SolidCAM社、新バージョンSolidCAM2011にて、全く新しい高速機械加工の自動プログラミングシステムiMachiningを販売開始

ソリッドキャム

From: JCN Newswire

2011-09-01 10:35

Tokyo, Sept 1, 2011 - ( JCN Newswire ) - この度SolidCAM社は、新バージョンSolidCAM2011にて、製造加工業界に革命を約束する新しい高速機械加工の自動プログラミングシステムiMachiningを発表しました。製造加工業界では顧客から求められる、品質の向上、そしてコストと製造時間を短縮するために、iMachiningのような高速加工CAMシステムが、今注目されています。

iMachiningにて生成されるツールパスは、その殆どがスパイラルツールパスで補われ、またテクノロジーウィザードにより、ツールパスのすべてのポイントにおいて、加工条件がダイナミックに調整されています。このエキスパートシステムiMachiningは、たとえ焼き入れ鋼あっても直接切削を可能にし、加工時間を70%削減、また工具寿命を3倍以上も伸ばしながらCNCプログラムの生成を管理しています。iMachiningは専門的な技術者を必要とすることなく、ごく普通の工作機械であってもこのようなメリットを実現しワンランク上をめざすことができます。

高速機械加工の技術は、最近では製造業にごく一般的に浸透していると思われますが、CAMシステムが担う最適化ツールパスの分野では決して十分な状況とは言えません。例えば、HRC60を超えるような高硬度材を小径工具で加工する場合はどうでしょうか。現状は、Z軸方向への切り込み量を少なくする「低切り込み高送り加工」が一般的ではないでしょうか。しかしこの加工方法では、工具は底刃だけが摩耗し、側面の刃は全く材料に接触することはありません。多くの加工業者は「もったいない」と思いつつも、加工後の工具をゴミ箱に棄てています。iMachiningでは、工具の側面を有効に使い、工具寿命を延ばし、工作機の疲労を少なくして、加工時間を短縮させる加工方法を提供します。ツールパスは常に工具に掛かる負荷を一定に保ち、加工時の振動を最小限にするような滑らかなツールパスを生成します。

iMachiningのリリースに伴い、2011年7月22日(金)、ソリッドキャムジャパン株式会社(東京都墨田区)は、販売店であるタクテックス株式会社(本社名古屋市中村区)と協賛で「SolidCAM2011ver. とiMachining」の発表セミナーを、タクテックス岐阜テクニカルセンター(岐阜市茜部町)にて開催しました。このセミナーには70名以上のSolidCAMの顧客と販売店が参加し、興味深いプレゼンテーションに耳を傾けていました。セミナーでは、日進工具株式会社の技術顧問である田中祐弌氏が、「ソリッドエンドミルの刃長を有効に使う高能率加工」と題して講演し、SolidCAM本社からは、iMachiningの開発者でありチーフサイエンティストのMickey Berman氏が、開発のエピソードやコンセプトについて講演しました。またセミナーでは、iMachiningで作成されたツールパスによるテスト加工が実施されました。披削材は、SKD11(HRC62~)、加工工具は、直径2.0mmエンドミル(日進工具無限コーティング)、従来の高速加工での切り込み量とは全く違う3.0mmの深さで加工しました。このテスト結果では、切削工具メーカーが推奨する切削条件と比較しても50分の1近く加工時間が短縮できました。

セミナーでのテスト加工のビデオがダウンロードできます。容量は700MBを越えるのでご注意願います
(リンク »)

iMachiningの開発のチーフサイエンティストであるMickey Berman氏は、iMachiningの開発について次のように語りました。「開発のきっかけは、タクテックスのエンジニアである臼井氏の、SolidCAM社に対するスパイラルツールパスのエンハンスリクエストによるものでした。繰り返される彼のリクエストにSolidCAM社のマネージングディレクターであるDr. Emil Somekhが応えることになりました。そのため私は多くの高速機械加工の文献を学び、トライとテストを繰り返して3年後には試作ソフトを開発しました。」

また、Mickey BermanはこのiMachiningがなぜ革命的なのかを熱く語ります。「iMachiningでは、モデルをピックし、ジオメトリーをピックし、工具をピックし、ツールパスの計算ボタンをピックし、NCデータを出力する。このわずか5つのステップで、技術的なスキルもいらず、簡単にインテリジェントツールパスを作成することができます、しかもこのツールパスは、従来のどのような高速ツールパスよりも速く加工ができるのです。」

ソリッドキャムジャパンの太田セールスマネージャーは「iMachiningが提供する高速加工技術は日本の製造業にとっては大変有効だと信じています。次バージョンでは3次元加工モードのiMachiningがリリースされます。iMachiningは既存のSolidCAMオプションモジュールとして動作しますが、単独で動作するスタンドアロンタイプも販売いたします。我々は日本がiMachiningの最良のマーケットになることを期待しています。」と語りました。

SolidCAM iMachiningをさらにご覧になるには弊社WEBサイトにアクセスしてください。
(リンク »)

ソリッドキャムについて
1984年、現在のマネージングディレクターDr. Emil Somekhによって創立され、SolidCAMは製造業の顧客に完全なCAMソフトウェアモジュールセットを提供します。モジュールは2.5軸3軸加工、高速機械加工、多面インデックス4・5軸加工、同時5軸加工、旋盤・複合旋盤(7軸)加工、ワイヤー放電加工などがあります。SolidCAMは統合CAMとしては先駆者であり、最高クラスのCADシステムに統合し、シームレス、シングルウィンドウで供給されます。SolidWorksとAutodesk Inventorに対しては完全なアソシエイティビティを持ちます。統合は、CADの修正ためにツールパスの自動変更を確実にします。SolidCAMは統合されたベストCAD/CAMソリューションとしてパワーアップされました。SolidCAM社はCAD統合戦略を実行した時から非常に急速成長しました。SolidCAMは世界的に46カ国の販売店ネットワークで販売されています。現在15,000シート以上インストールされています。

問合せ先:
ソリッドキャムジャパン株式会社
〒130-0024 東京都墨田区菊川3‐2‐6 菊川栄光ビル6階
TEL03-5638-8588、FAX03-5638-8589
セールスマネージャー
太田典生
norio.ohta@solidcam.com

概要:ソリッドキャム

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