AsiaNet 59300 (0120)
【アナポリス(米メリーランド州)2015年1月27日PRN=共同JBN】American Capital Energy & Infrastructure(以下ACEI)は27日、中米、カリブの同社成長プラットフォーム企業であるBMR Energy, LLC(以下BMR Energy)が、ジャマイカで開発する36MWの風力発電開発プロジェクトに対する資金調達を完了したと発表した。
6270万ドルの資金調達の内容は、海外民間投資会社(OPIC)からの4270万ドルシニアローン、国際金融公社(IFC)の1000万ドル、IFC-カナダ気候変動対策計画による1000万ドルで構成されている。
BMR Energyは発電容量36.3MWの新しい風力発電プラントを建設するため、American Capital, Ltd.(NASDAQ: ACAS)が資金提供した2690万ドルの投資と合わせて、資金調達による現金収入を利用する。風力タービンは世界最大手風力タービン、設計・調達・建設(EPC)企業の1つであるVestas Wind Systems A/S (以下Vestas)から提供される。Vestasはまた、ターンキーEPC契約の下で風力発電プラントの建設を計画している。建設は2015年第1四半期に始まり、2016年初めに完工する。
ACEIの共同創業者であるポール・ハンラハン最高経営責任者(CEO)は「われわれはこの取引を完了させることになったBMR経営チームの成功を喜んでいる。この取引は低コストの再生可能電力を供給するものであり、これによってジャマイカは高コストの石油燃料発電のニーズをさらに削減することができる。われわれはさらにこの地域への投資をしていきたい」と語った。
プロジェクトから生まれる電力は、期間20年の電力購入契約の下でジャマイカ公益電力会社(Jamaica Public Service Company Limited、以下JPS)に売却される。プロジェクトからの電気は、圧倒的に石油燃料発電プラットから供給されているJPSシステムが、利用できる最も低コストの電力源の1つとなる。
ACEIはまた、海外での電力投資チームを拡充し続けている。パティー・ローリン(Patty Rollin)氏は投資の調達、引き受け、管理に責任を持つ副社長を務める。同氏はACEI入社に先立って、グリッド規模の太陽光発電プロジェクトを開発、所有、運営する企業、Silver Ridge Power(旧AES Solar)でグローバルプロジェクト開発担当副社長だった。同氏はSilver Ridge Power入社に前は、エネルギー開発コンサルティング企業Sage Energy Groupを共同で創設した。同氏は1984年から2004年までAESで働き、企業の合併・買収(M&A)、投資家関係、世界プロジェクト開発の管理を支援した。
エリカ・チャン(Erica Chang)氏はアジア投資担当ディレクターに就任する。同氏はACEI入社に先立って、丸紅の電力事業部門でありアジアの開発とM&A機会を管理する Marubeni Asian Power Singaporeで副社長を務めた。丸紅は世界に3万MW余りを保有する大手独立系発電事業者である。チャン氏は丸紅の前はAES China Corporationで働き、アジアにおけるM&Aの機会を管理した。同氏はまた東南アジア全域をカバーするブティック型投資銀行であるFortman Cline Capital Marketsでも働いた。
ACEIのリチャード・サントロスキ・マネジングディレクター兼共同創業者は「われわれは投資チームに元同僚のパティー・ローリン、エリカ・チャン両氏を迎えて喜んでいる。エネルギー、インフラストラクチャー部門の2人の経験とともに世界的に確立した2人の関係は、世界のエネルギーおよびインフラストラクチャー市場を行き来して、できうる最善の投資の機会を求める当社チームにとって資産である」と語った。
▽AMERICAN CAPITAL ENERGY & INFRASTRUCTUREについて
American Capital Energy & Infrastructureは発電施設、給配電、送電ネットワーク、エネルギー輸送資産、燃料生産、電力・エネルギー業界の製造・サービス企業を含めた世界のエネルギーインフラ資産に投資している。ACEIはAmerican Capital, Ltd.(Nasdaq: ACAS)(American Capital)のアセットマネジメント系列企業であるAmerican Capital Asset Management, LLC.の1部門である。詳細はwww.ACEI.com を参照。
▽AMERICAN CAPITALについて
American Capital, Ltd. (Nasdaq: ACAS)は、プライベートエクイティー(未公開株式)に投資する上場企業で、グローバルな資産運用事業者である。直接あるいは資産運用事業を通じて、ミドルマーケットの未公開株式、レバレッジドファイナンス、不動産、エネルギー、インフラ、ストラクチャードプロダクトに対する投資の仕立て、引き受け、管理を行っている。American Capitalはバランスシート上の資産、関連会社が管理している手数料収入対象の資産を含めて、総額210億ドルを管理し、管理下にある資産総額は840億ドル(レバレッジドアセットを含む)に達する。American Capitalは関連会社を通じて、上場企業のAmerican Capital Agency Corp.(Nasdaq: AGNC)、American Capital Mortgage Investment Corp.(Nasdaq: MTGE)、American Capital Senior Floating, Ltd. (Nasdaq: ACSF)を管理しており、合わせて正味帳簿価格は110億ドルとなる。American Capitalとその子会社European Capitalは、米国、欧州にある8カ所のオフィスを通じて1件当たり1000万ドルから7億5000万ドル規模の投資機会を検討している。詳細はwww.AmericanCapital.comを参照。
▽BMR ENERGYについて
ニューヨーク市に本社を置くBMR Energy LLCは2013年に創設され、カリブ諸国と中米の電力およびエネルギー関連資産の取得、開発、所有、事業に注力している。BMRチームは60年以上の国際的なエネルギー基盤開発と事業経験をもたらす。
▽問い合わせ先
+1 (443) 214-7070
Paul Hanrahan, Chief Executive Officer
Richard Santoroski, Managing Director
ソース:American Capital Energy & Infrastructure
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。