丸紅株式会社(プロジェクトインテグレータ)、東京大学(テクニカルアドバイザー)、三菱商事株式会社、三菱重工業株式会社、ジャパン マリンユナイテッド株式会社、三井造船株式会社、新日鐵住金株式会社、株式会社日立製作所、古河電気工業株式会社、清水建設株式会社および、みずほ情報総研株式会社からなるコンソーシアム(「福島洋上風力コンソーシアム」)が2012年3月に経済産業省より受託した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に関し、2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基、66kV浮体式洋上サブステーション(世界初)および、海底ケーブル(浮体間は世界初)の設置工事が完了し、実証海域である福島県沖約20km地点において運転を開始しました。
第1期工事の完了に伴い、2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基、66kV浮体式洋上サブステーションは本日より実証試験段階に入り、気象・海象データおよび、運転データ収集・分析を行い、浮体式洋上風力発電の安全性、信頼性、経済性を評価すると共に、運転維持管理手法を確立していきます。
なお、第2期工事では世界最大級の7MW油圧ドライブ式浮体式洋上風力発電設備2基を2014年度中に実証研究実施海域に設置する予定です。福島県沖浮体式洋上ウィンドファームの設備容量は合計で16MWとなり、浮体式では世界最大規模となります。
2015年度まで行われる今回の実証研究においては、製造業をはじめとする洋上風力発電関連産業の創出、また浮体式洋上発電設備を日本の主要な輸出産業の1つに発展させることを目標とするほか、地元の漁業関係者との協議を通じて、本実証研究事業の大きなテーマの1つである“漁業と浮体式洋上ウィンドファームの共存”の実現に向けた取り組みを進めていきます。
【設備名称】
(設備規模、風車形式、浮体形式、工期)
・浮体式洋上サブステーション「ふくしま絆」
(容量25MVA 電圧66kV、変電所、アドバンストスパー、第1期)
・ダウンウィンド型風車搭載用セミサブ「ふくしま未来」
(2MW、ダウンウィンド型、4コラム型セミサブ、第1期)
・大型油圧式風車搭載用セミサブ「ふくしま新風」
(7MW、油圧式ドライブ型、3コラム型セミサブ、第2期)
・大型油圧式風車搭載用アドバンストスパー「(名称未定)」
(7MW、油圧式ドライブ型、アドバンストスパー、第2期)
以 上
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