学校保健現場の6割がカラーコンタクトレンズユーザーの増加に直面

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー

From: Digital PR Platform

2013-09-18 13:00


目の健康を考えた使い捨てコンタクトレンズ(以下CL)を提供するジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー(本社: 東京都千代田区、代表取締役プレジデント: デイビッド・R・スミス)は、新学期のスタートにともない、10月10日の「目の愛護デー」を前に、若年層のCL装用について、学校で保健指導を行っている養護教諭を対象としたアンケート結果を発表いたします。

今回のアンケート結果では、CL装用の低年齢化に加え、カラーCL装用の拡大など、学校保健の現場で養護教諭が直面しているCLに関わる実態が明らかになりました。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、中学生・高校生とその保護者に向けて、眼の健康やCLに関する正しい知識を持っていただくため、日本学校保健会及び日本眼科医会 常任理事 宇津見義一先生の監修による啓発資料『中学生・高校生のためのコンタクトレンズガイド』を中学校・高校を通じて無料配布しています。

【養護教諭へのアンケート結果】 
■ 学校保健の現場が直面するコンタクトレンズ装用者の“低年齢化” ― 装用のきっかけは“見た目”と“スポーツ” 【グラフ1】
学校保健の現場で日々、児童・生徒と接している養護教諭の87.3%が「CL装用者の低年齢化が進んでいる」と感じていることが分かりました。年代別にみると高校では81.9%、中学校では90.3%、小学校では91.7%と、年代が下がるほどCL装用者の“低年齢化”の傾向があります。
CL装用の理由として、「CLを装用している女子は“メガネの見た目”にこだわっている」と感じている養護教諭は68.2%。特に小学校では、“メガネの見た目”にこだわっていると感じる割合が76.7%と高くなっています。また、「CLを装用している男子は“スポーツ”が主な理由である」と感じている養護教諭も59.1%にのぼっており、若年層のCL装用において、“見た目”と“スポーツ”が大きなきっかけとなっていることが伺えます。

■ トラブルの原因は「正しい知識の不足」 ― 年代が上がるほど目立つ“不適切な使用”傾向【グラフ2】
CLのトラブルの原因がどのような点にあると思うかを聞いたところ、70.1%が「CLについての正しい知識が不足」と答えています。その他、「2週間使い捨てレンズなどのケアが不十分」(43.1%)、「交換期間・時間を超えた装用」(40.5%)、「眼科で検査を受けずに購入している」(28.3%)など、CLの不適切な使用が、トラブルの原因となっていることが伺えます。
年代別にみると、中学校・高校と年代を追うごとに不適切な使用によりトラブルを抱える傾向が顕著になり、高校では養護教諭の52.1%が「交換期間・時間を超えた装用」、51.3%が「2週間使い捨てレンズなどの不十分なケア」、44.2%が「眼科で検査を受けずに購入すること」を、トラブルの原因として捉えています。

■ “正しい知識”を持てば、コンタクトレンズ装用に約9割が賛成 【グラフ3】
児童・生徒の眼の健康を守るためには、早い時期から、CLに関する正しい知識の啓発に取り組む必要があることが伺えますが、実際に養護教諭に聞いたところ、そのほとんど(99.9%)が「最初のCL装用時に“正しい知識”を持つことが重要だ」と考えており、90.9%は「“正しい知識”を持てば、CLを使うことに賛成だ」と答えています。

■ カラーコンタクトレンズユーザーの増加 ― 学校保健現場の6割が直面、高校では8割超 【グラフ4】
昨今、若年層のカラーCLユーザーが増加していることを受け、学校保健の現場における実態を聞いたところ、養護教諭の61.2%が「カラーCLを装用している生徒が増えている」と感じていることが分かりました。 年代別にみると小学校では48.9%、中学校では44.9%、高校では実に84.9%の養護教諭がカラーCLユーザーの増加を感じているという結果に。そこで、CL使用者の何割がカラーCLユーザーだと思うかを聞いたところ、高校では平均で4人に1人(2.5割)という結果になりました。
エリア別にみると、特に関東や近畿など大都市圏で “カラーCL装用”の増加を感じる傾向が強く、トップの近畿では73.4%と、全国(61.2%)を12.2ポイント上回っています。特に大都市圏の学校保健現場において、多くの養護教諭がカラーCL装用“低年齢化”の問題に直面している実態が伺えます。

