ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下 SAS)は、リスク管理機能と財務機能を統合する新ソリューション、「SAS(R) Capital Planning and Management」の国内提供開始を発表しました。銀行はリスクを軽減して経済ストレスに対処できる十分な資本を維持するために包括的な資本計画を毎年策定・実施する必要があります。また、一般事業法人においても事業計画と経済ストレスを反映した将来のB/S、P/Lの予測から事業戦略を立案することは競争優位性を維持するための重要な要素です。SAS Capital Planning and Managementは、業務効率化を実現するプロアクティブかつ統一的な資本計画により、銀行・一般事業法人の経営管理業務の円滑化を実現します。
SAS Capital Planning and Managementは、外部のシステムとの円滑な連携機能も備えながら、リスクデータと財務データの統合を強化して銀行・一般事業法人の経営管理業務の円滑化を実現するSASの新しいソリューションです。ビジネスプロセスのワークフローを直接的かつ厳密に管理する機能や、詳細な資本計画フレームワークを提供し、業務パフォーマンスを迅速に向上させることができる本ソリューションは、銀行・一般事業法人の資金・財務部門において財務、ビジネス戦略、リスク管理のデータを統合・分析することで、資本の配分、最適化計画を一元管理し、全社的なビジネス戦略の推進に使用することができます。単一のフレームワークの中で管理することで、ビジネス部門の戦略を反映しながら、資金部門は信頼性の高い計画とストレステスト・シナリオを作成でき、財務部門は経済活動および規制における資金調達要求にリアルタイムで対応することが可能になります。また、長期的な事業の見通しをさまざまな戦略とストレスシナリオの下で評価・分析することができるようになります。
SAS Capital Planning and Managementは各事業部門からデータが集約される中央センターとして機能するため、財務、市場リスク、信用リスクの各部門がこれらのデータを活用して、金融機関が守るべきBasel IIIやCCAR(包括的資本分析および検査)などの法規制に対応できるようにします。また、一般事業法人では自らの立てたビジネス戦略をさまざまな角度から分析することが可能になります。
SASはリスクと収益に関するレポートを作成するための包括的な環境を提供して、より適切な意思決定、規制の透明性、コンプライアンスを実現します。また、人、プロセス、テクノロジーを融合したビジネスプロセス管理ワークフローは、タスクの作成、連鎖、自動化を容易にします。SAS Capital Planning and Managementはレポーティングの規制要件を満たすために、オンデマンド計算を駆使して、一貫性のある監査可能なプロセスを促進させます。
SASのソリューションコンサルティング第二本部 リスクインテリジェンス・グループ 部長 柳 洋二郎は、「SAS Capital Planning and Managementは、リスク調整後リターンを最大化するために取る必要のあるリスクを明確にし、お客様はリスク調整後収益の増大を目標に、適正な事業分野に対する適正な投資および資本配分を経営に反映させることができます」と述べています。
金融機関における統合ソリューションのメリットの詳細については、ホワイトペーパー「Capital Management for Banking: The Dawn of a New Era(銀行業務のための資本管理:新しい時代の幕開け)」(英文) (リンク ») をご覧ください。
<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、革新的なソリューションを通じて、70,000以上の顧客サイトに、パフォーマンスを向上し、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名( (リンク ») )
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
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