マイクロチップ、組み込み無線製品ファミリを拡充する Bluetooth(R)、Wi-Fi(R)、ZigBee(R)準拠の新製品を発表

マイクロチップテクノロジー株式会社

From: DreamNews

2013-04-23 12:00

2013年4月23日[NASDAQ:MCHP] - マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであるマイクロチップ テクノロジー社(日本支社: 東京都港区浜松町、代表: 吉田洋介 以下マイクロチップ社)は本日、組み込み無線製品ファミリの大幅な拡充を発表しました。Bluetooth(R)に関しては、モジュール、スタック、コーデックを備えたPIC32 Bluetoothオーディオ開発キットと、スタックを内蔵したXBee(R)フットプリント互換のソケット モジュールを発表しました。Wi-Fi(R)に関しては、マイクロチップ社が無償でソースコードを提供する高機能なTCP/IPスタックをPIC(R)マイクロコントローラ上で実行する事により柔軟な設定を可能にしたIEEE 802.11b/g Wi-Fiモジュールと、スタック内蔵で使いやすいXBeeフットプリント互換のソケット モジュールを発表しました。また、マイクロチップ社として初めてIEEE 802.15.4と125 kbps~2 Mbpsの独自データレートの両方をワンチップでサポートし、ZigBee(R)、MiWiTM、その他の独自プロトコルにも対応した低消費電力の2.4 GHz RFトランシーバも発表しました。
これら新製品の資料は右のURLでご覧頂けます: (リンク »)
「マイクロチップ社は、BluetoothからWi-Fi、ZigBee、独自プロトコルまで幅広い規格に最適化した無線ネットワークの設計をサポートできるようになりました」とマイクロチップ社無線製品部門取締役のSteve Caldwellは述べています。
多くの無線ネットワーク機器では、きわめて低消費電力での動作が求められます。こうした機器の例としては、ホーム/ファクトリ オートメーションで使われるバッテリ駆動の無線センサ メッシュ ネットワーク、ZigBee RF4CE規格に準拠したリモコンがあります。マイクロチップ社のMRF24XAはIEEE 802.15.4規格に準拠した次世代の2.4 GHz RFトランシーバで、動作電圧レンジが1.5~3.6 Vと非常に低く、受信時の消費電流はわずか13 mAに抑えられており、数年間のバッテリ寿命を実現します。また、この製品はマイクロチップ社として初めてIEEE 802.15.4と125 kbps~2 Mbpsの独自データレートの両方をサポートし、ZigBee、MiWi、その他の独自プロトコルにも幅広く対応します。
最近では、802.15.4規格に準拠した既存のアプリケーションを、スマートフォン/タブレットからのアクセスやインターネット接続に対応させるため、Wi-FiまたはBluetoothに簡単に移行したいという設計ニーズがあります。こうしたアプリケーションの例として、家庭用/商業用/産業用ネットワークにおける無線センサ ネットワーク、リモート監視/制御/計測、M2M (マシンツーマシン)の無線化があります。RN XVシリーズのWi-Fi/Bluetoothソケット モジュールは監督官庁から認証済み(注1)で、XBeeソケットに装着するだけでWi-FiまたはBluetoothネットワークへの接続を実現します。設計を容易にするため、これらのモジュールはスタックを内蔵しており、簡単なASCIIコマンドで設定が行える他、シリアル インターフェイス経由でMCUに容易に接続できます。
この他、カスタマイズ可能なTCP/IPスタックをPICマイクロコントローラで実行し、フル機能のウェブサーバやメール機能等、各種Wi-Fi機能を追加したいという設計ニーズがあります。低消費電力で認証済み(注1)のMRF24WG0MA/MBモジュールは、IEEE 802.11b/gの全てのデータレート(最大54 Mbps)で接続でき、マイクロチップ社の製品として初めて5 Mbpsの持続スループットをサポートしています。マイクロチップ社の既存のWi-Fiモジュールとフットプリントが共通化されているため、モジュールを交換するだけで通信速度、アクセスポイントとの互換性、機能の向上を図る事ができます。
Bluetoothデジタル オーディオは、スマートフォン/タブレット向けアクセサリやオーディオ サウンドバー等、量産アプリケーションの分野で急速に拡大を続けています。こうした需要に応えるため、高品質なオーディオを実現できる対費用効果の高い開発プラットフォームが求められています。マイクロチップ社の32ビットPIC32マイクロコントローラは、高品質なデジタル オーディオ再生およびアクセサリの開発プラットフォームとして高い性能を発揮します。新しいPIC32 Bluetoothオーディオ開発キットは、スタックを内蔵したマイクロチップ社の既存のBluetoothオーディオ モジュールをベースに、認証済み(注1)標準RFベースの低コストBluetooth HCIトランシーバ モジュール、PIC32向けに最適化されたAVRCPおよびA2DP Bluetoothプロファイル、SBC、AAC、MP3等のオーディオ コーデックを追加したものです。また、このキットはマイクロチップ社の既存のMade for iPod(R)およびAndroidTMスタックと組み合わせて使えます。これらの要素を組み合わせる事により、高いカスタマイズ性と柔軟性を備えた多用途かつ強力な開発プラットフォームが実現します。

