ホワイトペーパー

製品の技術的統制と組織のルールづくり、全社で安心してAIを使うために必要な2つの要件

kintone(サイボウズ株式会社) 2026-07-14

生成AIツールを導入したものの、期待した成果が組織全体に広がらないという声は少なくない。JIPDECの調査では、社内業務全体でAIを積極活用している企業、あるいはAIを活用したビジネスモデルや製品提供にまで至っている企業は全体の2割程度にとどまり、多くの企業が検討や試行の段階に置かれている実態が示されている。
本資料では、その原因をAI自体の性能ではなく、活用するための環境が整っていない点に求め、AI推進担当者が直面する「使えるデータがない」「業務導線がない」「安心して使えない」という3つの壁を提示したうえで、3つ目のセキュリティ・統制にフォーカスして解説している。
全社展開に踏み切れない要因となるリスクを、入力情報が外部に流出しうるインプットのリスクと、権利侵害やハルシネーションによる誤情報発信といったアウトプットのリスクに分けて整理。そのうえで、データが学習に使われないこと、管理者が利用可否や利用者を制御できること、既存のアクセス権がAIの回答にも反映されることなど製品側に求められる技術的統制と、入力してよい情報の基準づくりや出力の確認フロー整備といった組織側のルールづくりを、対策の両輪として示している。効果が見えていてもリスクが管理できない状態では経営層の判断は下りないという指摘は、稟議の段階で足踏みしている状況に重なるものだろう。
後半では、この枠組みに沿ってkintone AIがどのリスクに製品としてどう対応し、どこから先は利用者側のルールで対処すべきかを対応表の形で明らかにする。プロンプトインジェクションへのガードレール、クレジット上限による費用の制御など、個別項目ごとの対応も確認できる。あわせて、kintoneおよびkintone AIの機能概要、プラグイン・連携サービス、外部の生成AIツールとkintoneをつなぐローカルMCPサーバーについても取り上げている。

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