メディアキャスト、データ放送記述言語用のオーサリングソフトを3月発売

ニューズフロント

2007-01-30 23:38

 メディアキャストは1月30日、データ放送向け記述言語「Broadcast Markup Language」(BML)オーサリングソフト「Foliage typeA」を発表した。税別価格は1ライセンスあたり98万円。2007年3月に出荷を開始する予定。

 Foliage typeAは、電波産業会(ARIB)の地上デジタルテレビ放送規定(ARIB TR-B14 A-Profile)に準拠したBMLコンテンツを制作できるツール。高度な技術を習得することなく、直感的なGUI操作で制作が行えるという。

 メディアキャストでは、「独自開発したBMLブラウザによるプレビュー機能とデバッグ機能を新たに搭載し、統合型オーサリングツールとして機能強化した」と説明する。Windows XP Professional/Home SP2を搭載したPCでBMLコンテンツを編集しながら、構文チェック、規格チェック、ECMAスクリプト動作チェックなどによるデバッグと、BMLブラウザによるプレビュー確認を、同一画面で処理できる。

 Foliage typeAは固定受信機向けBMLオーサリングツールであるが、ワンセグ向けの「Foliage typeC」と共通のユーザーインターフェースを採用している。そのため、固定受信機向けとワンセグ向けのBMLコンテンツ制作が、同様の操作で行える。

 1月発売のデータ放送番組向け企画・立案・コンテンツ設計ソフト「MagicDraw」と連携させると、MagicDrawのデータからBMLコンテンツを自動生成することも可能となる。

 なお、メディアキャストは、従来製品のユーザー向けとして、Foliage typeAへのアップグレードキットも用意する。税別価格1ライセンスあたり19万円。

スクリーンショット Foliage typeAのスクリーンショット

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]