マイクレル社、新型高集積インテリジェント電源管理ソリューションを発表

Yokohama, June 2, 2014 - ( JCN Newswire ) - 米アナログ、高帯域通信、イーサネットICソリューションの業界のリーダーである米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン株式会社（以下：マイクレル社、横浜市西区みなとみらい 代表取締役社長：山本一博）は、MIC23099電源管理ソリューションを本日発表した。このデバイスは1セル動作の単3/単4電池式機器をターゲットにしている。最低バッテリー電圧はわずか0.85Vで動作する。MIC23099には、2つのスイッチングレギュレータとインテリジェントバッテリモニタリングシステムが組み合わされており、現在もっとも要件の厳しい携帯機器に必要な電力、モニタ機能、制御を提供する。この高集積スマートパワーソリューションには、高スイッチング周波数コンバータが搭載されているため、受動部品の数とサイズを最小限に保ち、合計設置面積を100平方ミリメートル以下に抑えることができる。軽負荷条件時にはスイッチング周波数が低減されるが、ステップダウンレギュレータでは最低を80kHz、ステップアップレギュレータでは100kHzを最低周波数に制限を掛ける。これにより、オーディオ帯域へのスイッチング雑音混入が抑制される。さらに、コイル共振防止スイッチングにより、スイッチノードからのEMI性能が向上し、コンバータの電源除去比も高いため(20kHzで40dB)、MIC23099は、ボイスレコーダ、ゲームコントローラ、ポータブル医療機器、燃料電池、太陽電池などの機器にも最適である。MIC23099は現在量産品の発注が可能で、価格は1000個ロットでの単価が$1.75から。

「MIC23099では、ノイズ要件やサイズ制限の厳しいポータブル機器における技術的問題を解決する高性能かつ高集積の電源管理ソリューションを提供している。」と、マイクレル社LPS（Linear and Power Solutions）部門マーケティング部長のBrian Hedayati氏は指摘した。「このデバイスでは、全体のソリューションが40%以上縮小され、さらに組み込みインテリジェント電源モニタリングにより、システム設計の複雑性も軽減されている。」

MIC23099には、400mWの電力を供給可能な1MHzステップアップコンバータと、最大30mAの出力電流を供給可能なステップダウンコンバータが組み合わされている。内蔵するシーケンシング制御回路とモニタリング回路により、各レギュレータは通常の手順で起動し、突入電流制限を提供する。バッテリーからレギュレータに一旦電源が入ると、適切な動作のモニタリングおよび監視が続けられる。他の機能には、シャットダウン中の出力遮断スイッチや、低バッテリモニタリングとしてLEDインジケータ機能がある。このソリューションでは、パワーグッド出力、短絡、過熱保護なども提供している。デバイスは-40～125度までの接合部動作温度範囲に完全対応し、小型2.5mm x 2.5mm TQFNパッケージで提供される。

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マイクレル・セミコンダクタについて

マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。本社と最先端のウエハー製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。詳しい情報は (リンク ») から入手可能。

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