【SSK調査レポート販売】「電子書籍コンテンツの需要動向調査」

株式会社新社会システム総合研究所

2011-08-17 18:30

株式会社新社会システム総合研究所


No.R07F0003
『電子書籍コンテンツの需要動向調査』
(リンク »)


電子書籍コンテンツ市場、電子書籍端末市場、
電子書籍フォーマットの実態・将来動向分析および電子書籍業界の再編動向


出版日 2011年8月
価格
99,750円(税込)(印刷タイプ)
99,750円(税込)(PDFタイプ)
ページ数 A4判 67ページ
発行<調査・編集> (株)ICT総研


■概要■
 近年、電子媒体で提供される「電子書籍」の市場は、携帯電話向けの電子書籍を中心に年々その流通量が増加してきた。順調に拡大してきた電子書籍マーケットだが、今、電子書籍業界は業界再編が本格化し、激動の時を迎えている。
 その引き金を引いたのは、Amazonが提供するKindleの成功と日本進出の噂、Google Booksの電子図書館構想、スマートフォンやタブレット端末などの新しいリーダーデバイスの出現だ。また、長らく続く出版不況に喘ぐ出版業界が内包する、既存の販売・流通システムに対する不安と新規ビジネスに対する期待が相まって、業界再編の動きを加速化させている。
 本レポートでは、変化の真っただ中にある電子書籍マーケット動向を下記のフェーズに分けて整理し、分析および予測を行っている。
フェーズ1:スマートフォン・タブレット型コンピュータ普及以前(~2009)
フェーズ2:スマートフォン・タブレット型コンピュータ普及以降(2010~)

<1>は、フェーズ1における電子書籍業界のサマリと市場規模をまとめている。
<2>は、電子書籍フォーマットを中心に技術動向の変遷をまとめている。
<3>は、フェーズ2における業界再編動向の把握と市場予測行っている。
<4>は、電子書籍に対応を迫られる、出版業界の現状をまとめている。
<5>は、北米における電子書籍動向と日本への影響をまとめている。

 電子書籍サービスの展開、電子書籍業界へのソリューション提供をご検討中の皆様など、電子書籍に関連するビジネスに携わる方々の事業の一助に役立てていただければ幸いである。


-CONTENTS-
はじめに

■本レポートの要旨■
~2013年度にスマホ・タブレット向け電子書籍コンテンツ売上が、
従来型携帯電話向け売上を逆転~
 本レポートは、(株)ICT総研が、電子書籍コンテンツ市場、電子書籍端末市場の動向について、調査結果をまとめて分析したものである。
 電子書籍閲覧端末、電子書籍コンテンツ関連企業への取材結果に加え、インターネットユーザー1,000人へのwebアンケート調査の結果を分析するという手法を採った。
 なお、本調査における電子書籍コンテンツには、デジタル化された「書籍」、「コミック」、「雑誌」などを含めるものとし、「新聞」は除くものとする。また、電子書籍閲覧端末には、「電子書籍専用端末」と「タブレット型コンピュータ」を含むものとする。


<2015年度の電子書籍コンテンツ市場は1,890億円に(2010年度比2.9倍)>
2010年度の電子書籍コンテンツ市場は前年比約10%増の650億円であった。これが2011年度には、14%増の740億円にまで拡大する。内訳を見ると、従来型携帯電話向けが微減であるのに対し、スマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向けが19億円から74億円へと拡大し、これが電子書籍コンテンツ市場全体の伸びを牽引する。この潮流は2012年度以降も変わらず、スマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向けは右肩上がりに拡大を続け、2013年度には700億円に達して従来型携帯電話市場(580億円)を逆転する見込み。さらに、2015年度には電子書籍コンテンツ市場全体で1,890億円と、2010年度比2.9倍に達すると予測する。


<2015年度の電子書籍閲覧端末(電子書籍リーダー)の市場は745万台に(2010年度比8.2倍)>
電子書籍閲覧端末(電子書籍リーダー)の出荷台数規模に目を移すと、2010年度には90万台であったものが2011年度には倍増の195万台にまで増加。その後も順調に増加を続け、2015年度には2010年度比8倍超の745万台まで拡大するものと見込まれる。電子書籍専用端末も順調に台数を増やすが、特にタブレット型コンピュータの出荷台数増加が目覚ましく、この市場を牽引する形となる。タブレット型コンピュータは、電子書籍閲覧という目的だけでなく外出先でインターネットを利用するというニーズにも応えられるため、ネットブック市場からの乗り換えユーザーの受け皿ともなって市場規模を拡大する見通し。


