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【テルアビブ(イスラエル)20015年3月27日PRN=共同通信JBN】
*提案ではICLが所有していないAllana株の84%に対し、1株当たり0.50カナダドルを現金、ICLの普通株で支払う。
*Allanaの買収によってICLはAllanaが採掘権を持つエチオピアのカリウム鉱山の開発を加速できる。
*ICLの提案はAllanaの役員会に支持されている。
農業、加工食品、加工材料市場に不可欠な必要を満たす製品の世界的なメーカーであるICL(NYSE、TASE:ICL)は27日、カリウム資産の取得、開発に集中し、その株式がトロント証券取引所(TSX:AAA)で取引されているAllana Potash Corp.とAllana社の全普通株を取得するための取り決め契約の交渉に入ったと発表した。ICLは現在、2014年に取得したAllana株の16.36%を保有しており、Allanaの残る発行済み普通株すべての買収を提案している。Allana普通株に対して提案されている対価は1株当たり0.50カナダドル、総額は約1億3700万カナダドルで、ICLは現金とICLの普通株で支払う。この取引はAllanaの役員会が支持しており、カナダの法律に基づく取り決め計画という手段で行われる。この取引は適用される規制による承認を含め、いくつかの慣習的な条件を満たす必要がある。
ICLの当初のAllana普通株取得は2014年のICLとAllanaの提携協定から生じたもので、これにはエチオピア北東部のAfar地区のDanakhil鉱山で採掘したカリウムを100万トン購入して販売する権利をICLが受け取るという購入協定が含まれていた。
Allanaは子会社のAllana Potash Afar Plc.を通じてエチオピアでカリウムを採掘する権利を保有している。その採算性調査にしたがってAllanaはDanakhilプロジェクトが25年にわたり年間に最大100万トンの塩化カリウムを産出できると推定している。
ICLの提案は生産コストを引き下げ、同社の成長を今後数十年にわたって支える高度成長の新興市場に集中しながら原材料の供給源を世界的に拡大するという同社の「次の前進」戦略に沿っている。ICLは現在、イスラエル、スペイン、英国にある鉱山でカリウムを生産しており、2014年には約500万トンのカリウムを世界の顧客に販売した。
Allanaの所有権を獲得すれば、ICLはDanakhilプロジェクトの開発の管理、加工設計作業の共同建設加速、プロジェクトの融資確保とプロジェクトに関連する自社リスクの低減が可能になる。Allanaを取得すればプロジェクトに対するICLの関与にさらに貢献することになり、それによって開発成功の可能性が増大する。
ICLはエチオピア政府が自国農業の可能性を解き放ち、特にエチオピアの小規模農民の間で生産性を向上させ、バランスのとれた施肥を改善するために自国のカリウム資源の開発を全面的にサポートしていると確信しており、同政府は必要なインフラの開発、Dallolの大規模鉱山プロジェクトの開発に必要な天然資源の供給を通じたICLの努力への支持に関心を示している。
過去1年間、ICLはエチオピア農業省と同省の農業変革局と協力して、カリウムについての理解を高める計画の「成長のためのカリウム」のスポンサーになることで、カリウム市場を創設するためにアフリカでカリウム生産、市場発展を加速してきた。この計画にはエチオピアでの数百のカリウム・デモンストレーション・プロットの創設、地方レベルで最適な肥料使用を推奨するための全国規模の土壌肥沃度地図作成努力のサポート、バランスのとれた施肥についての知識を高め、植物栄養の専門家を養成するためのエチオピアの大学における学生たちによる研究への奨学金供与が含まれている。
▽ICLについて
ICLは主として農業、食品、加工材料の3市場で人間の基本的必要を満たす特殊ミネラルに基づく製品の世界的メーカーである。ICLが製造する農業製品は増大する世界人口への食糧提供を支援している。同社が採掘、製造するカリウム、リン酸塩は肥料の原材料として使われ、医薬品、食品添加物業界で基本成分として使われている。ICLが製造する食品添加物は人々がより多様でより質の高い食品により多くアクセスできるようにする。ICLの水処理製品は何百万人もの人々、世界中の産業にクリーンな水を供給する。臭素、リン酸塩に基づくその他の物質はより効率的で環境に優しいエネルギーを作り出すのを助け、山火事の広がりを防ぎ、多様な製品と材料の安全で広い範囲での使用を可能にする。
ICLは世界各地と新興地域を含む大市場の近くに幅広いプレゼンスがあることから利益を受けている。ICLは環境へのコミット、ICLの製造事業があり、従業員が暮らしている共同体のサポート、すべての従業員、顧客、サプライヤー、その他の利害関係者に対するコミットを含む持続可能性の戦略的枠組みのなかで事業を運営している。
ICLは株式公開企業で、その株式はニューヨーク証券取引所とテルアビブ証券取引所(NYSEとTASE)に二重上場されている。同社の従業員は世界で約1万2500人で、2014年の売上総額は61億米ドル。詳しい情報は同社ウェブサイト( (リンク ») )へ。
▽プレス関係問い合わせ先
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ソース:ICL
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