PTC、スマート・コネクティッドの世界でさらにスマートで競争力のある製品の開発を支援するPTC Systems Engineering Solutionを発表

PTCは、システム要件、システムモデリング、検証を組み合わせたソリューションを提供できる唯一のPLMベンダーに

PTCジャパン株式会社

2014-12-04 00:00

【2014年12月4日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス(ジム)・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、発展著しいスマート・コネクティッドの世界において企業リスクを低減しイノベーションの加速を支援するPTC Systems Engineering Solutionを米PTCが発表したことを明らかにしました。本ソリューションは、より革新的な製品の設計、より収益性の高いプロダクトラインの開発、製品機能・品質要件の対応確認を支援する包括的なシステムズエンジニアリングプラットフォームを提供します。
今後10年間でスマート・コネクティッド・プロダクツの成長は急拡張し、数十億個のコネクティッド・デバイスが企業や個人に利用されることになると予想されています。スマート・コネクティッド・プロダクツは製造業の将来を特徴づけることになります。しかしその一方で、製品自体の設計、製造、運用は、本質的により複雑になり、その結果、市場が要求する機能、品質、性能を提供することに、多くの企業が苦心しています。

PTC Systems Engineering Solutionは、迅速な調査・検討と、より多くの成功に繋がる製品の設計・提供の実現を可能にする構成要素を完備したシステムズエンジニアリングプラットフォームを提供します。本ソリューションは、アプリケーションライフサイクル管理(ALM)製品群であるPTC Integrity(TM)の強みと、PTCの100%子会社でアーキテクチャモデリングやモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)分野のリーダーであるAtego(R)の製品を組み合わせています。

本ソリューションには以下の製品群が含まれます。
- PTC Integrity(TM) ‐強力なシステム要件・検証機能
- Atego(R) Asset Library ‐ アセット管理・再利用のコラボレーション
- Atego(R) Modeler ‐ コラボレーションを通じた拡張性の高いアーキテクチャモデリングとモデルベースのシステム、プロダクトラインの開発
- Atego(R) Process Director ‐ 標準機能に組み込まれているシステムズエンジニアリングのベストプラクティスに基づくプロセスの豊富な作成・展開機能

この新たなソリューションで、テキストベース、モデルベース、ハイブリッドのシステムズエンジニアリング手法が選択でき、モデルベースシステムズエンジニアリングのアプローチを短期間で定着させることが可能になります。アナリストによる調査では、モデルベースのシステムズエンジニアリング(MBSE)により、他のアプローチと比較してスケジュール通りに完了するプロジェクトは23%増加し、コストは62%低減できるという結果が出ています(*Embedded Market Forecasters Report)。MBSEでは設計を標準規格に基づく共通の言語で効率的に記録し伝えるため、関係者の意思疎通が改善され、合意が得られやすくなります。

AVL社Synergistic Methods部門長のディルク・デンゲル氏は「モデルベースであるPTC Systems Engineering Solutionは、製品開発領域全体をカバーするプラットフォームです。我々は製品が複雑化し、接続性が高度化する中で新たなシステムズエンジニアリングのアプローチを必要としていました。PTC Systems Engineering Solutionを活用し、開発チーム全体を共通のモデルシステムズエジニアリングのアプローチで一体化することができるため、顧客に対し、スケジュールやコスト面で最高の価値を有する、より高品質なエンジニアリングサービスの提供が可能になりました」と述べています。

PTC Systems Engineering Solution は以下の実現を可能にします。

■ 設計 ‐ コラボレーションを推進するMBSEのアプローチでより革新的な製品を設計。設計機能には以下を含みます。
- 要件開発 ‐ 製品ライフサイクル全体にわたる「顧客の声」を捉え、要件の執筆と管理を実施
- システムデザイン ‐ 標準規格(SysML、UML)を利用し、システム仕様を協調して設計し、選択肢を効率的に検討
- 設計における選択肢の分析 ‐ トレードオフ分析を実施することで、要件バラシや機能バラシを合理的に判断

■ 再利用 ‐ システム成果物を再利用し、収益性の高いプロダクトラインの開発を実現。以下の機能を含みます。
- 要件、モデル、テストの再利用 ‐ 設計プロジェクト全体で作成されるすべての成果物を再利用し、市場投入期間の短縮とコストの低減を実現
- モジュール設計 ‐ システムデザインやアーキテクチャを、再利用を前提として最適化し、アーキテクチャの弾力性とビジネスの柔軟性を向上
- プロダクトラインモデリング ‐ 共通項目やバリエーションを考慮してサブシステムのファミリーを設計し、より収益性の高いプロダクトラインを開発

■ 検証 ‐ 製品が要件に合致し、ベストプラクティスプロセスに沿っていることを確認。以下の機能を含みます。
- モデル検証 ‐ デザインレビューを自動化し、問題を早期に特定
- テスト管理 ‐ テストケース、テストセッション、結果を文書化し、管理することで品質を向上
- トレーサビリティ ‐ 設計成果物全体のトレーサビリティを強化し、組織の変化へのすばやい対応力を向上
- ガバナンス ‐ 標準機能に組み込まれているシステムエンジニアリングのベストプラクティスを活用し、個人・チームの成熟度を高める

PTC アプリケーションライフサイクル管理(ALM)シニアバイスプレジデントのローク・マーティン(Roque Martin)は、「PTC Systems Engineering Solutionは、製品の設計プロセスにおけるイノベーションを推進し、顧客がマーケットニーズへの対応力を高め、製品をより短期間に投入することを支援する目的で開発されたソリューションです。より複雑な製品を期限までにより低コストで提供できることは、顧客がスマート・コネクティッドの世界で製品を際立たせるために必要とする優位性となるものです」と述べています。

本製品のリリースについて
PTC Systems Engineering Solution はすでに提供を開始しています。詳細はwww.ptc.com をご覧ください。


<関連情報>
- Harvard Business Review: "How Smart, Connected Products are Transforming Competition" - マイケル・E・ポーター (Michael Porter) 教授と PTC CEO ジム・へプルマン (Jim Heppelmann) の共同執筆: モノのインターネットに関する論説
(リンク »)
- Embedded Market Forecasters Report
(リンク »)
- PTC Systems Engineering Solutionの概要
(リンク »)
- PTC Systems Engineering Solutionの詳細
(リンク »)
- Product Lifecycle Stories: PTC Integrityブログ
(リンク »)


【PTCについて】
PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC)は、製造業における継続的な製品とサービスの優位性(Product and Service Advantage)の実現を可能にします。PTCのテクノロジーソリューションは、インターネット接続された高度な情報処理能力を持つスマートな世界を見据え、お客様の製品開発、運用、サービスの変革を促進します。1985年に設立されたPTCは、世界各国に約6,000名の従業員を有し、グローバル規模で分散化し急速に変化する製造業界に携わる28,000社を超える顧客企業を支援しています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの PTC Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の PTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad といった革新的なソフトウェア製品、および製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)


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