アエロフロートが職員との団体協約を延長

アエロフロート

From: 共同通信PRワイヤー

2014-10-24 15:20

アエロフロートが職員との団体協約を延長

AsiaNet 58351 (1169)

【モスクワ2014年10月23日PRN=共同通信JBN】JSCアエロフロートの経営者側と同社職員の労働組合は、2014年実施の団体協約を2017年まで延長する交渉を妥結した。団体協約は組合員数にかかわらず職員の広範な諸手当を提唱している。

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ロシア経済が困難な状況にあるにもかかわらず、双方は現行の団体協約に含まれるすべての諸手当、助成金、補償を維持することが重要であると判断した。労働組合は労使関係を円滑にするために果たしてきた重要な役割を維持する。協約はアエロフロート職員の連合代表団が調印した。

JSCアエロフロートのビタリー・サベリエフ最高経営責任者(CEO)は「アエロフロートと労働組合は、業界で最も寛大な職員向けの諸手当パッケージを延長することで合意した。われわれは相互尊重の話し合いを通じて合意に達し、これによって欧州各航空会社の顧客が近年被った運行停止などを回避できたことを大変うれしく思う。パイロット、フライトアテンダント、エンジニア、技術者、内勤者、カウンター職員ら、当社の職員は最も重要な人材であり、彼らが市場トップの補償や手当を受けることを引き続き保証する」と語った。

この団体協約は2017年12月1日まで有効となる。同団体協約で規定された広範な諸手当は航空業界では前例がないものである。現時点で、この手当を維持するためにアエロフロートが出費する額は年間30億ルーブルを超える。

職員は、定期的に物価スライドする魅力的な高サラリーを受け、さらに追加報酬(年間有給休暇、退職金、有給休日手当など)も受け取る。

団体協約は以下の手当を規定している。
*最大14日間の休業時間を追加(年間有給休暇を最長42日まで拡大)
*医療手当(アエロフロート所有の医療センターでの治療、その他医療施設での治療に対する支払い、補助金付きの処方薬)
*保養地での出費を補助する休日(2014年、職員はクリミア半島、コーカサスのミネラルヌィエボドゥイ地域、バルト海南岸、クラスノダール地域、スロバキア、イスラエル、アラブ首長国連邦、トルコなどロシアおよび外国での休日および保養地治療を受けた。)
*国家年金以外の年金基金への支払い
*会社支給の自動車
*職員およびその家族に対する割引航空券
*子どもの就学前支出の払い戻し
*会社トレーニング
*退職後の職員に対する多数の主要手当の継続

アエロフロートはこれまでも職員の健康なライフスタイルに価値を置いおり、このために職員のための運動施設を貸与している。

職員手当にかかる費用の約70%は、アエロフロートの最も貴重な職員グループである機上勤務の職員に充てられている。これら大手国際航空会社アエロフロートでの手当に沿った高額サラリーのほかに、パイロットは以下を受ける。
*業界最高の75日間の休暇(欧州の航空会社は通常28日間を提供)
*パイロットの自宅から離れた空港で夜を過ごす際の快適な宿泊施設
*最低でも3スターホテルの宿泊施設
*保養所での出費を補助する休暇(標準的な会社オプションに加え、チェコ共和国ではパイロットおよびその家族は特別プログラムの利用が可能)
*定期健康診断に充てられた日にちに対し平均サラリー日に基づく日給
*パイロットが身体機能低下のために任務が果たせなくなり退職する際に、パイロットの年間所得の20%-100%に相当する一時金が支払われる
*健康問題が生じた場合には5000-1万米ドルの障害補償金
*国家以外の年金基金への支払い(専用の年金プラン「Golden Anchor」を通じて)
*パイロットおよびその家族に対して需要が高いルートを含む割引航空券

現在のJCSアエロフロート団体協約は2005年に初めて調印された。協約はJSCアエロフロートと、アエロフロート職員の半数以上が組合員である有力な同航空職員組合First Trade-union Organisationとの幅広い団体交渉の結果である。団体協約は2008年と2011年の2回更新されたが、職員が受給する手当は変更されなかった。

JSCアエロフロートはロシアおよび外国で約1万8000人を雇用し、ロシア航空産業では最大の雇用企業である。アエロフロートは寛大な補償、広範な諸手当パッケージ、積極的な労働組合との効果的なかかわりが理由で評判の魅力的な雇用主として知られている。

アエロフロートはロシアで最高の雇用主の1つとして何度も指定を受けたが、その理由は同社が職員に提供するのは単に手当だけなく、キャリア発展の機会も提供しているからである。2014年、同社は大手の若手採用企業Future Todayによって、卒業生の最高雇用主トップ10の1つに選ばれた。

▽アエロフロートについて
アエロフロート・ロシア航空はロシアのフラッグシップキャリアで、欧州最大級の航空会社グループである。創業90周年を迎えた2013年には、アエロフロートの搭乗者数はロシアでも最大の2090万人(子会社を含めたグループ全体では3140万人)に達した。アエロフロートはグローバルなスカイチーム(SkyTeam)加盟航空会社の一員として、パートナーと協力して177カ国、1000を超える都市にフライトを就航させている。アエロフロートはエアバス、ボーイング、スホーイ152機を保有し、世界の大手航空会社の中でも最も機体年齢が若い旅客機群を運航している。同社は航空安全性でグローバルリーダーのひとつになっており、世界的に認められている安全評価基準の外国航空機安全性評価査定(SAFA)においては世界基準の指数を獲得。ロシアでは、どの航空会社よりも先に国際航空運送協会(IATA)の国際運航安全プログラム(IOSA)の認証を受け、2013年には5回目の更新を受けている。また、IATAが定める地上サービス安全監査プログラム(ISAGO)に年無事に認証されるとともに、ISO9001:2008、ISO 14001:2004に完全準拠している。2014年には、SKYTRAX(スカイトラックス)から東欧のベスト・エアラインとして3度目の賞を授与された。詳しくはウェブサイトwww.aeroflot.com を参照。

ソース:Aeroflot

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