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【シドニー2015年10月8日AAPメディアネット・インターナショナル=共同通信JBN】新たに現れた近視の広がりを無視すれば今世紀半ばまでに最大10億人が失明するリスクがあると、Brien Holden Vision Instituteの研究者たちが語っている。
世界人口の半分(50億人近く)が2050年までに近視になり、最大でその5分の1(10億人)は高いカテゴリーの近視になって行動療法、光学的治療が開発、実行されなければ失明するリスクが大きく増大すると、研究者たちは予測している。現在、世界の約20億人が近視と推定されている。
Brien Holden Vision Institute最高経営責任者(CEO)代理のコビン・ナイドー教授は「本日は世界視力デーであり、Brien Holden Vision Instituteは世界(政府、保健機関から市民社会、両親、学校まで)にすべての子どもと成人の目の健康を守り、現在のこの大きな公共保健問題に対応するよう呼びかけている」と述べた。
教授はさらに「第1にこの脅威が存在することを人々は理解しなければならない。第2に研究者と医療従事者が効果的なソリューションを開発する必要がある。第3に目のケア専門家はリスクのある患者を管理するためにもっと準備しておく必要がある」と語った。
近視は特に東アジアで増えており、シンガポール、中国、台湾、香港、日本、韓国の都市地域では義務教育新規卒業者の80ー90%に達している(注1)。
教授はさらに「主な懸念は高いレベルの近視に進行しそうな人の数が多いことであり、これは失明状況、視力障害になる可能性のリスクの大幅増大をもたらす。近視は治癒可能、逆転可能ではないが、進行を遅くし、高度の近視になることを防ぐのを助けられる光学的、行動的アプローチを使う有望な治療法がある」と述べた。
同研究所によると、個人の近視の進行を50%減らせば、近視のほぼ90%は高レベルの近視になるのを防げる。
ナイドー教授は「Brien Holden Vision Instituteは両親と教師に今行動するよう呼びかける。教師と両親は子どもたちが確実に定期的に視力関係の検査を受け、子どもたちの視力問題の発見と行動に警戒心を持って当たれるようにしなければならない」と付け加えた。
▽メディア問い合わせ先
Stephen Davis:
+61-450-661-695
s.davis@brienholdenvision.org
参照
(注1) - Nature, The Myopia Boom, 18 March 2015
ソース:Brien Holden Vision Institute
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