142 単位中3 割に金沢工業大学のカリキュラムを採用した「越日工業大学」が開校式を開催

金沢工業大学

From: Digital PR Platform

2015-11-12 08:05


金沢工業大学のカリキュラムを採用した越日工業大学の開校式が11月14日9時からベトナム・ホーチミン市で挙行される。越日工業大学は日系企業への人材輩出を目的に、ホーチミン市工業大学を基盤として今年10月19日に開校。日本の“ものづくり”のスキルを導入し、今までにない画期的で活力のある教育を目指すため、142単位中30%にプロジェクトデザイン教育を主柱とした金沢工業大学のカリキュラムを採用している。


◆越日工業大学 開校式
【日 時】 11月14日(土) 9:00~11:30
【場 所】 ホーチミン市工業大学 内

●越日工業大学(英語名:Vietnam Japan Institute of Technology )について
[開 学] 
 ホーチミン市工業大学(Ho Chi Minh City University of Technology 略称HUTECH)を基盤として2015年10月19日に開学
[入学者数]
714名
[教育期間と学位]
 学士の4年間(土木工学科は4年半)でエンジニアリングを含む学士号をHUTECHから取得
[学 科]
・Information Technology(情報技術)
・Mechanical Engineering(機械工学)
・Control Engineering & Automation(自動制御工学)
・Civil Engineering(土木工学)
・Food Technology(食品工学)
・Business Administration(経営学)
・Tourism & Hospitality Management(旅行・観光学)
・Accounting(会計学)
・Finance & Banking(財務・銀行経営学)

[教育目標]
 これまで、広範囲な技術の教育を着実に進め、社会に役立つ人材を送り出してきたHUTECHを基盤とし、日本との連携でユニークな日本語教育と日本の“ものづくり”の方法を教育に取り込むとともに、インターンシップを通じて日系企業との接点を強くし、社会で役に立つエンジニアを輩出する。

[ミッション]
●全学生が日本文化と日本語を徹底して学ぶこと
●「ものづくり」の実践力をつけ、専門知識を学ぶこと
●日本の産業界・大学と連携すること
●即戦力として社会に貢献すること
●日本とベトナムの懸け橋となること

[教育の特色]
 日本の企業の要請に応えられる優れた人材を輩出
1.日本の“ものづくり”のスキルを導入して、今までにない画期的で活力のある教育を目指す。そのために、金沢工業大学の支援を受け、金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育を導入。これは、チーム活動の中で、問題を発見し解決まで導く訓練法。学生たちは、現実の問題に対して自ら考える力とコミュニケーション能力を身につけ、社会・企業で即戦力になる教育を受ける。
2.短期間で高いレベルの日本語能力を獲得する。加えて日本との連携でその文化を学び、正しいマナーを身につけた学生を育てる。ベトナム人教師による文法教育、日本人教師による集中的な会話練習を取り入れる。
3.インターンシップを通じて3年次に4カ月の日本企業での研修を行う。企業の要請に応える教育を目指し、学内で得た知識・知恵をも活かして、卒業後には日本の企業で活躍できる学生を養成。

[採用されている金沢工業大学のカリキュラム] 
 「プロジェクトデザイン」「安全」「技術者倫理」「技術者と社会」「技術者への導入」「IT」「インターンシップ」
 チームで問題発見・解決に取り組む金沢工業大学オリジナルのプロジェクトデザイン教育を主柱とし、日本企業で求められている安全や環境(廃棄物の削減やリサイクル、職場の改善提案など)、省エネ、生産性の向上など、日本型“ものづくり”についても専門教育とインターンシップを通じて幅広く学ぶ。

【金沢工業大学のカリキュラム採用の経緯】
 2020年までに産業立国を目指すベトナムは日本企業を積極的に誘致しているが、 日本人経営者のもとで実際に会社を動かしていく技術者やマネージャーが極端に不足していることが、日本企業のベトナム進出にあたっての問題となっていた。
 そこで、ベトナム経済の中心地、ホーチミン市にあるホーチミン市工業大学(HUTECH/Ho Chi Minh City University of Technology)が、日本のものづくりを理解した技術者、マネージャー育成を目指す日本型ものづくり大学として「越日工業大学」を市内に新たに設立することになった。
 ホーチミン市工業大学は、2014年5月、日本の主な理工系大学を視察しカリキュラムを調査。その結果、「チームで、多様な解決策が存在する問題に取り組み、解決すべき課題を明確にして、制約条件のもとで解決策を創出し、実施する」教育プログラムをカリキュラム全体で実施している金沢工業大学が“日本型ものづくり大学”として最も優れていると評価され、金沢工業大学がカリキュラムを作成し提供することになった。
 これに伴う協力関係に関する覚書の調印が2014年6月30日に金沢工業大学で行われた。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp

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