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【シアトル(米ワシントン州)2014年11月18日PRN=共同通信JBN】
*エボラ救援に必要なデータ収集とニーズ確認を支援するため1万台のスマートフォンを提供。NetHopeには「既存の接続性増強」のために寄付
慈善運動家のポール・G・アレン(Paul G. Allen)氏は18日、アレン氏とPaul G. Allen Family Foundation(ポール・G・アレン・ファミリー財団)が西アフリカにおけるデータ収集強化と救援上の必要性を確認するため特別にプログラムされたスマートフォン1万台以上を発送すると発表した。アレン氏はまたNetHopeに対して、リベリア、ギニア、シエラレオネ全域の接続性を強化するための寄付を行う。このイニシアチブは、エボラ危機に対処するアレン氏の1億ドルにのぼるコミットメントの一環である。
スマートフォンの発送:スマートフォンは、政府職員と人道支援ボランティアが感染地域で救援活動の効果について信頼できるデータを収集することをできるようにする。スマートフォンは、企業からの寄付とポール・G・アレン・ファミリー財団によって購入されたものである。
収集されたデータは、政府と民間支援団体が現場の緊急ニーズを一層効果的に特定し、現場に適正な援助を展開する材料として使用される。国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)は、エボラ危機に対処するため接続性を最優先事項に置いている。UNMEERは各国の首都に、携帯電話の接続性を拡大するためブロードバンド・ソリューションを設置する予定である。救援活動に当たる人はこの電話をHumanitarian Data Exchange ( (リンク ») )と情報を共有するため、エボラ危機の現状に関する情報収集に使用する。
NetHopeの支援:NetHopeは42の国際的非政府組織(NGO)によるコンソーシアムで、特に国際的な開発・緊急対応組織との情報技術コミュニケーション能力改善に関わっている。NetHopeに対するアレン氏の寄付は、Connectivity Accelerator Fund(接続性促進基金、CAF)の設立を可能にする。CAF設立には、既存45カ所の接続性の増強、30カ所の追加ロケーションで通信をサポートする10基の衛星通信サービス(VSAT)の展開、複数の短期民間プロジェクトへの資金提供によるモバイル能力の拡大、モバイルネットワーク運営事業者が既存のモバイルネットワークに新たな容量を付加するため参加-が含まれている。
▽支援の言葉
アレン氏は以下のように語っている。
「エボラ危機から脱出するためには、苦しんでいる地域で何が起きているかを知るために信頼性のあるデータが必要だ。NetHopeはコミュニケ-ション能力のギャップを把握するため、国連やすべての大規模な救援組織と緊密に協力している。本日、西アフリカのエボラ出血熱と効果的に闘うため、コミュニケーションとデータ収集を増強する資源提供を約束する」
NetHopeのローレン・ウッドマン最高経営責任者(CEO)は以下のように述べた。
「当該地域の交信・データ収集能力改善のためにアレン氏が行った出資は、近づくのが最も困難な場所で救援に当たっている人やボランティアの助けになる。エボラ出血熱発生は複雑な緊急事態であり、アレン氏は、タイムリーな情報収集と複層的な危機と闘うためデータに基づく決定の重要性についてはっきりした見解を持っている」
▽アレン氏のこれまでの貢献
エボラ出血熱が発生した初期の段階から、アレン氏とPaul G. Allen Family Foundation(ポール・G・アレン・ファミリー財団)は、最も重要なニーズに対処し、迅速な展開が可能な戦略的調整ソリューションを探し出し、それに対する資金提供と調整を行うことに焦点を当ててきた。アレン氏はTackleEbora.co( (リンク ») )を立ち上げ、個々人が特定の団体向けに寄付ができて、さらに重要なニーズに応じることを可能にする容易な方法を提供した。
詳細およびアレン氏の貢献の全容はwww.tackleebola.com を参照。
Twitter: @TackleEbola
Facebook: @PaulGAllen
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ソース:Paul G. Allen Family Foundation
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