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【南寧(中国)2015年12月18日新華社=共同通信JBN】China Finance Corporateと南寧市は15日、中国南部の広西チワン族自治区の首都南寧で初の中国・ASEAN通貨指数(CAMI)を共同して発行した。この指数によると、中国通貨人民元はASEAN諸国通貨より速く上昇し、レートもASEAN諸国通貨に対する米ドルの上昇より速い。
CAMIは主要通貨の交換レートと中国、ASEAN諸国間の貿易のデータに基づき、人民元とASEAN諸国通貨の交換レートの変動を総合的に反映するものである。この指数は中国・ASEAN自由貿易地域(CAFTA)の通貨交換のために効率的な参考基準を提供し、通貨・金融協力を促進する。
市場の需要の急速な増加により、通貨交換レートはCAFTAの重要な問題となっていた。元建て資産の外国保有や国際決済での人民元利用の急速な成長は、長期的には通貨交換のコストを下げるとみられる。CAMI計画は人民元の国際化で重要な役割を果たすだけでなく、中国とASEANの間の地域的な貿易と投資を促進するだろう。
指数の運営規則によると、CAMIは2010年8月19日を基点とし、100を基準ポイントとする。ASEAN加盟国の通貨が通貨バスケットに含まれ、各通貨の比重は2国間貿易加重方式で算出される。指数の安定性と比較可能性を考慮して、各通貨の比重は3年ごとに調整される。
2015年12月14日のCAMIは135.82ポイントで、基準ポイントより35.82上昇している。これは人民元がASEAN諸国通貨に対して上昇したことを示す。ASEAN諸国通貨では、マレーシア・リンギット、シンガポール・ドル、タイ・バーツ、インドネシア・ルピー、ベトナム・ドン、フィリピン・ペソが指数の動向への影響力が大きい。
ソース:Nanning Municipal Bureau of News
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