<スマホによる電子書籍購入・閲覧は従来型携帯電話の4~5倍に達している>
現在、ユーザーはどんな端末で電子書籍コンテンツを購入・閲覧しているのか。ユーザーアンケートの結果によると、従来型携帯電話では電子書籍コンテンツの購入者が2%、閲覧者が3%だったのに対し、スマートフォンでは購入者が8%、閲覧者が13%となった。従来型携帯電話と比べ、スマートフォンユーザーの電子書籍コンテンツ利用率が4~5倍に達していることが読み取れる。また、パソコンやタブレット型コンピュータも10%前後のユーザーが電子書籍コンテンツ閲覧者であることが、結果として判明した。


<電子書籍閲覧端末(電子書籍リーダー)に求める機能は「視認に適した画面サイズ」>
今後、電子書籍閲覧端末(電子書籍リーダー)を購入するとしたら価格以外に何を重視するか?と尋ねたところ、タブレット型コンピュータでは「文字入力のしやすさ」、「端末スペックの高さ」など、電子書籍を閲覧する端末としてよりもパソコンとして重視されるような項目が求められていることが分かった。
一方で、電子書籍専用端末では「視認に適した画面サイズ」を80%の回答者が重視点として挙げた。端末サイズが大きくて文字が見やすいことが最良であるわけではなく、たとえば文庫本ならば文庫本サイズというように、書籍に合わせたサイズを重視しているものと考えられる。
出版業界は長らく不況が続き、推定販売金額が減少を続けている。2009年度には書籍・雑誌(紙媒体)の推定販売金額が1兆9,356億円と、21年ぶりに2兆円を割り込む水準にまで落ち込んでいる。そんな中で、2010年度に650億円、2015年度には1,890億円にまで拡大する電子書籍コンテンツ市場は出版業界復活の切り札となり得るのか。コンテンツホルダーである出版社の電子書籍への取り組みの本気度が今後の出版業界の命運を握っていると言える。


<1>電子書籍業界のサマリと市場規模(~2009)
1.電子書籍の定義
 ・電子書籍ビジネスの成立
2.市場規模の推移
3.電子書籍ビジネスモデル
 ・紙媒体における料率
 ・電子書籍における料率


<2>電子書籍フォーマットの動向
1.独自フォーマット
 ・XMDF
 ・.book(ドットブック)
 ・ComicSurfing(コミックサーフィン)
2.EPUB(イーパブ)
3.国内における中間フォーマット策定の動き
 ・中間フォーマットで電子書籍市場は活性化するか
 ・今後のフォーマット動向予測


<3>業界再編動向と市場予測(2010~)
1.2010年「電子書籍元年」の波紋
2.スマートフォン市場の拡大
3.電子書籍コンテンツ市場の将来見通し
4.スマートフォン等の台頭によるビジネスモデルの変化
5.電子書籍閲覧端末(電子書籍リーダー)市場の将来見通し
6.電子書籍ユーザーの購買動向・潜在意識
 ・電子書籍コンテンツの閲覧・購入動向
 ・電子書閲覧端末潜在ユーザーの意識
7.業界再編と企業連合の動向
 ・印刷会社
 ・出版社
 ・配信プラットフォーム
  -ブックリスタ
  -KDDI 「LISMO Book Store」
  -ソニー 「Reader Store」
  -ビットウェイ 「Book Live!」
  -東芝 「Book Place」
  -紀伊國屋書店 「紀伊国屋 Kinoppy」
  -2Dfacto
  -NTTドコモ 「2Dfacto」
  -DNP 「honto」
  -富士通 「Books V」
  -Contents Aggregation System(CAS)
  -ソフトバンクモバイル「ソフトバンク ブックストア」
  -TSUTAYA GALAPAGOS
 ・配信プラットフォーム比較表


<4>出版業界の現状
1.出版市場動向
 ・推定販売金額の推移
 ・新刊出版点数の推移
 ・書店数および総売上面積の推移
2.出版不況の原因
 ・供給過剰
 ・購入手段の多様化
  -コンビニエンスストア
  -新古書店
  -オンラインストア
3.今後の動向予測


<5>北米における電子書籍市場動向と日本への影響
1.電子書籍市場規模
2.Google Booksの衝撃
 ・Google Books問題の和解
 ・国立国会図書館の蔵書デジタル化への取り組み
3.Kindleの普及
 ・日本版Kindleの行方
【参考】モバイル端末の市場動向推移


■お申込み方法■
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■販売・お問合わせ先■
株式会社 新社会システム総合研究所
105-0003東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
TEL 03-5532-8850
E-mail nbd@ssk21.co.jp


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■「電子書籍ビジネス調査報告書2011」
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■「インターネット個人利用動向調査2011 ローデータ付属」
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■「インターネット個人利用動向調査2011 クロス集計データ付属」
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■「2011 オンラインゲーム白書」
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