SAPとSAS、リアルタイム・エンタープライズの強化を推進する戦略的な提携を発表

SAS Institute Japan株式会社

From: Digital PR Platform

2013-10-25 11:00


SAP AG(NYSE:SAP、以下 SAP)と米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、高度なインメモリ・データ分析機能をさまざまな業界の企業に提供するための戦略的な提携を発表しました。SAPとSASはSAP HANA(R)プラットフォームとSASのアナリティクスを活用した、テクノロジーおよび製品ロードマップの共同構築に向け密接に協力していきます。インメモリのSAP HANAプラットフォームにSASのアプリケーションを組み込み、業界で実績のあるSASのアドバンスド・アナリティクス・アルゴリズムをSAP HANA上で実行することにより、意思決定に携わる人々は、SASとSAP HANAの統合環境において、リアルタイムのデータ分析がもたらす価値を享受できるようになります。この発表は10月21日から25日までラスベガスで開催中のSAP(R) TechEdにて行われました。

SAPとSASはインメモリ・プラットフォーム・テクノロジー、アドバンスド・アナリティクス、およびビジネス・アプリケーション分野のリーダー企業です。SASとSAPの提携により、統合されたプラットフォームを活用することで、データの移動、重複、あるいは調整などの作業を削減できます。またインメモリ上での超並列分散処理が可能になり、従来は不可能だった新たなビッグデータ・ソリューションが提供できます。

このインメモリ機能は、モデル開発、反復処理、および展開を促進し、データ・サイエンティストの生産性を高めることを主眼として設計されています。また、このビジネス・アプリケーションとアドバンスド・アナリティクスの単一環境によって、IT環境が大幅に簡素化され、コスト削減とリアルタイムのパフォーマンスの実現を促進します。

IDCのWorldwide Software and Services, Research担当シニア・バイスプレジデントであるヘンリー・モリス(Henry Morris)氏は、「アドバンスド・アナリティクスのマーケット・リーダーであるSASがSAPと提携したことにより、データの移動の削減や、意思決定の迅速化を通じてビッグデータとアナリティクス関連の作業が簡素化されます。データベースに分析モデルを埋め込む方が、データをデータベースから分析モデルへ移動させるよりはるかに効率的です。今回の提携により両社のソリューションを利用するお客様には大きな価値がもたらされると期待しています」と述べています。

SASとSAPはSAP HANA上でのSASアプリケーションの実行を検証するため、特定の両社共通のお客様を対象として共同販売のパイロットプログラムを実施する予定です。このプログラムは2014年を通じ、特に金融、通信、小売、消費財、製造などの業界に向け、両社共同のテクノロジーを構築したうえでその優先順位を決定することを目指します。開発されるアプリケーションは、高い付加価値をもたらすようデザインされたインメモリ・プラットフォームと、その上で実行されるアドバンスド・アナリティクスのどちらも必要とする業務分野に向けたものとなる予定です。具体的には、カスタマー・インテリジェンス、リスク管理、アセット管理、およびマネーロンダリング防止をはじめとするさまざまな業務が挙げられます。

SAP AGの共同CEOでありエグゼクティブボード・メンバーであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、「SAP HANAプラットフォームとSASのアドバンスド・アナリティクス・アプリケーションの強力な組み合わせは、両社が共通のお客様への提供を計画しているイノベーションの第一弾となります。両社には共同で提供できる強力な能力と、それを活用することのできる無限の機会が存在します」と述べています。

インメモリ機能は大規模なデータソースへの対応だけでなく、リアルタイムのアナリティクスも可能にします。

SASのCEOであるジム・グッドナイト(Jim Goodnight)は、「SASとSAPは、企業が常に対応を強いられる膨大な量の情報を処理し、そこから意味のある情報を引き出すことを支援しています。両社が共同で持つノウハウと製品は、お客様が高度なデータ分析をデータベース外ではなくその中で実行し、分析のパワーを通じてビジネス結果を得ると共に、それに基づく行動を起こすことを支援します」と述べています。

<SAPについて>
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケット・リーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスから役員会議室、倉庫から店頭で、さらにはデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国251,000社以上の顧客企業に利用されています。詳細は (リンク ») (英語)をご参照ください。
(C) 2013 SAP AG. All rights reserved.

SAPおよび本リリースに記載するその他のSAP製品とサービス、ならびにそれらそれぞれのロゴは、ドイツおよびその他の国においてSAP AGの商標または登録商標です。商標に関するその他の情報と注意事項については (リンク ») をご参照ください。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の65,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約240名( (リンク ») )

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2013年10月22日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
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