平成23年(2011年)1月、総務省消防庁より、近年発生している老朽化消火器の破裂事故をかんがみ、消火器の標準的な使用期限や廃棄時の連絡先などの安全上の注意事項について、表示を義務づけることを趣旨とした「消火器の技術上の規格を定める省令の一部を改正する省令」が施行されました。消火器の破裂事故は、主に経年に伴って腐食が進んだものを操作、廃棄処理する際に発生していることから、製造段階において、安全上の注意事項等についての表示がより具体化されました。また、現在、消火器業界へは、消火器使用時における破裂事故例が少なく、且つ、直接的に操作者に対して被害を与えにくい蓄圧式消火器の積極的な開発・製造が求められております。
このような背景において、今回、開発の 「ALTESIMO アルテシモ」 は、蓄圧式消火器が抱えている課題である「圧力漏れの懸念」と「メンテナンスの手間」を解決させた商品であり、さらに鉄製消火器と比較して、全体重量を20%~27%軽減化(機種による)に成功いたしました。また、消火器前面のラベルについては“人間工学的手法”に基づく、使用者の視認性・判読性・可読性に配慮しております。
モリタグループは、今期目標販売本数・・・40万本。3年後には250万本の販売目標を掲げ、アルミ製蓄圧式粉末消火器「ALTESIMO アルテシモ」を新たな主力製品と位置づけ、より安全な消火器の普及により消火器による破裂事故を撲滅していくことに取組んでまいります。
【特長】
● 溶接レス、圧力漏れのない容器
アルミ素材によるインパクト成形工法を採用し、溶接レスを実現させ、管胴内部の窒素ガスが外部に漏れない構造となっています。また、アルミ素材の採用により、腐食防止への対策も大きく強化されました。
● メタリック調のカラー塗装(キャンディレッド)
アルミ管胴に超硬質粉体クリア塗装を施すことにより、アルミ地肌の質感を活かした従来消火器にはなかったメタリック調のカラー塗装を実現しました。
● 本体底部の耐食対策
従来鉄製消火器に施されている底部樹脂加工による高耐食性技術を継承した樹脂製はかまを採用しています。また、はかま側面部には通気孔(マジックホール)を施し、湿気が消火器底部に発生しにくい構造となっております。
● 軽量化とユニバーサルデザインへの取組み
アルミ素材の採用により従来鉄製消火器と比較して、全体重量を20%~27%軽減(機種による)を実現いたしました。また、消火器前面のラベルについては“人間工学的手法”に基づき、あらゆる人が容易に持ち運びやすく、また、ラベルを見やすく、読みやすいデザインと致しました。
● メンテナンス性の向上
「専用リーク(圧漏れ)テストユニット」を用いることにより、気密確認を短時間に現地で確実に実施することを実現致しました。また、プラスドライバー1本で放射レバーの脱着作業がおこなえ、消火薬剤の再充填時に発生する部品交換作業も関連パーツが容易に脱着できる構造となり、短時間で簡単作業が可能となり蓄圧式消火器のメンテナンス性が大きく向上致しました。
仕様内容など詳細は下記URLをご参照ください。
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「アルテシモ」という商品名は、新素材の「アルミ」と音楽の強弱記号で、『最も強く』という意味の「フォルテシモ」を掛け合わせた造語です。
概要:株式会社モリタホールディングス
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