今回は、Red Hat Enterprise Linux 7(RHEL7)の新機能、「firewalld」を解説します。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の環境で、iptablesによるパケットフィルタリングを設定する場合、これまではiptablesサービスを利用していました。設定ファイル「/etc/sysconfig/iptables」に、iptablesのさまざまな設定を記載して、iptablesサービスを再起動するというのが定番の流れです。
一方、firewalldの環境では、「firewalldサービス」がiptablesの設定を管理します。ただし、firewalldを使用する場合、システム管理者は、iptablesの存在を意識する必要はありません。firewalldの管理コマンド(firewall-cmd)でフィルタリングの設定を行うと、その裏でiptablesの設定が自動的に行われます。firewall-cmdはオプションが複雑なため、最初はすこし面倒に感じるかもしれませんが、まずは、今回の記事を通して「firewalldの考え方」を理解してください。
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