2011年サステナビリティ報告書を発行

バクスター株式会社

From: Digital PR Platform

2012-07-10 17:00


バクスターインターナショナルインク(NYSE: BAX)は、このたび、2011年中の活動をまとめた「2011年サステナビリティ報告書」を発行しました。社会、環境、経済に関する当社の取り組みを、サステナビリティ報告書を通して発表するのは本年で13年目となります。報告書では、当社が定めるサステナビリティに関する優先事項と目標に対する進捗状況を報告するとともに、世界中のステークホルダーのニーズに対する当社の取り組みを紹介しています。報告書は、米国本社のウェブサイト (リンク ») (英語)からご覧いただけます。日本語版は後日発行する予定です。

「当社にとってサステナビリティとは、さまざまなステークホルダーのニーズに対応することにより、社会、環境、経済における持続的な価値を創出することです。多様なステークホルダーに対して責任あるサービスを提供することを通して事業を成功させることは、当社が定めるサステナビリティの優先事項を将来にわたって継続的に前進させることにつながります」と、会長兼CEOのロバート・L. パーキンソン・ジュニア(Robert L. Parkinson Jr.)は述べています。


■サステナビリティ報告書ハイライト

◎燃料油に代わるバイオマス燃料の使用など画期的な再生エネルギー戦略により、温室効果ガス排出量を2005年と比較して絶対値で7%削減しました。たとえば、インドのアルスール工場およびワルジ工場では、ヤシ殻やもみ殻、サトウキビ残余をボイラーのエネルギー源に利用しています。温室効果ガス排出にかかわる化石燃料の使用を削減し、エネルギー費を抑制するほか、地域経済にも貢献しています。

◎水資源保全の取り組みを通して、水資源使用量を2005年と比較して絶対値で6%削減しました。たとえば、水ストレスの高い地域に所在するメキシコのアトラコムルコ工場では、画期的な水再利用プロジェクトを通して、水使用量を2010年と比較して絶対値で26%削減しました。

◎医療へのアクセス向上を目的として、バクスターおよびバクスターインターナショナル基金から2011年中に総額8,000万ドル以上を寄付しました。バクスターインターナショナル基金は、当社の慈善事業部門です。製品の無償提供は、世界75ヵ国を対象に実施しました。東日本大震災やタイ洪水の支援として、静注用抗生物質やその他の輸液の無償提供も行っています。


当社が定める9つのサステナビリティに関する優先事項は、当社とステークホルダーにとって重要な問題や、当社がとくに大きく貢献できる分野の課題を取り上げています。この優先事項には、医療へのアクセス向上や理数科教育の充実、温室効果ガス排出量・廃棄物発生量・水資源使用量の削減を含む、多岐にわたる環境対策が含まれています。

当社のサステナビリティ報告書は、GRIガイドライン(Global Reporting Initiatives)に準拠しています。GRIガイドラインは、サステナビリティの取り組みと成果を体系的に報告するための統一基準を定めたものです。


■日本におけるサステナビリティの取り組み

日本においても、環境に配慮したサプライチェーンの推進や、地域支援活動などを中心に、サステナビリティの課題に取り組んでいます。


【環境のために】

◎2009年に開始した営業車のハイブリッド車への切り替えが、2012年7月にほぼ完了します。ピーク時と比較して、2012年5月現在すでに37%のCO2排出量削減を実現しています。

◎物流において、配送車の使用台数を前年比8%削減しました。また、東日本大震災後の節電対策により、流通センターにおける2011年の電力使用量を前年比28%削減しました。

◎宮崎工場では、エネルギー管理プログラムの推進、新技術・高効率設備の導入、オペレーション効率の向上など、さまざまな取り組みにより、2005年と比較して、2011年には温室効果ガス排出量を23%、水資源使用量を59%、廃棄物発生量を44%削減しました。