(注1) 日本でのTELEC認証に関しては弊社までお問い合わせください。


在庫/供給状況と開発サポート
MRF24XA 2.4 GHz IEEE 802.15.4トランシーバは、32ピンQFNパッケージで本日より1,000個単位でサンプルの提供を開始いたします。この製品をサポートするMRF24XA PICtailTM/PICtail Plusドータボード(製品番号: AC164152-1)は、5月に提供開始予定です。
XBeeフットプリント互換の20ピンRN41XVC/RN42XVP Bluetoothソケット モジュールとRN171XVW/RN171XVS/RN171XVU Wi-Fiソケット モジュールは、本日より1,000個単位で提供を開始いたします。これらのソケット モジュールをサポートするRN XVシリーズ評価キット(製品番号: RN-XV-EK1)は、本日より提供を開始いたします。
36ピンMRF24WG0MA/MRF24WG0MB Wi-Fiモジュールは、本日より1,000個単位で提供を開始いたします。これらのWi-Fiモジュールの評価が行えるWi-Fi Gデモボード(製品番号: DV102412)とMRF24WG0MA PICtail/PICtail Plusドータボード(製品番号: AC164149)は、本日より提供を開始いたします。
PIC32 Bluetoothオーディオ開発キット(製品番号: DV320032)は、本日よりマイクロチップ社のアーリーアダプタ プログラムを通じて提供を開始し、この夏には一般向けの提供を開始予定です。このキットのアーリーアダプタ プログラムへの参加ご希望の方は、マイクロチップ社にお問い合わせください。
詳細は、マイクロチップ社または正規販売代理店にお問い合わせ頂くか、マイクロチップ社のウェブサイト( (リンク ») )をご覧ください。本プレスリリースに記載された製品をご購入頂くには、microchipDIRECTのウェブサイトにアクセスするか、マイクロチップ社の正規販売代理店にご連絡ください。

関連写真
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください(掲載に許可は不要です)。

マイクロチップ社組み込み無線製品の写真: (リンク »)

モジュールの写真
・ MRF24WG0MA Wi-Fiモジュール: (リンク »)
・RN171XVW Wi-Fiソケット モジュール: (リンク »)
・RN42XVP Bluetoothソケット モジュール: (リンク »)

ツールの写真
・PIC32 Bluetoothオーディオ開発キット: (リンク »)
・Wi-Fi Gデモボード: (リンク »)
・MRF24WG0MA PICtail/PICtail Plusドータボード: (リンク »)
・MRF24XA PICtail/PICtail Plusドータボード: (リンク »)
・RN XVシリーズ評価キット: (リンク »)

ブロック図
・PIC32 Bluetoothデジタル オーディオ システム: (リンク »)
・MRF24WG0MA/MB Wi-Fiモジュール: (リンク »)
・MRF24XA 2.4 GHz IEEE 802.15.4トランシーバ: (リンク »)
・RN XVシリーズWi-Fi/Bluetoothソケット モジュール: (リンク »)

マイクロチップ社の最新情報をぜひフォローしてください。

・マイクロチップ社製品ニュースのRSSフィード: (リンク »)
・Twitter: (リンク »)
・Facebook: (リンク »)
・YouTube: (リンク »)
マイクロチップテクノロジー社について
マイクロチップ テクノロジー社(NASDAQ:MCHP)は、マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであり、全世界で数千を超える各種アプリケーションにおいて、低リスクの製品開発、総システムコストの削減、迅速な商品化の実現に貢献しています。マイクロチップ社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細については、マイクロチップ社のウェブサイト( (リンク ») )をご覧ください。
# # #

Note:マイクロチップ社の名称とロゴ、PICは、アメリカ合衆国および他の国におけるマイクロチップ テクノロジー社の登録商標です。MiWi、PICtailは、アメリカ合衆国および他の国におけるマイクロチップ テクノロジー社の商標です。その他本書に記載されている商標は、各社に帰属します。

タグ/キーワード: Wi-Fi、WiFi、Wi-Fiモジュール、低消費電力、Bluetoothモジュール、組み込みBluetooth、組み込みWi-Fi、IEEE 802.11、共通のモジュール フットプリント、XBee、無線、接続、Bluetooth、Bluetoothオーディオ、PIC32、32ビット デジタル オーディオ、MP3、AAC、SBC、A2DP、オーディオ コーデック、BTオーディオ アクセサリ、スマートフォン、タブレット、低消費電力無線、メッシュ ネットワーク、ZigBee RF4CE、MiWiプロトコル、2.4 GHz IEEE 802.15.4、独自ネットワーク、高データレート、ZigBee Smart Energy Profile


詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (マイクロチップ社): (852) 2943 5115
(メール: daphne.yuen@microchip.com)



本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]