クリティカルなインフラストラクチャ環境向けに設計されたWR31は、現場への訪問がほとんどないか困難な環境において多数のリモート資産を管理する業界に対応します。加えて、グローバルなHSPA+および4G LTEネットワークをサポートすることにより、WR31は、ワイヤレスネットワーク要件の進化に合わせて将来的に使えるルータの設置の柔軟性をカスタマに提供します。
■工業要件を満たした工業グレード対応
WR31の要は、公共事業や工業マーケットにおける高信頼性・高セキュリティアプリケーションに求められる機能をサポートする、Digiのライセンスフリーのエンタープライズルーティングソフトウェアとセキュリティソフトウェアです。WR31は、SCADA(リモート監視・制御システム)、テレメトリ、その他のネットワーク運用に最適です。電気・水道事業、国や地方自治体の交通機関、オイル/ガスの製造、排水設備、製造オートメーション会社への導入を見込んでいます。
■最適な選択を実現するマルチキャリアの柔軟性
WR31は、カスタマのニーズを実現できる最適なネットワークとキャリアを選択するためにソフトウェア選択可能な3G/4G LTEを提供することで、企業が手ごろで利用しやすいセルラーコネクティビティ能力を活用できるよう、いくつかのタイプを用意しています。
DigiのM2Mルータ、TransPortファミリの1つであるWR31は、北米向けには、1つのデバイスで北米全域において使えるVerizon、AT&T、Sprintの2G、3G、4Gネットワークを接続できる機能をカスタマに提供するため、Gobi 4G LTEを提供します。
インターナショナル向けのWR31では、HSPA+フォールバックを備えたグローバルLTEまたは、またはグローバルなHSPA+バージョンが利用できます。
その結果、Digi TransPort WR31は、企業がいかなるキャリアやネットワーク種別がそれぞれの場所で最適かを心配することなく、即座にM2Mが配備できるよう、地理的に流通したデバイスの広範なセットに容易かつ確実に接続します。
■いかなる実装シナリオや状況にも対応する強化設計
強化されたアルミニウム筐体とDINレールフォームファクタを備えたWR31は、キャビネットや全天候型の筐体、変電所施設で使用するために設計されています。本製品は、危険な環境での使用やローカルのセンシングやアラームアプリケーション用のI/Oサポートを実現するために、Class 1/Division 2およびATEX規格に準拠しています。
■三層の常時接続アプローチ
WR31を配備するオペレータは、デバイスをオンラインで維持するための三層のサポートを得ます。Digi Remote Managerは、一度に大量のデバイスのコンフィグレーションおよび潜在的な問題のレポートを中央のポータルに提供します。Digiのエンタープライズソフトウェアは、Digiが特許を持つVRRP+(Virtual Routing Redundancy Protocol)およびSureLink接続ソフトウェアのような冗長機能をサポートします。最後に、WR31は、途切れないネットワークコネクティビティが求められ、サービスレベル合意書(SLA)の順守がアプリケーションにとって不可欠な、1つのサービスプロバイダから他へのフェイルオーバ経由での常時接続サービスを提供するため、デュアルSIMに対応しています。
「DigiTransPort WR31は、ヘルメットをかぶるネットワークエンジニア向けに特別に設計されました。もはや彼らは、レガシーの工業製品上に3Gを搭載しようとするベンダに我慢する必要はありません。Digiの実績のあるシリアル、IP、I/Oネットワーキング能力をプラスした先進の4G LTEルータを使うことができるからです」と、Digi InternationalのCTOであるジョエル・ヤングは話しています。
Digi TransPort WR31の希望小売価格は、589ドルから699ドル(エンタープライズソフトウェアライセンスおよび5年間保証含む)で利用できます。本製品の詳細はwww.digi.com/wr31をご参照ください。
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