■はじめに
みなさん、こんにちは。このコラムでは、RHEL7/CentOS7のLinuxサーバー管理に役立つ情報をお届けします。今回は、systemdと連携してサービスのログ管理を行うjournaldサービスを紹介します。
これまで、サービスに関連するデーモンプロセスが出力するログは、システムログファイル/var/log/messagesにまとめて出力されることが多く、特定サービスのログを検索するのが面倒なこともありました。journaldを利用すると、このようなログの検索が簡単になります。
■journaldの仕組み
本連載の[基礎編Vol3]で紹介したように、systemdでは、各種のサービスの状態をきめ細かに管理しており、サービスに関連するデーモンプロセスが出力するログについても一元管理を行うようになっています。このログ管理機能を提供するのが、journaldサービスです。
これまでの環境では、サービスのプロセスが出力するログは、rsyslogデーモンを経由してログファイルに書き込まれていました。journaldの環境では、これが図1のように変わります。サービスのプロセスが出力するログは、はじめにjournaldが受け取って、独自のログデータベースに記録します。その後、同じメッセージがrsyslogデーモンに転送されて、従来のシステムログファイルにも書き込まれます。
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図1 journaldによるログ収集の仕組み
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