AsiaNet 61000
TESファーマ(TES Pharma)およびスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL:Ecole Polytechnique Federale de Lausanne)、代謝異常や加齢に関連する疾病を対象とする小分子療法の研究開発における提携について発表
ペルージア(イタリア)、およびローザンヌ(スイス)、2015年7月2日/PRNewswire/ --
TESファーマおよびEPFLは、代謝異常や加齢を対象とした療法、キヌレニン経路の新たな制御分子、に関する研究開発で協力することになった旨を発表しました。
(Logo: (リンク ») )
今回の提携では、Roberto Pellicciari教授(インターセプト・ファーマスーティカルズ Intercept Pharmaceuticals, Incの共同設立者)が率いる、研究を基本とする生物テクノロジー企業で、コルチアーノ(ペルージア)に最新の研究施設を構え、キヌレニン経路の制御分子や代謝異常向けの治療薬発見において長い経験のあるTESファーマと、Johan Auwerx 教授(エネルギー代謝分野の教授、およびネスレ・チェアー)が率いる、代謝異常や加齢におけるNAD+生合成の役割に関するパイオニアである、EPFLの統合システム生理学研究室(LISP:Laboratory of Integrative and Systems Physiology)とが協力関係を結びます。
TESファーマのプレジデント兼CSO、Roberto Pellicciari教授は次のようにコメントしています。「双方それぞれの専門性を合わせることで、代謝異常と加齢の分野で世界をリードする組織とともに、新薬発見のための素晴らしいプラットフォームを提供することができます。こうした、様々な側面を持つ疾患を対象とした小分子療法を前進させるには、基礎となる基本的な生物学を熟知している必要があります。ですから当社は、LISPやAuwerx 教授と共同で、これらの疾患を修正できる新たな療法を開発できることを、非常に嬉しく思っています。」
「TESファーマとのコラボレーションは、加齢や多くの代謝疾患の原因の根底にある、シグナル伝達イベントや転写イベントに対する当社の関心を活用するものであり、これらの疾患に対する新たな治療薬実現への道の地固めをしてくれます。」と、Johan Auwerx 教授はコメントしています。「Pellicciari 教授との長年にわたる実り多い協力関係が、成功の保証となっています。」
TESファーマ(TES Pharma)について
TESファーマでは、疾患に関する仮説、およびそれらの仮説の新しく効果的な療法への転換をより活用できるようにする、世界的な中核的研究拠点のネットワークによって、学術環境と産業環境を橋渡しすることで、医薬品設計と化学に関する専門的知識を諸システムや分子生物学と統合し、効果的な疾患修飾薬をより適切に設計できるようにすることに重点を置いています。TESファーマは、特に胆汁酸、核内受容体、および代謝異常の分野における革新的な新薬発見において、専門性を発揮してきました。
EPFL の統合システム生理学研究室(LISP:Laboratory of Integrative and Systems Physiology)について
統合システム生理学研究室(LISP)の研究は、転写因子および転写補因子がいかに栄養、代謝、または薬理的な起源を持つ分子のセンサーとして機能するかを解明することを目的としています。LISPの研究は、そうした転写制御因子がいかに遺伝子およびタンパク質の表現パターンを変化させ、代謝ホメオスターシスを制御するか、という点に関する今日の理解に寄与してきました。同研究室では最近、NAD+生物学に重点を置いています。これは、NAD+ が代謝の補因子としてのみならず、多面的な代謝効果を持つ強力なシグナリング分子としての役割も果たすことが判明しているためです。
TES Pharma
Prof. Roberto Pellicciari
rpellicciari@tespharma.com
Tel: +39-075-6978111
Website: (リンク »)
情報源:TESファーマ(TES Pharma)
(日本語リリース:クライアント提供)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。