サノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ファブリス・バスキエラ、以下「サノフィ」)は、持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタス(R)XR注ソロスター(R)」(インスリン グラルギン[遺伝子組換え]注射剤、300U/mL、以下「ランタス(R)XR」)の発売に伴い、ランタス(R)XRサポートプログラム「らしく」(以下「らしく」)の 提供を開始しましたので、お知らせいたします。
インスリン治療を開始する時、糖尿病患者さんは大きな不安や抵抗を感じていることが、いくつかの報告から明らかになっています(1-2)。「注射の針を刺すのが怖い(1)」、「注射をしていることを知られたくない(1)」、「一度始めると一生注射しなければならない」など、その理由はさまざまです。また医療従事者は、注射手技の指導に要する時間や、「注射は患者さんが嫌がるだろう」といった懸念(3)から、インスリン導入を躊躇してしまうといった課題を抱えています。
このような背景から、サノフィでは、糖尿病患者さんや医療従事者の方々のご協力を得て、患者さん1人ひとりにあわせて選べる、これまでにない患者サポートプログラム「らしく」を考案しました。「らしく」とは、患者さんが安心してランタス(R)XRによる治療を始められるよう、使い方や注意点を分かりやすくまとめた「『はじめる』のサポート」と、自信を持って治療を継続できるよう支援する「『つづける』のサポート」の2つで構成されています。ランタス(R)XRで治療を始める患者さんが、治療を始める前と変わらない、自分らしい生活を送ってほしいという願いをこめて、「らしく」と名づけました。
サノフィは、「日本の健康と笑顔に貢献し、最も信頼されるヘルスケアリーダーになる」というビジョンのもと、糖尿病治療の新しい選択肢である「ランタス(R)XR」とともに、患者さんが安心して、また自信を持って治療を継続できるよう、患者さん1人ひとりにあわせて選べる、これまでにない患者サポートプログラムを提供することで、糖尿病患者さんおよびご家族、そして医療従事者の皆様を支援してまいります。
【「らしく」サポートプログラムの概要】
■「はじめる」のサポート
インスリンと血糖値、ランタス(R)XRの使い方、保管上の注意、低血糖の注意・対処法などについて、イラストを用いて分かりやすく解説した小冊子
■「つづける」のサポート
患者さんが、自分「らしく」治療と向き合えるよう、(1)電話相談、(2)情報誌/メールマガジン、(3)血糖管理をサポートするアプリを用意しました。
■サノフィの糖尿病領域の取り組みについて
サノフィは、患者さんの個々の病態に沿った革新的かつ総合的なソリューションを提供することによって、患者さんが糖尿病の複雑な問題を管理できるよう支援しています。糖尿病患者さんの声に耳を傾け、対話することによって得られた貴重な見解をもとにパートナーシップを構築し、糖尿病患者さんの多様な病態に応じた治療提案や糖尿病診療における総合的な情報提供を行っています。サノフィは1型糖尿病および 2型糖尿病の治療薬として経口剤と注射剤の両剤を販売しています。
■サノフィについて
サノフィは、患者さんのニーズにフォーカスした治療ソリューションの創出・研究開発・販売を行うグローバルヘルスケアリーダーです。糖尿病治療、ヒト用ワクチン、革新的新薬、コンシューマー・ヘルスケア、新興市場、動物用医薬品、ジェンザイムを中核としています。サノフィはパリ(EURONEXT:SAN) およびニューヨーク(NYSE:SNY) に上場しています。日本においては、約2,650人の社員が、「日本の健康と笑顔に貢献し、最も信頼されるヘルスケアリーダーになる」をビジョンに、医薬品等の開発・製造・販売を行っています。詳細は、 (リンク ») をご参照ください。
1)井上 岳 ほか: プラクティス 25: 706-708, 2008
2)渥美 義仁 ほか: 新薬と臨牀 58(7): 1193-1205, 2009
3)Ishii H, et al.: PLoS One 7(6): e36361, 2012
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