伊・アルカンターラ、A・ボラーニョ会長兼CEOが来日、サステナビリティに対する企業責任について発表

アルカンターラ

From: JCN Newswire

2013-03-19 21:30

100% カーボン・ニュートラルなアルカンターラ

Tokyo, Mar 19, 2013 - ( JCN Newswire ) - 経済、社会、環境をバランスよく保つということは、次世代を担う人々の将来を約束するために必要であり、サステナビリティの考え方が社会に問いかける課題です。アルカンターラ社は、環境、安全、労働者の権利を常に考慮しています。それゆえこの課題を取り上げ、これらの項目をコミットする活動やプロジェクトを長年にわたって実行しています。その証が、1993年に取得した品質のための国際規格 ISO 9001 から始まり、その後、数多くの規格認証を取得してきていることに表われています。

カーボン・ニュートラルであること

2009年、アルカンターラ社は、国際的にも評価の高いドイツの認証機関テュフズード(TUV SUD)より全生産プロセスに関して「カーボン・ニュートラル」の認証を取得しました。つまり、二酸化炭素排出量がゼロと認められたのです。ここで注目すべきなのは、この取り組みはすべて自発的に行われたということです。二酸化炭素排出量のオフセットは法律で求められていることではなく、自らを先駆者と任ずる会社の決意だったのです。

まず、最初に具体的な手段として、生産プロセスから発生する二酸化炭素排出量を少なく換算するために、再生可能な資源から作られるエネルギーのみを使用することとしました。その際にサステナビリティの思想を導入すべく当社のビジネスモデルの再考も行いました。

次に製品の「ライフサイクル」について複雑かつ綿密な評価査定が行われ、排出量が数値化されます。そしてそれに相当する額を、私たちの地球を経済・社会・環境の各観点から改善するのに役立ち、国連が推奨するプロジェクトに支援することにより、排出量をオフセットさせています。

当社の固い決意は、2010 年に発行された二回目のサステナビリティ・レポートをご覧になればご理解いただけ、今後も継続し続けます。

過去に実施したプロジェクト:

2009年
- ホンジュラス、バビロニア水力発電所設立
- ニュージーランド、テアピティ風力発電所設立
- インド、ヴァラヒ水力発電所設立

2010年
- トルコ、ユンタッグ 風力発電所設立
- 台湾、台南水力発電所設立
- インドネシア、グヌンサラック地熱発電所設立

2011年
- タイ、サイアム・セメント バイオマス発電所設立
- 中国、楊村水力発電所設立
- ブラジル、セラミック バイオマス発電所設立

2012年
- ケニヤ、ライフストロー水力発電所設立
- ベトナム、ダクポン水力発電所設立
- 中国、安徽バイオマス発電所設立

植物の蒸散作用による排水処理

アルカンターラ社は、製造工程から発生する排水の処理にあたり、工場内でより自然な方法となる「植物による処理」を初めてヨーロッパで導入しました。

アルカンターラ製品の生産において生じる排水は植物により分解処理されています。このシステムは近年米国およびオーストラリアで試されていますが、ヨーロッパでは全くの初めての試みです。特別な草木をネラ・モントロ(テルニ県)の生産工場の敷地内に植えて、その施設内で不要な排水を植物の蒸散作用を活用して処理します。このプロジェクトを実施したことで、生産における廃棄物の削減、その運搬や廃棄場の環境など全般的に改善することができるようになりました。また、汚泥処理システムにより処理され再生された泥の新たな利用も可能となります。

カーボン・ニュートラルおよび植物による排水処理は、アルカンターラ社のサステナビリティ活動の二大プロジェクトとなっており、アンドレア・ボラーニョ会長兼CEOの述べる「会社の業績拡大は常に社会的公正と環境バランスと連携しなければならない」という会社の信念に基づいています。

ミラノ・デザインウィーク 2013で開催されるアルカンターラの討論会

アルカンターラ社では、サステナビリティに対するコミットメントを実証するため、ミラノ・デザインウィーク 2013 の期間中に、世界銀行のプロジェクト:Connect4Climateを全面的に支援すべく、スーパースタジオ・ピウにて、気候変動の問題に関する討論および意見交換会を実施します。このプロジェクトの啓発的な目的に従って、このイベントは「アルカンターラによる討論会、C4C:Re-Think、Re-Design、Re-New」と題されます。その目的は、来場者の方々にこうした問題をしっかりと考え直していただき、展示および討論を通してサステナビリティおよび気候変動についての各自の意見を問い直すように動機つけることにあります。

アルカンターラ社のアート・ディレクターであるジュリオ・ カッペリーニが監修する展示会では、国際的に有名なマルチメディア・ディレクターのジャレード・マッツォッキが製作するビデオを壁に投影する「カプセル」を中央に据え、そこが交流スペースとなります。ここに独創的な展示を施して、この最も重要なプロジェクトにおける Connect4Climate とアルカンターラ社のサステナビリティに対するコミットメントをビデオによりご説明します。

アルカンターラは特筆すべき良好かつ強固な関係を持つデザイン界を活用して、この特殊な問題と取り組むこととしました。 「カプセル」はサステナビリティや天候変動に関する議論が積極的に行われる場となり、これら諸問題がデザインやファッションなどの違った観点から問い直されていくでしょう。国際的な著名人が参加して、「より環境に優しい」未来を目指す当社の認識や関心をも変えうる、素晴らしい見解や独特の考え方を提供してくれることでしょう。

アルカンターラとは

1972年に設立された、本社をミラノに置くアルカンターラ(R)の生産・企画・販売を行う会社です。製品の生産と加工はウンブリア州ネラ・モントロにある450,000m2規模の工場で行っています。アルカンターラ(R)は、 独自技術を結集して生まれた、画期的なカバーリング素材です。アルカンターラ(R)は、自動車、ファッション、家具、インテリア、クルーザー業界などさまざまな 分野のリーダー企業により選ばれ、採用されています。優れた感覚特性、外観の美しさ、特殊機能性を 持つと同時に、環境保護を最重視し、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルを提供します。アルカンターラ(R) (Alcantara(R))は、アルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標です。アルカンターラ社は、「カーボン・ニュートラル」認証を取得しています。そのために、アルカンターラ(R)の全製造工程及び製品ライフサイクルから排出される二酸化炭素排出量の削減に努め、国連の推奨する再生可能エネルギーのプロジェクトへの財政支援を行っています。 (リンク »)

国際規格の取得認証:                                         
- UNI EN ISO 9001(2008年取得認証): 品質マネージメントシステムの国際規格
- ISO/TS 16949(2009年取得認証): 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
- UNI EN ISO 14001(2004年取得認証): 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
- エコテックススタンダード100(1994年取得認証): 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
- Authenticity認証: インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
- SA8000認証(2008年3月認証取得): 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
- カーボン・ニュートラル認証(2010年取得認証): 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化

本資料及び写真などに関するお問い合わせ先:
(株)井之上パブリックリレーションズ
アルカンターラ広報担当:
渡辺・小島・ベーカー
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-34 新宿御苑前アネックス2階
Tel: 03-5269-2301
Fax: 03-5269-2305
Email: alcantara@inoue-pr.com

概要:アルカンターラ

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