アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周)は、本日、高電圧用途に設計された新しい14.2mm沿面パッケージのフォトカプラ・デバイス・ファミリ、ACNT-Hxxxを発表しました。ACNT-Hxxxファミリは、大きく3つの製品群で構成され、ACNT-H3xx:IGBT駆動用の高性能ゲート駆動用フォトカプラ、ACNT-H6xL:システム制御およびデータ通信用の低消費電力10MBdデジタル・フォトカプラ、およびACNT-H79x:電流および電圧検出用途の高リニアリティ・アイソレーション・アンプを取り揃えています。
ACNT-Hxxxの製品の特徴
●CSA、ULおよびIEC安全規格対応
・IEC/EN/DIN EN 6074 7-5-5:VIORM=2,262 Vpeak
・UL1577:VISO=7,500 Vrms
・堅牢、高信頼性およびフェイルセーフ強化絶縁
●沿面距離および空間距離14.2mm
・小型8ピンSSOパッケージ。業界最高クラスの絶縁電圧
・システムおよび機器の厳しい規格要件に適合
●高ゲート駆動電流および高ノイズ耐性(ACNT-H3xx)
・IGBTを駆動する最小2Aの出力電流
・ノイズの多い環境でIGBTを安定駆動する最小40kV/μs のCMR(@VCM = 1.5kV)
●低消費電力(ACNT-H6xL)
・低消費電力20mW以下
・業界最小クラスの低消費電力10MBdフォトカプラ
●優れた線形性とゲイン精度(ACNT-H79x)
・完全差動モードの最新シグマ-デルタA/D変換技術
・高精度を可能にする0.05%の非線形性および-50ppm/℃のゲイン温度ドリフト
アバゴ・テクノロジーのアイソレーション製品事業部マーケティング・ディレクター ケンジャム・リーは、「今日の高電圧電源システムは、銅配線コストを最低に抑えながら最適な電力効率を維持するために、適切に絶縁され雑音余裕度の大きい信号に対応できるチップ部品を必要としています。アバゴ・テクノロジーは、新しい14.2mm沿面パッケージのフォトカプラ・ファミリの開発に尽力してきました。ACNT-Hxxxは、小型8ピンSSOパッケージと業界最高クラスの絶縁電圧を備え、インバータ、モータ駆動、電源機器を含む幅広い高電力産業用途に対応できる、市場で最も完全で低コストの高電圧フォトカプラ・ソリューションです。」と述べています。
アバゴ・テクノロジーは、ドイツニュールンベルクで5月20日~22日に開催される展示会PCIM Europe 2014のアバゴ・テクノロジー・ブース6-220で新しいACNT-H313、ACNT-H61LおよびACNT-H790を展示します。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。