(仮想モバイルコアネットワーク・ソフトウェア)
販売開始予定日 2013年10月31日
現在、データセンターやエンタープライズネットワークでは、様々な領域で大変な注目を集める仮想化技術を用いて、低コスト高パフォーマンスな汎用サーバを有効活用することで、拡張性が高くユーザの要求に柔軟に対応するシステムの構成、新サービスの短期導入を可能にしています。
一方で、モバイルコアネットワークでは、従来から専業ベンダーによる垂直統合型の専用のハードウェア、または非常に高価なサーバハードウェアを用いて、ネットワークノードが構成されていました。リッチコンテンツを利用するスマートフォンやタブレット端末の利用が拡大し、同時に全く特性の異なるM2M(Machine to Machine)のような新サービスが導入される中で、ライフラインとしての信頼性、新サービスの短期導入を容易にする柔軟性、急増するトラフィックに対応するスケーラブルなシステム、これらを同時に、かつ安価に実現することが通信事業者に求められています。
このような状況で、専用通信機器が担っていた機能を、安価なIAサーバとハイパーバイザー上で動作させる”NFV”(Network Function Virtualization)技術が通信事業者を中心に提案され、提案からわずか1年の短期間で、各国で数多くのトライアルが実施されています。
コネクテム社のVCMシリーズは、LTE EPC (Evolved Packet Core)を仮想化し、汎用サーバ上に安価、かつ短期間に構築するソフトウェア製品です。EPCにおけるノードを再定義し、効率良く再構成することで、メッセージ処理数を削減、高パフォーマンス、低遅延な仮想EPCを実現しました。VCMシリーズにより、通信事業者は、シグナリング、データそれぞれの急激な増加に、迅速に、かつ柔軟に対応するコアネットワークを構築することが可能になります。
マクニカネットワークスでは、コネクテム社の1次代理店として、この革新的な技術を、通信事業者に積極的に提案してまいります。
用語解説
■ コネクテム VCMシリーズの特長
1. 仮想LTE EPC環境の構築
X86サーバ、ハイパーバイザー上でLTE EPC環境を安価に構築します
2. 拡張性
新規VMを追加することのみで、容易に処理パフォーマンスを向上させることが可能です
急激な負荷の上昇に対しても、自動的にEPCサービスを追加し、容易に対応が可能です
3. 低遅延
LTEノードの機能を再構成し、処理回数、メッセージ数を削減。低遅延、低負荷で処理を行います
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