まずは、東南部の小野原地域における新設(平成25年5月オープン予定)に着手する補正予算案を9月の市議会に提案します。
可決されると、長年の課題であった図書館の空白地域の一つが解消され、今まで以上に市民が図書館を利用しやすい環境が整います。
両図書館の新設と8館の運営経費は、業務の効率化とサービスの充実を取りまとめた「箕面市 知の拠点づくりアクションプラン」(別添参照)により捻出します。
具体的には、ICタグシステムの導入によるカウンター業務の見直しや内部共通業務を1ヶ所に集中させるなどにより生み出される年間8千万円の削減額を充てることで、
現在の6館体制にかかっている年間3.9億円の運営経費よりも少ない経費で8館体制を確立し、かつ図書館サービスを充実させます。
1 新設する図書館の概要
箕面市では、東南部の小野原地域と北部の止々呂美・箕面森町地域の2ヶ所に図書館がなく、地理的に不均衡な状態にあり、
東南部の小野原地域にお住まいの市民からは、長年にわたり図書館設置の要望をいただいていました。
しかし、現状の図書館数(6館)でも、運営に必要な経費が本市の財政状況に見合わない負担となっており、新設できていませんでした。
この度、既存の図書館業務全体を効率化させることにより生み出される効果で、図書館空白地域の小野原地域と止々呂美・箕面森町地域に図書館を新設します。
まずは、小野原地域に図書館を新設(平成25年5月オープン予定)します。
(1)小野原地域
新たな公共施設として、建設を予定している(仮称)多文化交流センター(平成25年5月オープン予定)の中に、図書館を設置します。
<図書館の概要>床面積:約160㎡、蔵書:約3万冊
(2)止々呂美・箕面森町地域
現時点で場所や規模は未定ですが、今後公共スペースを確保する際に、図書館機能を盛り込みます。
2 「箕面市 知の拠点づくりアクションプラン」の概要
新設する2つの図書館と8館の運営経費は、業務の効率化とサービスの充実をまとめた「箕面市 知の拠点づくりアクションプラン」(別添参照)により捻出します。
具体的には、ICタグシステムの導入によるカウンター業務の見直しや内部共通業務を1ヶ所に集中させるなどにより生み出される年間8千万円の削減額を充てることで、
現在の6館体制にかかっている年間3.9億円の運営経費よりも少ない経費で8館体制を確立し、かつ図書館サービスを充実させます。
◆現在(6館)の年間運営経費:総額3億9千万円
(内訳)
○図書購入費 3千1百万円
○サービス提供費(配本業務など)8千9百万円
○人件費 2億7千万円
◆見直し後(7館)の年間運営経費:総額3億4千9百万円【図書館サービスを充実させる予算は3割増、業務の見直しにより年間8千万円を削減】
(内訳)
○図書購入費 6千2百万円(毎年の図書購入費を、現在の2倍に増額)
○サービス提供費(配本業務など) 9千7百万円(・インターネット環境の整備例:iPadの貸出、無線LANの整備 ・開館日数を23日増加)
○人件費 1億9千万円(・ICタグ、IC予約棚の導入によるカウンター業務の見直し・利用者と接しない内部の共通業務を、中央図書館に集約・単純作業はパートタイムを活用)
3 今後のスケジュール(予定)
平成23年9月:小野原地域に図書館を新設する補正予算案を市議会に提案
10月:小野原に新設する図書館の実施設計を開始
平成24年4月:小野原の(仮称)多文化交流センター建築工事を開始
平成25年5月:(仮称)多文化交流センターに図書館オープン
問い合わせ先
生涯学習部 知の地域づくり担当
電話:072-724-6720(直通)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。