国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
2013年度国際交流基金賞の受賞者を発表
-入江昭ハーバード大学名誉教授,舞踏カンパニーの山海塾,泰日経済技術振興協会に決定-
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、1973年以来、毎年、学術、芸術などの文化活動を通じて、日本と海外の相互理解の促進に長年にわたり顕著な貢献のあった個人または団体に対し、「国際交流基金賞」を授賞しています。このたび、第41回目の授賞となる2013年度の受賞者が決定しました。
*授賞式および各受賞者の記念講演会につきましては、後日ご取材に関する詳細をご案内いたします。
≪受賞者および略歴≫
◆入江 昭(ハーバード大学名誉教授)【日本】/Akira Iriye (Professor Emeritus, Harvard University)
1934年10月20日生まれ。成蹊高校卒業後、1953年に財団法人グルー基金奨学生として渡米。1957年ハバフォード大学卒業、61年ハーバード大学院歴史学修了、博士号取得。専攻はアメリカ外交史。日本出身のアメリカ合衆国の歴史学者として長年にわたって活躍。
◆山海塾【日本】/SANKAI JUKU
山海塾は、1975年に主宰・天児牛大(あまがつ・うしお)によって設立された舞踏カンパニー。現在、9名の男性舞踏手が所属。1980年より海外公演を開始し、アジア、欧州、南米、北米の世界44カ国のべ700都市以上で公演を重ねてきました。主にフランスを拠点として、およそ2年に1度のペースで新作を発表しつづけています。作品『遥か彼方からの―ひびき』が舞台芸術賞「ローレンス・オリヴィエ賞」の最優秀新作ダンス作品賞を2002年受賞。
◆泰日経済技術振興協会【タイ】/Technology Promotion Association (Thailand-Japan)
1973年、日タイ貿易摩擦による対日感情の悪化を憂えた元日本留学生・研修生が中心となり、タイ国の経済発展のため、日本からタイへの技術移転、人材育成を目的に設立され公益法人。技術セミナー研修、工業計測機器・実験機器の校正、WEBビジネス事業等の各種事業を展開する他、年間8千人以上の受講者を擁するタイ国内で最大の民間日本語学校を運営し、開校以来40年間で延べ20万人を超える日本語講座修了生を輩出。
◎受賞者についての詳細はプレスリリース (リンク ») をご覧ください (リンク »)
<国際交流基金賞について>
国際交流基金では、設立翌年の1973年より毎年、学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に長年にわたり特に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に国際交流基金賞を贈呈しています。第40回の昨年には、フランス国立東洋言語文化大学 日本語/日本文化学部・大学院、作家/翻訳家の村上 春樹氏、米日カウンシル プレジデントのアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏がそれぞれ受賞されました。
◆国際交流基金賞: 昨年の授賞式の様子 (リンク ») (リンク »)
<国際交流基金について> (リンク »)
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は世界の全地域において、総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関です。1972年に外務省所管の特殊法人として設立され、2003年10月1日に独立行政法人となりました。国内に本部(東京・新宿)と京都支部、2つの付属機関(日本語国際センターおよび関西国際センター)、海外21カ国に22の海外拠点を持ち、文化芸術交流、海外における日本語教育および日本研究・知的交流の3つを主要活動分野として、世界の人々と日本の人々の間でお互いの理解を深めるため、さまざまな企画や情報提供を通じて人と人との交流をつくりだしています。
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