メディアキャストは1月30日、データ放送向け記述言語「Broadcast Markup Language」(BML)オーサリングソフト「Foliage typeA」を発表した。税別価格は1ライセンスあたり98万円。2007年3月に出荷を開始する予定。
Foliage typeAは、電波産業会(ARIB)の地上デジタルテレビ放送規定(ARIB TR-B14 A-Profile)に準拠したBMLコンテンツを制作できるツール。高度な技術を習得することなく、直感的なGUI操作で制作が行えるという。
メディアキャストでは、「独自開発したBMLブラウザによるプレビュー機能とデバッグ機能を新たに搭載し、統合型オーサリングツールとして機能強化した」と説明する。Windows XP Professional/Home SP2を搭載したPCでBMLコンテンツを編集しながら、構文チェック、規格チェック、ECMAスクリプト動作チェックなどによるデバッグと、BMLブラウザによるプレビュー確認を、同一画面で処理できる。
Foliage typeAは固定受信機向けBMLオーサリングツールであるが、ワンセグ向けの「Foliage typeC」と共通のユーザーインターフェースを採用している。そのため、固定受信機向けとワンセグ向けのBMLコンテンツ制作が、同様の操作で行える。
1月発売のデータ放送番組向け企画・立案・コンテンツ設計ソフト「MagicDraw」と連携させると、MagicDrawのデータからBMLコンテンツを自動生成することも可能となる。
なお、メディアキャストは、従来製品のユーザー向けとして、Foliage typeAへのアップグレードキットも用意する。税別価格1ライセンスあたり19万円。