オートデスクは12月4日、清水建設とデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの加速化を目的とした戦略的連携に関する覚書(MOU)を締結した。建設DXプラットフォーム「Autodesk Construction Cloud」(ACC)を活用した次世代建築プラットフォームの構築を目指すとしている。
清水建設は中期デジタル戦略に「Shimzデジタルゼネコン」を掲げ、設計で作成したビルディングインフォメーションモデリング(BIM)を施工・製作・運用などにも連携させて利用する「Shimz One BIM」を推進している。
両社は今回の連携により、DXの加速に必要なデジタルデータを有効に活用するプロジェクトの達成と、それを実現するためのACCを中心とした次世代建築プラットフォームの構築を目指す。
具体的には、施工図のワークフローをACC上で実現するプロジェクトの推進、デジタルコンストラクションによる施工管理の最適化によって、清水建設の建築生産プロセスを効率化させる狙いだ。

清水建設 建築総本部 生産技術本部長 購買担当・技術担当・知的財産担当 専務執行役員の山﨑明氏(右)とオートデスク 代表取締役社長のルー・グレスパン(左)