新潟大学
糖尿病の発症に関わる新たな分子を発見
-脂肪の老化と炎症を結ぶ鍵分子の同定-
ポイント
○糖尿病の発症には、脂肪細胞の老化とそれに伴う炎症が重要であることがわかっている。
○脂肪細胞の老化と炎症を結ぶ鍵分子としてセマフォリンたんぱく質を同定。
○セマフォリン阻害による新たな糖尿病治療開発の可能性。
新潟大学医歯学総合研究科の南野徹教授らの研究グループは,糖尿病の発症に関わる新たな分子を同定し,その鍵分子機能の阻害が新たな糖尿病の治療標的となることを明らかにしました。
今回の成果は,JST課題達成型基礎研究の一環として行われたもので,セマフォリン阻害という2型糖尿病に対する新たな治療戦略の開発につながるばかりでなく,加齢に伴う疾患の発症機構を知る上で重要な知見となりうるものと考えられます。
詳細は別紙をご覧ください。
本研究成果は、2013年10月1日(米国東部時間)発行の米国科学誌「Cell Metabolism」に掲載されました。
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