フロスト&サリバン:ビジネスモデルを変革する新興テクノロジートップ50を発表

フロスト&サリバン ジャパン株式会社

2014-11-19 15:30

フロスト&サリバンは、近い将来に向けて大きな商業的可能性を持つ新興テクノロジーのトップ50を特定した「テックビジョン」の最新版「テックビジョン2014」を発表しました。2014年版のリストに含まれるトップ50の新興テクノロジーが持つマーケットポテンシャルは、今後5年間で合計2兆8000億米ドル規模に及ぶ予測となっています。

フロスト&サリバンが毎年発表する「テックビジョン」は、既存の産業構造やビジネスモデルに大きな変換をもたらす新興テクノロジーを特定することを目的とし、今後数年間に向けて大きな商業的可能性を有するテクノロジーのトップ50を選定したものです。このリストに含まれる技術は、日本を含む世界各国で日々新たに誕生するテクノロジーに関して、各産業セクターにおける応用の可能性、技術に対する投資の規模、知財活動の実施段階や、グローバル展開の度合いなどの指標を用いて選定されています。

2014年版のリストには、2019年から2020年までに産業界において大規模な導入が見込まれるテクノロジーが含まれています。ICTセクターでは、拡張現実(AR)技術がウェアラブル・エレクトロニクスと統合し、防衛、教育の現場や医療分野における応用や導入が今後進むことが予測されています。医療・健康の分野においては、3Dプリンティング技術を用いて再生された皮膚によって、創傷治癒のカスタマイズ化が可能になることが期待されています。素材・コーティング技術においては、フレキシブルエレクトロニクスと超疎水性コーティング技術を統合することで、自然治癒オイルやガスインフラ市場における新たなビジネスチャンスが見込まれています。

また、2014年版のトップ50のテクノロジーには、日本企業によって開発された技術も複数含まれています。ICTセクターでは、消費者の行動パターンを先読みし、特定の状況下での関心や利用価値の高い情報を提供する「コンテクストアウェアコンピューティング」が今後有望な分野の一つに挙げられており、この分野で用いられる注目すべき技術の中には日本企業が開発したものも含まれています。

「重要な点は、これまでに想像し得なかったパートナー企業と共同で新たなソリューションを生み出す可能性と、ビジネス革新を実現するまでのロードマップを提示することです。各セクターごとに、数十億ユーロ規模のビジネスチャンスを生み出す可能性を持つテクノロジーに関する詳細な分析を提示しています」と、フロスト&サリバンのテクニカルインサイト部門ディレクター、アンキット・シュクラは話します。

フロスト&サリバンが特定したトップ50の新興テクノロジーでは、「ICT(情報通信技術)」、「医療機器・医用画像技術」、「先端製造技術・自動化」、「センサー・制御」、「素材・コーティング技術」、「マイクロエレクトロニクス」、「環境・グリーン化」、「再生・持続可能エネルギー」、「医療・健康」の9つのセクターにおいて今後最も商業的可能性が高い技術をそれぞれ選定しています。

■「テックビジョン 2014」版のトップ50テクノロジー一覧は、下記をご参照下さい:
フロスト&サリバン「テックビジョン 2014」 新興テクノロジートップ50一覧

■ICT(情報通信技術)
・ 拡張現実(AR)
・ XaaSプラットフォーム
・ ダークデータ
・ コグニティブ・アナリティクス
・ コンテクストウェアコンピューティング
・ 予知データ分析
・ ニューロモーフィックコンピューティング
・ 仮想現実(バーチャルリアリティ)

■医療機器・医用画像技術
・ デジタルトモシンセシス
・ バイオNEMS
・ ヘルスインフォマティクス
・ ニューロモデュレーション技術

■先端製造技術・自動化
・ 3Dプリンティング
・ 原子層堆積
・ マルチ材料結合
・ 複合材料製造

■素材・コーティング技術
・ ポリマーカメレオン
・ 自然治癒材料
・ バイオケミカル
・ 超疎水性コーティング
・ 抗菌性コーティング
・ カーボンファイバー
・ 軽量複合材

■マイクロエレクトロニクス
・ ウェアラブルエレクトロニクス
・ ワイヤレス充電
・ プリンテッド・エレクトロニクス/フレキシブル・エレクトロニクス
・ スマート触覚&タッチ
・ OLEDディスプレー
・ ナノエレクトロニクス

■環境・グリーン化
・ 固形廃棄物アップサイクリング
・ 脱塩化/真水化
・ 先端フィルタレーション
・ 空気フィルタレーション
・ スマートメータリング

■医療・健康
・ ナノ医療
・ 後続バイオロジクス
・ ガン免疫治療
・ 人工バイオロジー
・ 幹細胞治療
・ メタボロミクス

■センサー・制御
・ ライフロギング
・ 非接触センシング
・ エネルギーハーベスティング
・ センサーフュージョン
・ M2M(エムツーエム)

■再生・持続可能エネルギー
・ 大風力発電
・ 海上LNG
・ 水力掘削
・ ヒートポンプ
・ リチウム電池

▽フロスト&サリバン「テックビジョン 2014」パンフレットダウンロード:
(リンク »)

▽フロスト&サリバン テクニカルインサイト部門について:
(リンク »)

フロスト&サリバンについて
フロスト&サリバンは、独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供し、ビジネスの新たな成長機会の創出からイノベーションの実現までを支援する、リサーチとコンサルティング機能の両方を兼ね備えた企業のナレッジパートナーです。世界40拠点以上のグローバルネットワークを軸に、世界80カ国ならびに300に及ぶ主要な全てのマーケットを網羅することで、メガトレンドや海外新興市場の台頭、テクノロジーの進化などのグローバルな変化に対応し、企業がグローバルなステージでビジネスを成功させるための360度の視点に基づいた知見を提供しています。

本件に関するお問い合わせ先
フロスト&サリバン ジャパン株式会社 担当:辻
〒107-6123 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
電話:03-4550-2215
FAX:03-4550-2205
E-mail: anna.tsuji@frost.com

▽日本語オフィシャルウェブサイトを開設しました URL: (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]