平成26 年11 月14 日
「食でつながるイノベーション」セミナー広報事務局
医療・福祉の専門家が集まる「ＨＯＳＰＥＸ ＪＡＰＡＮ２０１４」にて、
医療・福祉・食料・農業分野の連携「医福食農連携」に関して、各分野の専門家が講演
「食でつながるイノベーション」セミナー開催
農林水産省では、食料自給率の向上を図るため、平成20年度から消費者・企業・国等が一体となって国産農林水産物の消費拡大を進める「フード・アクション・ニッポン」を推進しています。この活動の一環として、医療・福祉・食料・農業分野が連携し（「医福食農連携」）、国産農林水産物の消費拡大につなげるさまざまな取り組みを応援しています。
11月12日、農業に関する展示会「アグロ・イノベーション」（於：東京ビッグサイト）にて、医福食農連携「食でつながるイノベーション」をテーマとしたセミナーを開催しました。また11月12日から14日まで開催された医療・福祉の専門家が集まる展示会「ＨＯＳＰＥＸ ＪＡＰＡＮ２０１４」（於：東京ビッグサイト）においては医福食農連携のさまざまな取り組みを紹介するためのブースを出展しました。
＜当日の様子＞
◆セミナー
セミナー冒頭では、事務局からフード・アクション・ニッポンの取り組みについての説明や、医福食農連携についてのアンケート結果の紹介が行われました。アンケート結果においては、「全体として医福食農連携の取り組みを重要視する意識は高まってきているが、回答した医療・福祉施設のうち1割程度しか実際には取り組んでいない」などの課題が明らかにされました。
続いての特別講演では、講師として上ノ町かおり氏（独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター 臨床栄養科 副室長）と、別府 茂氏 (新潟大学大学院客員教授/ホリカフーズ株式会社 取締役)に登壇いただきました。上ノ町氏は「病院を飛び出した患者食 ～かるしおレシピについて～」をテーマに、「病院食という制約された中で、患者さんに少しでも見た目の部分から食べやすいように感じてほしかった」と、減塩食のレシピができるまでの思いを語りました。また、別府氏は「介護食・病院食の現状と今後」をテーマに講演を行い、“「食べることができない」をあきらめない”の理念を熱く伝えました。
また、管理栄養士の足立香代子先生をコーディネーターに特別講演の２名を交え、「医療・福祉現場の食でつながるイノベーション」をテーマにした座談会を開催。「医福食農連携」の現状や課題、今後の可能性について、それぞれの知見を生かしたさまざまな意見が飛び交いました。
◆展示ブース
ブースでは、３日間を通して、「医福食農連携」のさまざまな取り組みに関する事例パネル及びサンプルの展示を実施しました。また、(株)えひめ飲料（愛媛県）が愛媛県の特産品であるみかんのジュースの無料配布を実施したほか、(財)新郷村ふるさと活性化公社（青森県）や(株)九戸村ふるさと振興公社（岩手県）も商談スペースを活用し、来場者との情報交換を行うなど、新たな医療・福祉と食料・農業分野の連携を促進する機会を提供しました。
＜開催概要＞
◆セミナー
【日時】 11 月12 日 （水）15 :30～17 :00
【内容】
◇特別講演1 「病院を飛び出した患者食 ～かるしおレシピについて～」
上ノ町 かおり氏（独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター 臨床栄養科 副室長）
◇特別講演2 「介護食・病院食の現状と今後」
別府 茂氏 (新潟大学大学院客員教授/ホリカフーズ株式会社 取締役)
◇座談会 「医療・福祉現場の食でつながるイノベーション (医療食農連携の取り組み)」
コーディネーター：足立 香代子先生（管理栄養士）
登壇者： 上ノ町 かおり氏、別府 茂氏
◆展示ブース
【展示期間】 11 月12 日（水）～14 日（金）
【展示団体】
青森県：「食と自然を活かした健康長寿県プロジェクト」
紅の夢普及推進委員会／弘前大学：
「産官学連携で展開する果肉まで赤いリンゴ『紅（くれない）の夢』」
(財)新郷村ふるさと活性化公社：「甘草の商品開発で6 次産業を」
深浦町：「健康・自然・食を融合させた健康ツーリズム」
(株)九戸村ふるさと振興公社：「甘茶を生薬原料や新商品として販売」
生薬まちづくりの会：「薬用作物の栽培・加工・商品化へ」
東京中央食品(株)／日本サンテ：「安納芋を活かしたおいしい介護食」
ミクニ マンスール：「三國シェフ監修の『美しく、おいしく、心と体に優しい料理』」
(株)リンク アンド コミュニケーション：「健康食の情報提供で生活改善」
ホリカフーズ(株)：「低たんぱく質でもおいしいご飯」
佐久市：「ぴんころ運動推進事業」
国立循環器病研究センター：「国循のかるしおレシピ」
NPO 法人ドリーム・プラネット：「花苗栽培で障がい者の就労支援を」
クリスターコーポレーション／広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター：
「食品の凍結含浸法の開発」
(株)えひめ飲料：「産官学で開発した機能性ジュース」
(株)クックチャム：「障がい者とともに提供する手作り料理」
島原薬食育プロモート協議会：「薬草を活かした商品で島原を元気に」
合志市：「甘草（かんぞう）の国内初の生産地へ」
NPO 法人丸山ハイランド：「『農』と『食』を通した癒しの場へ」
(株)永野：「多彩な作業で障がい者が活躍中」
「フード・アクション・ニッポン 医福食農連携事業～食でつながるイノベーション」に関する情報はこちら
