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【カブール2014年12月16日PRN=共同通信JBN】アフガニスタン初の携帯電話事業者であるAfghan Wireless Communication Company(AWCC)は16日、同社の大規模な2Gネットワークと成功している非接触型決済イニシアチブ(MyMoney)を足場にしてカブールで3.75G+サービスを開始した。これによってAWCCはアフガニスタンの消費者に本物のモバイル・ブロードバンド・サービスを提供する同国初の携帯電話会社となり、今後もアフガニスタンの通信セクターにおけるパイオニアの役割を果たしていく。
AWCCは世界の大手ベンダーの最新技術を使ってカブールの無線および基幹回線網の再構築を果たし、今回の3.75G+サービスの開始によってAWCCはカブール市で同社の各3Gサイトに最新のデュアルキャリアHSPA+(ハイスピード・パケット・アクセス・プラス)技術を提供する唯一のオペレーターとなる。このソリューションによって、アフガニスタンでは初めて携帯電話で最大42Mbpsのダウンロード・データレートが可能となり、AWCCの顧客はカブールで最速の3Gサービスを利用できる。
AWCCはまた、3G展開の一環としてインターネット・プロトコル・バージョン6(IPv6)も実装し、現時点で全面的なIPv6ネットワークを保有するアフガニスタンでは初で唯一の電話会社になった。AWCCはこのソリューションによって、世界のどこからでも直接アクセスできるパブリックIPアドレスをすべての個人ないしは組織に提供、AWCCの加入者はホームオートメーション、ファイルシェアリング、オンラインゲーム、ピアツーピア(P2P)プログラム、その他のアプリケーションなどの利用をIPv4よりも安全かつ容易に管理できるようになる。
AWCCマネジングディレクターのアミン・ラミン氏は「われわれは10年以上にわたり、アフガニスタンの電話通信業界における業界リーダーとしての特権に浴し、その責任を負ってきた。われわれは『BROADBAND』という世界で認められた言葉の定義通りに同国初の本物のブロードバンド・プロバイダーになれたことを誇りに思う。われわれはこのような高品質サービスをカブールの加入者に提供できることをうれしく思う。標準品位(SD)ないしは高品位(HD)フォーマットで、全面的に改良されたインターネット・サーフィング、オンラインゲーム、素晴らしいビデオ鑑賞体験のいずれにおいても、加入者が3.75G+技術とモバイル・ブロードバンドの真の意味とそのハイスピードをすぐさま理解できると確信している」と語った。
アミン氏はまた「われわれは3Gに移行する際、当社のインターネット能力を向上させるとともに、モバイル・ブロードバンドの主要要件の1つであるスムーズかつ信頼性がある大量データフローをサポートするためにカブール市内とその周辺で極めて優れた完全冗長性のあるバックホール・トランスミッション・ネットワークを構築した。これによって、われわれは年中休みなく、真のブロードバンドスピードで大量の高品質データを確実に提供することが可能となる」と語った。
AWCCは2015年第1四半期にカンダハルで同品質のモバイル・ブロードバンド・サービスの提供を予定している。さらに同年を通じて同様のサービスをアフガニスタン全域の都市部で展開する計画だ。
▽Afghan Wirelessについて
カブールに本社を置くAWCCはアフガニスタン全域で約400万の加入者にサービスを提供し、アフガニスタン人を最も多く雇用する企業の1つで、イーサン・バヤト氏によって創設された。AWCCは5500人以上を直接雇用し、そのほかに10万人を間接雇用している。AWCCは家庭および企業顧客に無線とブロードバンド・ソリューションを提供するリーダーである。詳細についてはウェブサイト (リンク ») か、Telephone Systems International(TSI)のウェブサイト (リンク ») を参照。
▽問い合わせ先
Alberto Lopez,
a.lopez@tsiglobe.com,
+1-917-330-4510
ソース:Afghan Wireless Communication Company
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