AsiaNet 53456
共同JBN 0732 (2013.6.20)
【ワシントン2013年6月20日PRN=共同JBN】ジョン・ケリー米国務長官は19日式典を催して、権威ある2013年世界食糧賞(World Food Prize)受賞者にシンジェンタ社(Syngenta、 (リンク ») )の著名な科学者メアリーデル・チルトン(Mary-Dell Chilton)博士を指名した。世界食糧賞は世界の食糧の質、量あるいは供給を改善することによって、人類の発展に貢献した個人を顕彰する最も重要な国際賞である。
チルトン博士とほかの2人の受賞者は、「植物細胞の形質転換のカギを解く画期的バイオテクノロジーにおける諸発見」の功績が認められた。チルトン博士の画期的な分子研究は、植物バクテリアがいかにして他の有機体から植物細胞に遺伝子を注入することによって、新しい革新的な形質を持つ穀物変種を生み出すツールとして適用できるかを示した。この業績の直接の結果として1996年、シンジェンタの前身であるチバガイギー(Ciba-Geigy)は、トウモロコシの遺伝子組み換え(GM)形質を商品化した初の企業となった。2012年までに、遺伝子組み換え作物は1700万以上の農民によって1億7000万ヘクタール余りで耕作されるようになった。
シンジェンタのマイク・マック最高経営責任者(CEO)は「チルトン博士は当社の企業目標を具現して、植物の可能性に命を吹き込んだ。博士は現代的バイオテクノロジーの先駆者であり、それは成長する世界人口で高まる食糧、飼料、燃料需要に対応する農民を支援する総合的なソリューションの主要要素になっている」と語った。
チルトン博士は1984年、リサーチトライアングルパークにシンジェンタのバイオテクノロジー研究センターを創設し、現在はSyngenta Biotechnology Inc.の名誉科学研究員である。チルトン博士は10月17日、米アイオワ州デモインで開かれる第17回年次受賞者表彰式で世界食糧賞を正式に授与される。
▽シンジェンタ(Syngenta)について
シンジェンタは90カ国余りに従業員2万7000人を擁する世界大手企業の一つで、植物の可能性を実現するという同社目的を追求している。世界級の研究、顧客に対するコミットメントを通じて、同社は穀物の生産性を高め、環境を保護し、健康と生活の質を増進することに力を傾けている。詳しい情報は (リンク ») を参照。
Syngenta logoはSyngenta Group Company の登録商標である。
ソース:Syngenta
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