(リンク »)
「食でつながるイノベーション」セミナー広報事務局
医療・福祉の専門家が集まる「ＨＯＳＰＥＸ ＪＡＰＡＮ２０１４」にて、
医療・福祉・食料・農業分野の連携「医福食農連携」に関して、各分野の専門家が講演
「食でつながるイノベーション」セミナー開催
農林水産省では、食料自給率の向上を図るため、平成20年度から消費者・企業・国等が一体となって国産農林水産物の消費拡大を進める「フード・アクション・ニッポン」を推進しています。この活動の一環として、医療・福祉・食料・農業分野が連携し（「医福食農連携」）、国産農林水産物の消費拡大につなげるさまざまな取り組みを応援しています。
11月12日、農業に関する展示会「アグロ・イノベーション」（於：東京ビッグサイト）にて、医福食農連携「食でつながるイノベーション」をテーマとしたセミナーを開催しました。また11月12日から14日まで開催された医療・福祉の専門家が集まる展示会「ＨＯＳＰＥＸ ＪＡＰＡＮ２０１４」（於：東京ビッグサイト）においては医福食農連携のさまざまな取り組みを紹介するためのブースを出展しました。
＜当日の様子＞
◆セミナー
セミナー冒頭では、事務局からフード・アクション・ニッポンの取り組みについての説明や、医福食農連携についてのアンケート結果の紹介が行われました。アンケート結果においては、「全体として医福食農連携の取り組みを重要視する意識は高まってきているが、回答した医療・福祉施設のうち1割程度しか実際には取り組んでいない」などの課題が明らかにされました。
続いての特別講演では、講師として上ノ町かおり氏（独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター 臨床栄養科 副室長）と、別府 茂氏 (新潟大学大学院客員教授/ホリカフーズ株式会社 取締役)に登壇いただきました。上ノ町氏は「病院を飛び出した患者食 ～かるしおレシピについて～」をテーマに、「病院食という制約された中で、患者さんに少しでも見た目の部分から食べやすいように感じてほしかった」と、減塩食のレシピができるまでの思いを語りました。また、別府氏は「介護食・病院食の現状と今後」をテーマに講演を行い、“「食べることができない」をあきらめない”の理念を熱く伝えました。
また、管理栄養士の足立香代子先生をコーディネーターに特別講演の２名を交え、「医療・福祉現場の食でつながるイノベーション」をテーマにした座談会を開催。「医福食農連携」の現状や課題、今後の可能性について、それぞれの知見を生かしたさまざまな意見が飛び交いました。
◆展示ブース
ブースでは、３日間を通して、「医福食農連携」のさまざまな取り組みに関する事例パネル及びサンプルの展示を実施しました。また、(株)えひめ飲料（愛媛県）が愛媛県の特産品であるみかんのジュースの無料配布を実施したほか、(財)新郷村ふるさと活性化公社（青森県）や(株)九戸村ふるさと振興公社（岩手県）も商談スペースを活用し、来場者との情報交換を行うなど、新たな医療・福祉と食料・農業分野の連携を促進する機会を提供しました。
＜開催概要＞
◆セミナー
【日時】 11 月12 日 （水）15 :30～17 :00
【内容】
◇特別講演1 「病院を飛び出した患者食 ～かるしおレシピについて～」
上ノ町 かおり氏（独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター 臨床栄養科 副室長）
◇特別講演2 「介護食・病院食の現状と今後」
別府 茂氏 (新潟大学大学院客員教授/ホリカフーズ株式会社 取締役)
◇座談会 「医療・福祉現場の食でつながるイノベーション (医療食農連携の取り組み)」
コーディネーター：足立 香代子先生（管理栄養士）
登壇者： 上ノ町 かおり氏、別府 茂氏
◆展示ブース
【展示期間】 11 月12 日（水）～14 日（金）
【展示団体】
青森県：「食と自然を活かした健康長寿県プロジェクト」
紅の夢普及推進委員会／弘前大学：
「産官学連携で展開する果肉まで赤いリンゴ『紅（くれない）の夢』」
(財)新郷村ふるさと活性化公社：「甘草の商品開発で6 次産業を」
深浦町：「健康・自然・食を融合させた健康ツーリズム」
(株)九戸村ふるさと振興公社：「甘茶を生薬原料や新商品として販売」
生薬まちづくりの会：「薬用作物の栽培・加工・商品化へ」
東京中央食品(株)／日本サンテ：「安納芋を活かしたおいしい介護食」
ミクニ マンスール：「三國シェフ監修の『美しく、おいしく、心と体に優しい料理』」
(株)リンク アンド コミュニケーション：「健康食の情報提供で生活改善」
ホリカフーズ(株)：「低たんぱく質でもおいしいご飯」
佐久市：「ぴんころ運動推進事業」
国立循環器病研究センター：「国循のかるしおレシピ」
NPO 法人ドリーム・プラネット：「花苗栽培で障がい者の就労支援を」
クリスターコーポレーション／広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター：
「食品の凍結含浸法の開発」
(株)えひめ飲料：「産官学で開発した機能性ジュース」
(株)クックチャム：「障がい者とともに提供する手作り料理」
島原薬食育プロモート協議会：「薬草を活かした商品で島原を元気に」
合志市：「甘草（かんぞう）の国内初の生産地へ」
NPO 法人丸山ハイランド：「『農』と『食』を通した癒しの場へ」
(株)永野：「多彩な作業で障がい者が活躍中」
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