◎FMCが上海にアジア・イノベーションセンターを新規オープン

◎FMCが上海にアジア・イノベーションセンターを新規オープン

AsiaNet 57405
共同JBN 0818 （2014.7.25）

【上海2014年7月24日PRN =共同JBN】総合化学の大手、FMC Corporation（NYSE: FMC）は24日、上海・浦東地区の張江ハイテクパークに同社のアジア・イノベーションセンターを正式にオープンしたと発表した。新しい最先端技術を導入した同施設は、同社のアジア太平洋地域における研究・開発、技術的イノベーション、業務支援、トップ級マネジメントのハブとして機能する。

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FMCの社長兼最高経営責任者（CEO）兼会長であるピエール・ブロンドー氏は「FMCは近年、飛躍的に成長した。われわれの戦略の重要な要素の1つは、当社の製品と技術が極めて大きな機会を有しているアジアに焦点を定め、そこに投資することである。FMCアジア・イノベーションセンターはこの重要な地域に対するわれわれのコミットメントを象徴するもので、われわれがアジア太平洋地域でサービスを提供する多様な顧客と市場からの高まる技術的ニーズに対応する決意を示すものでもある。このニーズは大抵が他には例を見ないものである」と述べた。

9階建てのFMCアジア・イノベーションセンターは、FMCの科学者、技術職員、販売・マーケティング担当者、サポートスタッフ、執行役員ら合わせて180人以上の職場とである。これは世界クラスの作物保護研究室と健康・食品市場で新しい機能性原料の開発ために専用に使われる独自の施設である。

FMC Asiaのボブ・トロジール社長は「当社の顧客は地域全体でビジネスがより効率的で持続可能になる適切な技術を求めている。新しい農作物が農地で安全に生育できるか、自然に発生した実用的な原材料が食品テキスチャーと安定性を向上させられるか、あるいは最新のリチウム製品がバッテリーのパフォーマンスを改善できるか、FMCは常に洗練されたイノベーションを求める声に応えて複合的な課題を解決してきた。FMCアジア・イノベーションセンターはわれわれの研究能力を新たに一段高めることになり、同時に顧客とのつながりとコラボレーション強化する触媒としての役割を果たしていく。それはFMCの得意分野でもある」と述べた。

FMC Chinaのゴードン・シュー社長によると、新しいアジア・イノベーションセンターはFMCが最も優れた人材を採用し確保するための魅力に富んでいる。

シュー社長はまた「われわれの成功は信じられないほどの才能に恵まれた従業員によって支えられている。中国と地域において事業を成長、拡大していくためには、現在と将来の従業員に対しFMCは世界クラスの施設に投資し、最高級の研究ツールを利用し、第一級の労働環境を擁して創造力とコラボレーションにコミットしていることを示す必要がある。われわれはセンターが会社と従業員の期待を上回ったことを誇りに思っている」とも述べた。

FMCアジア・イノベーションセンターは最先端技術を投入した施設であり、広さは研究、オフィス部分を合わせて2万2000平方メートル。うち約60％が研究・開発専用スペースになっている。FMCは上海地域にあった4カ所を新センターに統合した。

▽FMCについて
FMC Corporationは総合化学会社で、1世紀以上にわたって革新的なソリューション、アプリケーション、高品質製品を世界の農業、工業、環境、消費者市場に提供している。FMCの2013年の売上高は約39億ドル。同社は世界中で約5600人を雇用して、FMC Agricultural Solutions、FMC Health and Nutrition、FMC Mineralsの3部門で事業を展開している。詳細は (リンク ») を参照。

ソース：FMC Corporation

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