AsiaNet 56629
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MED-EL設立者が2014年欧州発明家賞にノミネート
欧州特許庁が、近年の主要な技術的発明を表彰
- Cross reference: Picture is available at epa european pressphoto agency ( (リンク ») ) and (リンク ») -
インスブルック、2014年4月29日 - 欧州特許庁(EPA)は今日、今年の欧州発明家賞へのノミネートを公式に発表しました。功労賞部門の3件のノミネートの中には、MED-EL社の設立者Dr. インゲボルク・ホッホマイアーとDr. エルヴィン・ホッホマイアー教授の夫妻の名も挙がっています。この二人の科学者は、70年代にマイクロエレクトロニクス技術を使用した初のマルチチャンネル人工内耳開発への足がかりをつけ、それにより今日までに10万人が聴力を獲得しています。欧州発明家賞は毎年、世界中の科学者の中から、技術進歩と経済成長に大きく貢献した人物を表彰しています。功労賞の部門では、例えば、物理学者のマルティン・シュタットがLCDテクノロジーの開発への貢献で、あるいはウィルス学者のエリック・デ・クレルクが抗ウィルス療法への貢献で表彰されてきました。この栄誉ある賞の授与は、6月17日にベルリンで行われます。
発明家の精神で社会に貢献
欧州発明家賞は、2006年に欧州特許庁の手で創設されました。授与の最大のねらいは、世界中の発明家の創造的営為が正当に評価されるということです。それは革新的な開発によって技術の進歩に大きく貢献し、それにより多くの人間の日常生活の改善につながります。
「マイクロエレクトロニクス技術を使用した初のマルチチャンネル人工内耳は、聴力を失った多くの人の生活を根本的に変えました。現在、このハイテク装置のお陰で、中程度からかなり重度の聴力喪失者が、電気的な聴覚刺激を利用して聴力を回復し、通常の生活を営むチャンスを獲得しています」と、欧州特許庁はDr. インゲボルク・ホッホマイアーとDr. エルヴィン・ホッホマイアー教授の夫妻のノミネートの理由を説明しています。この二人の科学者の他に、医学と電子工学の研究者も功労賞の部門にノミネートされています。
当初より分野の枠を越えた研究
現代の人工内耳の開発の礎石は、1970年代、インゲボルク・ホッホマイアーとエルヴィンのホッホマイアーによってウィーン工科総合大学で設置されました。ウィーンにおいて、彼らが発明した世界初の、マイクロエレクトロニクス技術を使用したマルチチャンネル人工内耳がはじめて使用に成功したのは1977年のことです。「私たちは、欧州発明家賞へのノミネートをたいへん喜んでいます。このノミネートは、聴力喪失というテーマの重要性を今一度クローズアップし、人工内耳の可能性に公衆の注目を集めてくれます」とDr. インゲボルク・ホッホマイアーとDr. エルヴィン・ホッホマイアー教授は喜びを表明しています。
欧州発明家賞についての詳しい情報はこちらでご覧ください: www.epo.org/european-inventor
メドエル社について
メドエル社は聴覚インプラントシステムの世界的に有名な企業です。1977年に世界初のマルチチャネル小型電子部品人工内耳を開発して業界の先駆者となったオーストリアの科学者、インゲボルグ・ホフマイヤー氏とアーウィン・ホフマイヤー氏によって創設されました。1990年に初めて従業員を雇用して後の発展の基礎を築き、現在では世界中で1,500人超の従業員を擁する非公開企業へと成長しています。
人工内耳は人間の聴覚を初めて代用したデバイスです。現在メドエル社は、渦巻管・中耳・骨伝導インプラントシステムや残存聴力活用型人工内耳システムなど、様々なレベルの聴力損失をサポートするための幅広いインプラント・ソリューションを世界中で提供しています。
メドエル社は、コミュニケーションを妨げクオリティー・オブ・ライフの低下につながる聴力損失の克服を使命としています。メドエル社の聴覚インプラントシステムは世界100ヵ国に及ぶ様々な国の人々に使用されています。www.medel.com
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Thomas Herrmann
MED-EL Medical Electronics
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E: thomas.herrmann@medel.com
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