現在、規模に関わらず多くの企業で、ビジネスの根幹となる業務システムの予期せぬ障害や災害などが発生した場合でも、事業活動を継続するため、事前にBCP(事業継続計画)を作成することが急務となっています。しかしながら人材やコスト負担などの問題から、実際に対策に着手している企業はまだ少なく、また、対策に着手していたとしても数千万円規模の導入コストと長期の期間を掛けて社内の環境を整備している最中といった中堅企業や大手企業が多いのが現状です。
このように、事業継続に必要なプライベートクラウド環境の構築には半年から1年という時間を要してしまうこと、また導入コストだけでなく運用・維持に必要な人員やコストの投資を継続しなければならないことなど、数多くの理由によりBCP対策強化やクラウド環境への移行が難しいという企業様の声を多く聞いておりました。
そこでGMOクラウド社とCTCSPは、企業が求める “BCP対策強化”と“クラウド移行”との双方を満たす方法を徹底検証し、この度BCPクラウドソリューションサービス「IQcloud Sync」を提供することにいたしました。
【「IQcloud Sync」について】
「IQcloud Sync」とは、GMOクラウド社の高可用性、高セキュリティ、低コストを兼ね備えたバーチャルプライベートクラウドサービス「IQcloudVirtual Private」と、CTCSPが培ってきたワンストップBCPサービス「Smart Zero-One(R)」とを連携させたサービスです。プライベートクラウドに匹敵する高い可用性とセキュリティを持つバーチャルプライベートクラウド上で業務システムを運用でき、万が一企業の業務システムが停止した際には、数十分でのシステム復旧を可能にするサービスです。業務システムを従来通りに運用しながらバックアップをクラウド上に生成し、お客様任意のタイミングで差分データのバックアップも取得可能です。震災などにより万が一障害が発生しても慌てることなく業務システムを復旧させることができるよう、障害復旧の定期訓練の実施も可能です。
これにより、緊急時でも重要性の高い企業の受発注や金融系、管理系などの基幹となるクリティカルな業務に該当するシステムで最重要課題となっている、BCP対策の強化と、企業が求める業務システムのクラウドでの運用を過大な投資の必要がなく実現可能です。プライベートクラウドを用いてシステムバックアップを構築する場合、規模に応じて数千万円の費用が必要となるのが一般的なところを、IQcloud Syncでは1年間460万円台(*1)からご利用いただけます。
■「IQcloud Sync」のサービス概要
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サービス名 :「IQcloud Sync」
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【ご利用料金】
初期費用:241万5,000円(税込)~
(「Smart Zero-One(R)」導入費用:BCPソフトウェアライセンス含む)
月額費用: 18万2,700円(税込)~
(「IQcloud Virtual Private」ご利用料金)
【サービス内容】
高可用性と高セキュリティを保持するバーチャルプライベートクラウド上で業務システムを運用でき、3台の物理または仮想マシンを対象にバックアップを取得します。
<バーチャルプライベートクラウド環境の提供 (「IQcloud Virtual Private」)>
・クラウドの導入設計サービス
・クラウドサーバーのセットアップサービス
・定期的なバックアップサービス等
・IQcloud Virtual Private(ストレージ600GB、メモリ24GB、6 Core 2.66GHz×1)
・ネットワークインターフェイス10Gbps×1、仮想ソフトウェア(VMware)は標準搭載
<BCP対策内容(「Smart Zero-One(R)」)>
・BCP対策ソフトウェアライセンス(使用許諾)
・BCPアセスメントサービス(導入・運用・評価)
・システム環境構築設定サービス
・バックアップ対象サーバーの同期・差分同期サービス
・リカバリテストサービス
・簡易運用トレーニング 等
【特長】
<安心のシステム丸ごとバックアップ>
OSからデータまで全てオンサインバックップを行います。システム増設を気にせずにスケールアップが可能。
<幅広いバックアップ環境に対応>
物理・仮想を問わず、Windows/Linuxの混在環境の対応が可能。日々のバックアップは、差分データ圧縮同期によりネットワーク負荷を低減します。
<緊急時に、簡単・迅速・確実に復旧を実現>
複雑なBCP対策を専門家不在でも操作できるように簡単設定が可能。また、テストフェイルオーバー機能により、BCP発動のための定期訓練の実施が可能。
<ランニングコストの削減が可能>
クラウド型サービス提供によりシステム運用のランニングコストを低減します。
【販売】
「IQcloud Sync」は、GMOクラウド社が提供・販売するサービスです。
「IQcloud Sync」のご利用には、GMOクラウド社の「IQcloud Virtual Private」サービスと、CTCSPの「Smart Zero-One(R)」の双方をご契約いただく必要があります。
【「GMOクラウド株式会社」とは】
1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として13万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内6,000社超の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューション「GMOクラウド」を立ち上げクラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。
また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを連結会社のGMOグローバルサイン株式会社を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポールの拠点よりグローバルに展開しております。
<「IQcloud Virtual Private」について>
「IQcloud Virtual Private」は、エンタープライズ企業のマシーンルームとして求められる可用性とセキュリティの高さを兼ね備えたバーチャルプライベートクラウドサービスです。CPUやメモリなどの仮想化の基盤となるコア部分を占有させることで、プライベートクラウド並みの高いセキュリティレベルを保ちながらも、コアではない部分を共有することで低価格での提供を実現しています。
【「シーティーシー・エスピー株式会社」とは】
CTCSPは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)のグループ会社です。1990年4月に設立されました。世界各国の企業とのパートナーシップにもとづき、企業ネットワークおよびインターネットシステムに必要不可欠な製品およびソリューションを日本国内にご紹介しています。
< Smart Zero-One(R)サービスについて>
CTCSPの「Smart Zero-One(R)」サービスは、高可用性と高セキュリティを保持するバーチャルプライベートクラウド環境を最大限生かす最適なBCP環境を実現するため、お客様の対象サーバー、システムの業務特性、および投資コストに見合う適切なソリューションを“データの保全性”と“業務継続性”の観点から最適な製品選択と要件定義~設計、製品の提供、構築、運用提案まで無駄のないワンストップ型サービスを提供します。
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
(*1)初期費用241万5,000円(税込)、月額費用18万2,700円(税込)で12ヶ月契約していただいた場合の費用です。
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