AsiaNet 53750
共同JBN 0853(2013.7.22)
【香港、ジュネーブ2013年7月22日PRN=共同JBN】昨年中国で開始された国際セルフケア運動は7月24日を国際セルフケアデーとして、世界的に活動を広げる。この運動は自分自身が自分の健康を管理するセルフケアを通じて福利を達成するための基本的なステップについての理解を高めることによって健康維持に対する個人の責任についての自覚を求め、公共機関に対しては病気の社会経済的負担を減らすためにセルフケアの持つ重要な役割を認めるよう訴えている。また運動は世界的にセルフケアの理解を高めるために世界セルフケアデーを制定するよう呼びかけている。
現在、非感染性疾患(NCD)は世界で年間の死因の63%を占め、世界的な死亡要因、健康の主要な難題と認められている。個人ならびに社会に影響を及ぼし、経済的負担は今後20年間で30兆ドルと推定されている。
しかしNCDはセルフケアの改善によって大部分は予防可能である-心臓病、脳卒中、2型糖尿病の最大80%、がんの約3分の1は喫煙、不健康な食事、運動不足、有害なアルコール飲用などのリスクを個人が避けることによって予防できる。
運動の創立者で2011年に中国で初めてのセルフケアデーを始めたグオ・チェンユ博士は「われわれ全員が健康への権利を持っているが、簡単なセルフケア習慣を通じて自分が果たすべき責任も持っている」と語っている。
WSMI ( (リンク ») )のデービッド・ウェバー氏は「セルフケアは関心を集めている。セルフケアをサポートする計画は世界各地で行われている。個人も政策決定者も、公共保健予算への影響と、個人で支払う分担金という面で病気の負担に取り組むための強力な武器としてセルフケアを評価し始めている」と信じている。
しかし、セルフケアの重要な役割の認識で幾分かの進展があるにもかかわらず、現在の効率的ヘルスケアシステムは病気治療の方向に向いていて、セルフケアがその不可分の構成要素だとは、まだ見なされていない。またその長所も政策立案者、一般民衆にとって目に見える違いを生み出すほど十分に評価されていない。
国際セルフケア運動は国連が7月24日をセルフケアデーと認めることを望んでいる。Guo博士は「理解を高めることを通じてひとびとが自らのセルフケアの積極的な参加者になるよう力づけ、政府に対しても現在の健康システムの内外でセルフケアにやさしい政策をとるよう働きかけたい」と説明している。
ソース:International Self-Care Foundation
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