【社会とともに】

◎宮崎工場では、地元の学生や職員などを対象とした施設見学を通して、科学技術への関心向上に向けた地域社会の活動を支援しています。地元の小学生を対象とした「環境授業」では、製造ラインと排水処理施設の見学やワークショップを通して、水の大切さを伝えました。

◎従業員にバクスター・グローバルサービス・プログラムへ参加することを奨励し、バクスターの企業文化であるボランティア精神と地域支援を向上させています。当社は、バクスターインターナショナルインクの創業月である10月を社会貢献活動推進月間に定めており、従業員によるボランティア活動をとくに奨励しています。2011年、バクスターは全世界でのべ13.1万時間以上のボランティア活動を行いました。日本においても、東日本大震災の被災地支援や本社近隣の高齢者総合福祉施設の清掃活動など、のべ2,362間以上のボランティア活動を行いました。

◎東日本大震災に対する支援として、全世界の従業員による寄付を含め、バクスターインターナショナル基金を通して約46万ドルを寄付しました。また、製品の無償提供に加え、避難所の子どものために絵本や玩具、文具など寄贈しました。


【従業員とともに】

◎従業員のワークライフバランスを向上させるとともに、ダイバーシティとインクルージョン(多様性の受容)の取り組みをさらに前進させるため、2011年にワークライフバランス・インクルージョン委員会を社内に設置しました。また、多様な働き方が可能な環境を提供し、女性従業員の定着を図るとともに、管理職および役員における女性の比率を向上させていることなど、当社のダイバーシティ推進の積極的な取り組みが評価され、2012 J-Winダイバーシティ・アワード「ユニーク賞」を受賞しました。


■サステナビリティの取り組みに対する第三者機関の評価

当社のサステナビリティの取り組みの実績が評価され、2012年4月17日に発表されたコーポレート・リスポンシビリティ誌による「企業市民ベスト100社(100 Best Corporate Citizens)」に選ばれました。当社は今回で11回目の選出となりました。「企業市民ベスト100社」は、Russell 100 Indexを構成する企業を対象として、環境、気候変動、従業員、人権、ガバナンス、財務、慈善活動の7つの分野における320以上のデータをもとに評価するものです。詳細については、 (リンク ») (英語)をご覧ください。

「メイプルクロフト気候革新指数(Maplecroft Climate Innovation Indexes)」のヘルスケア製品部門において、2年連続トップに位置づけられました。「メイプルクロフト気候革新指数」は、イノベーションに注力し、気候変動問題に取り組む米国の多国籍企業を評価する指標で、ブルームバーグ協力のもと選定されます。詳細については、 (リンク ») (英語)をご覧ください。


■バクスターについて

バクスターのサステナビリティの取り組みは、30年以上におよびます。バクスターは、「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」に掲載されており、また、コーポレート・ナイツ社による「サステナビリティ企業世界ベスト100社」、およびコーポレート・リスポンスビリティ誌による「企業市民ベスト100社」に選ばれています。バクスターは、ハーバード大学医学部の保健・グローバル環境センター、ボストン大学の企業市民センター、倫理・コンプライアンス・オフィサー協会のメンバーです。また、バクスターは、グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)のステークホルダーであり、セリーズ原則を支持しています。バクスターのサステナビリティの取り組みの詳細については、 (リンク ») (日本語)および (リンク ») (英語)をご覧ください。

バクスターインターナショナルインクは、血友病や免疫不全症、感染症、腎疾患、外傷などに対する医薬品・医療機器を開発および製造販売し、患者さんの救命や生命維持に貢献しています。多様性に富んだグローバルヘルスケア企業として、医薬品、医療機器、およびバイオテクノロジーの専門技術を活用し、世界の医療の向上に寄与する製品を創出します。


■バクスター株式会社について

バクスター株式会社は、腎不全、血友病、輸液、麻酔、疼痛管理の領域に特化した世界的なヘルスケアカンパニー、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。医薬品、医療機器、バイオサイエンステクノロジーを中心とした医療サービスを患者さんや医療現場に提供し、医療に新たな価値を創造します。

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