新しいデータ放送は、メニューアイコンを放送画面にオーバーレイ表示するなど、視聴者の操作性を高める斬新な画面デザインや機能が特長で、イベント情報や行政情報、緊急情報等を提供します。
また、スマートフォン(iPhone、iPad、Android端末)に配信される情報は、GPS機能をはじめとするスマートフォン特有の機能を連動することが可能で、利用者の利便性がさらに向上します。
スマートフォンやタブレット端末が急速に普及するなか、コンテンツデータを一元管理して、複数のデバイスに対応させるマルチスクリーン化が注目されています。放送サービスにおいても、テレビ番組を視聴しながらスマートフォンやタブレット端末で関連コンテンツを利用するなどのマルチスクリーン型視聴スタイルを意識した番組作りや新しいビジネスモデルが模索されています。
ケーブル事業者においても同様で、独自収集した地域情報を、コミュニティーチャンネルのデータ放送で提供するだけでなく、今後はWiMAX /WiFi関連事業と関連してマルチスクリーンへの情報配信が求められています。
ハートネットワークでは、2007年よりASP型サービスを利用してデータ放送を開始し、地域情報を視聴者へ配信してきましたが、今後、多様化する視聴者ニーズに対応し、マルチスクリーン化と共にWiMAX/WiFi事業との連携を推進するためには、自由度が高く拡張性に富んだ設備を自社システムとして構築・運用することが必須と判断し、株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役 杉本 孝浩、以下 メディアキャスト)製の「DataCaster M3 (データキャスター エムスリー)」を新規導入しました。
「DataCaster M3」の選定に当たっては、ケーブルデータ放送では多くの実績とノウハウを持っている点に加え、高度な技術を習得せずに直観的に操作できるコンテンツ制作環境、コンテンツ送出・システム運用において自動化機能が充実しているなど、運用・管理負荷が低いことを評価しました。また、「DataCaster M3」のオプション機能として新規開発されたスマートフォン対応の出力プラグイン機能を他社に先駆けて導入し、データ放送と連動した地域情報をスマートフォンなどの携帯端末にも配信可能にしました。
ハートネットワークは、今後、これらサービスを更に充実させることで、加入促進や解約防止に役立てると共に、WiMAXやWiFi関連事業をはじめとするケーブル独自の新しいサービスへと展開させ、放送と通信を融合した地域基幹メディアとして地域社会に貢献していきます。
◆ 新サービスの概要と特長
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データ放送では、オーバーレイ技術により、視聴者がdボタンを押さなくても、コンテンツが更新されると映像画面に新着情報として表示します。また、映像画面にデータ放送メニューが分かりやすいアイコンでオーバーレイ表示されているのが特長で、該当のデータ放送コンテンツへ直接遷移することが可能です。
スマートフォン向け連動情報配信では、「DataCaster M3」に収集された地域情報をスマートフォン(iPhone、iPad、Android端末)の専用アプリケーションへも配信し、視聴者が外出先でもデータ放送と同じ地域情報の取得を可能としました。
また、専用アプリは、スマートフォンのGPS機能と連動したルート案内機能も搭載しており、視聴者はデータ放送で得られた地域の店舗やサービス機関などの情報を携帯し、目的地まで迷うことなく容易に辿りつくことが可能となります。
◆ 統合型データ放送ソリューション
「DataCaster M3(データキャスター エムスリー)」について
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「DataCaster M3」は、プログラミング不要で直感的なアイコン操作だけで利用可能なことから、業界のデファクトスタンダードとして広く普及しているBMLオーサリングツールや、ARIB自動変換機能を備えた高機能なCMS(コンテンツマネジメントシステム)、ならびに、拡張性に富んだデータ放送送出装置など、メディアキャストが長年培ったデータ放送に関する「制作技術」、「送出技術」、「運用技術」の3つの技術を統合しています。
データ放送に必要な機能を、高度な技術力やノウハウがなくても簡単に利用できるようにし、また、従来型システムで同等の環境を構築するのに比べて大幅な低価格化を実現しており、専門技術者の人数や予算に限りのある地方放送局、ケーブルテレビ局に最適なソリューションセットです。
◆ スマートフォン連動出力オプションについて
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「DataCaster M3」のオプションとして提供される最新の機能で、データ放送コンテンツ用に収集した情報を、専用のスマートフォンアプリケーション(iPhone、iPad、Android端末)へ配信します。データ放送コンテンツで更新や変更が行われた際はも自動的に反映されると共に、専用アプリのホーム画面では、ユーザが情報カテゴリーボタンを任意に選択配置できます。また、専用アプリケーションは、Google Mapを連動させることにより、情報配信された特定の場所へのルート案内機能を搭載しています。この他、ランチャースペースにユーザが複数のアプリケーションやWebリンクを登録できるなど、様々な機能を搭載しています。
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