2011 年9月14日
報道発表資料
テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、SFF-8431、SFP+ PHY、およびSFP+ダイレクト・アタッチ・ケーブルの仕様である10GSFP+Cuの、業界初の総合自動テスト/デバッグ・ソリューションを発表しました。テスト時間を大幅に短縮することで、設計/テスト・エンジニアの作業生産性向上に貢献します。
MSO/DSA/DPO70000シリーズに新たに追加されるOpt. TEKEXP SFP-TXは、SFF-8431 SFP+のテスト項目が簡単に選択でき、シンプルなボタン・クリックだけですべての測定を実行することができます。この自動化オプションを装備することで、適合性要件に対して効率的に対応し、詳細なレポートが得られます。さらに、テスト・リミットを変更し、詳細なマージン・テスト、性能テストが行えます。 DPOJET ジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアの新しいオプションであるOpt. SFP-TXは、SFF-8431 SFP+のテストを大幅に簡素化します。すべてのマスク・リミット、測定パラメータは自動的に設定され、規格に対応した新しいユーザ・インタフェースで測定項目、設定を容易に変更できます。
テクトロニクス、オシロスコープ事業部ジェネラル・マネージャのロイ・シーゲル(Roy Siegel)は、次のように述べています。「周波数帯域の急激な増加と高性能サーバの世界的な増加により10Gb Ethernetの必要性が高まり、SFP+をベースとした新しい接続オプションが求められるようになりました。業界初のSFF-8431 SFP+デバイス検証、自動/デバッグ・ソリューションの発表により、お客様は革新的なSFP+対応の新製品の仕様、性能、信頼性を確認して市場に投入できます」
ハイスピード・コネクティビティ・ソリューションのリーダ企業であるPLX Technology社のPHY製品、システム・エンジニアリング部長のDimitry Taich氏は、顧客要求に対応するための自動化ソリューションの重要性について、次のように述べています。「この業界では、市場投入までの時間が重要です。当社独自に自動化テスト・ソリューションを設計することもできますが、当社の核となるエリアにリソースを集中し、テクトロニクスなどのパートナーにSFP-TXなどの強力な自動化ソリューションを提供してもらうことで、当社のテスト時間を大幅に短縮することができます」
今回、VMA、立上り時間、Tx-Qsq、DDPWS、立下り時間、UJなど、6つの測定項目が新たにDPOJETに加わっています。セットアップ・ファイルは、8180、PRBS9、PRBS 31など、信号の種類をベースに提供されています。信号に特化したセットアップ・ファイルにより、信号の種類に応じた測定、解析、デバッグが行えます。
テスト・ベンチをセットアップしDUTを接続すると、Runボタンを押すだけで選択されたテストが実行できます。SFP-TXソリューションは定期的にメッセージを表示し、DUTを別のテスト・モードにするように促します。
テクトロニクスは世界的なコンソーシアムであるEthernet Allianceに参加しています。ここには、システム/コンポーネント企業、業界の専門家、大学の教授、行政の専門家も参加しており、Ethernet技術の発展に努めています。
テクトロニクスについて
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(米国:www.tektronix.com、日本:www.tektronix.com/ja )をご覧ください。
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