AsiaNet 52175
共同JBN 0192 (2013.2.26)
【バレルプ(デンマーク)、プラネクマルチンスリート(ドイツ)2013年2月26日PRN=共同JBN】皮膚科学専門の世界的な製薬会社であるレオファーマ(LEO Pharma)はこのほど、乾せん(癬)など炎症性皮膚病の経口治療目的で、ドイツのバイオテクノロジー会社4SC Discovery GmbHと共同研究、開発、製品化を主目的とする独占的開発研究およびライセンス契約を結んだ。
(Logo: (リンク ») )
この協業は慢性的な皮膚疾患に対する最新かつ利用しやすい画期的療法につながる可能性を持っている。そのための革新的な化合物は現在初期開発段階であり、乾せん症状が全治しないとしても相当程度軽減することが臨床前モデルで実証済みである。
契約に基づいて、レオファーマは4SC Discoveryに100万ユーロの前払い金および研究、開発向けの追加資金を供与する。レオファーマは乾せんやその他治療分野を含めて、炎症性皮膚病に使う化合物の世界的マーケティングおよび製品化のラインセンスを受ける独占オプション権利を受け取る。レオファーマがこのオプション権を行使する際には、4SC Discoveryは最高額300万ユーロのマイルストーン支払いとともに、特定の開発成果を実現した際に最高9200万ユーロと2桁のロイヤルティーの支払いを受ける資格がある。
▽生活の質の向上
この取引は、患者の利益のために製品ポートフォリオを拡充する新たな機会を積極的に求めるレオファーマの意欲的な成長戦略における最新の成果である。
レオファーマのキム・ケラー上級副社長(グローバル開発担当)は「レオファーマは4SCとの契約および患者に提供する可能性について喜んでいる。この化合物は乾せん症状を根絶し、この慢性皮膚病の重荷を背負う人々を解放する能力を持っている。レオファーマは患者の治療選択肢を常に広げ、高める努力を続けており、この最近の取引は画期的な新しい治療法で患者のニーズに対応する当社コミットメントの完ぺきな一例である」と語った。
▽新しい画期的療法
4SC Discoveryにとってこの取引は、そのリサーチエンジンから生まれた化合物の一つに対する主要な初期段階提携取引をなる。
同社マネジングディレクターで最高科学責任者(CSO)のダニエル・ヴィット博士は「われわれはサイトカイン(cytokine)の変調に基づく当社の極めて革新的な化合物の理想的な研究、ライセンス提携先として、皮膚病のグローバルリーダーであるレオファーマを選んで喜んでいる。当社の目標は現在、慢性的な炎症性皮膚病に対する高い医療ニーズに応える新たな画期的療法を促進し、共同開発することになる。この提携関係はまた、自己免疫と炎症性疾患領域での4SCの大きな専門知識と科学的能力を実証するものである」とコメントした。
▽レオファーマ(LEO Pharma A/S)について
レオファーマは1908年創設された独立系、研究主体の製薬会社である。レオファーマは世界の100カ国以上の皮膚病および血栓症患者に対する医薬品を開発、製造、販売している。同社は61カ国に自社販売チームを擁して、世界で約5000人を雇用している。レオファーマはデンマークに本社があり、レオ財団が全額出資している。
詳細は (リンク ») を参照。
▽4SC Discovery GmbHおよび4SC Groupについて
4SC Discovery GmbHは4SC AGの全額出資子会社であり、がんや自己免疫疾患に対する新しい治療用化合物の初期段階研究と発見を専業としている。4SC Discoveryはほかの企業に技術と研究サービスを提供し、製薬、バイオテクノロジー企業との提携関係によって自社初期段階の治療プログラムの開発と製品化を加速する。4SC Groupは患者の生活の質を高めるため、がんや自己免疫疾患治療を標的とする微小分子医薬品の発見と臨床開発に注力している。4SC Groupは2012年末の時点で、86人の従業員を擁している。同社は1997年に創設され、2005年12月以来フランクフルト証券取引所のPrime Standardに上場している。
詳細は (リンク ») および (リンク »)
ソース:Leo Pharma A/S and 4SC Discovery GmbH
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。