■ カラーコンタクトレンズのトラブルは ― 9割が「安易な使用が原因」と回答 【グラフ5】
カラーCLのトラブルの原因について聞いたところ、養護教諭の90.0%が「安易な使用がトラブルの原因になっているケースが多い」と答えています。年代別にみると、小学校で最も多く97.6%に及んでおり、カラーCLによるトラブルへの危機意識が、小学校の学校保健現場にまで及んでいることが伺えます。また、養護教諭のほとんど(99.6%)が「カラーCLについて養護教諭としてもきちんと理解したい」と答えています。

また、フリーアンサーでCLに関する意見を聞いたところ、「CL装用が増えている。教職員が正しい知識を持ち、個別指導を行いたい(小学校)」、「カラーCL以前に、多くの生徒がそもそもCLの扱い方を知らない現状に、大きな危機感を抱いている(高校)」など、多数の声が寄せられました。多様化する若年層のCL装用者と日々向き合っている学校保健の現場で、児童・生徒の眼の健康を守るために奮闘する養護教諭の姿が浮かび上がりました。また、「正しい知識を保護者にも持たせることの必要性を感じる(中学校)」など、児童・生徒本人だけでなく保護者に対する啓発の必要性を訴えるコメントも寄せられています。

宇津見眼科医院 院長 宇津見義一先生は、今回の結果を踏まえ以下のようにコメントされています。

昨今、CLの装用開始年齢の低年齢化が進んでおり、10代の装用者人口は200万人を超えています。小学生でCL装用を希望するケースも少なくありません。
CLは大切な眼に直接つけて使用するものですので、眼科医の検査・処方を受けて、適切な使用方法を知ることが大切です。特に若年層では、本人だけでなく保護者も正しい知識を持ち、CL装用を管理・指導していくことも重要になってきます。
CL装用にあたっては、“眼科医の検査・処方を受ける”、“決められた装用方法(装用時間、装用期間)を守る”、“定期検査を受ける”、“適切なレンズケアをおこなう”など、ルールを守って正しく使いましょう。
児童・生徒の眼の健康を守るために、CLの正しい使用について、継続して学校での指導、啓発活動を実施していましたが、今後、今迄以上に、学校で、そして家庭でも積極的な指導や啓発活動が重要だと感じています。
特にカラーCLは、おしゃれ目的で若い女性を中心に人気を集め、学校現場でも使用者が増加していますが、大人でも眼障害が増加しているなか、自己責任のとれない子どもたちにはカラーCL使用はすすめられません。カラーCLの使用目的は美容であり、学校現場では美容は不要です。学校現場においても、眼科学校医、学校関係者によるカラーCLの健康教育、啓発活動を積極的に実施する必要があると考えます。

■ 「中学生・高校生のためのコンタクトレンズガイド」 概要
対象: 中学生、高校生、その保護者
   ※中学生・高校生向けのページと、保護者向けの解説ページがあります
内容:・コンタクトレンズクイズ
    ・正しいケアでレンズを清潔に
    ・保護者の方へ 適切な視力補正について考えてみませんか?
    ・ソフトコンタクトレンズQ&A
監修: 公益財団法人 日本学校保健会公益社団法人 日本眼科医会 常任理事 宇津見義一先生
配布部数: 63万部(2013年9月現在)
※全国の中学校・高校の養護教諭を通して配布しています
※PDF版は、学校保健ポータルサイトをご覧ください (リンク »)



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