脚)タイプ(固定、ピン)について、柱脚で作用する応力に代えて、支持される構造節点に生じる反力を計算に含めることが可能

・Revit Structure との相互運用性の強化:Autodesk Revit Structure 2012 で作成した構造モデルに、Robot 2012 で行った変更(構造計算、構造要素の設計、構造ジオメトリの変更など)を反映可能

Autodesk Robot Structural Analysis Professional 2012についての詳細や動作環境は、以下URLをご参照ください。
(リンク »)

オートデスクは建設業界での業務効率化、デザイン性の向上、サステイナブルデザインを実現するワークフローとしてBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)を推進しています。詳細は以下URLをご覧下さい。
(リンク »)

【スタンドアロンライセンス製品の価格(税込)および出荷開始日】
◆製品名:Autodesk Robot Structural Analysis Professional 2012
◆価格(税込):918,750
◆出荷開始日:出荷中
※オートデスク認定販売パートナー、販売店から購入される場合の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合せください。

以上

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◆ 報道関係者問い合わせ窓口
オートデスク プレスデスク 担当:木下/野村
Email: autodesk@golinharris.com
Tel: 03-5484-6024

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